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エンタメとしてなかなかなレベルで楽しめた。天才の双子の姉グリンダが失踪したため、身代わりとして異国に家庭教師として女装して行くことになった男の子が主人公。王様ファミリーはかっこよかったり可愛らしかったり色とりどり。ハプニングは多々起きるもラッキーで正体がばれることなく過ごせてしまう。第一王女聖羅との触れ合いという一本のテーマをもち、起承転結すっきりと物語が組まれているので安心して読める。文学少女シリーズの作者だと知り納得。タイトルこそ今風だが、筆者が学生時代に書いた小説が元になっているらしく物語自体は王道。飛び出るところはないが安心して読める。
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評価:☆3.5
姉である失踪した万能の天才グリンダ、そしてその双子の弟である主人公シャールが抵抗も虚しく女装させられ、同盟国の王様一家の家庭教師をやることに・・・というのがストーリー。
能力の違いどころか性別も違うので苦労の連続、その辺のドタバタコメディが魅力でしょうか。
まぁベタと言えばベタな展開ですし、タイトルと最初の方は読んでて「大丈夫かこれ・・・?」と思ったものですが、読後の温かさはやはり野村さんの良さが出てるなと感じる。
変に重い展開はないので、文学少女やヒカルと比べるとライトノベルらしい作品かなと。
これからどう進めていくのかは分からないけど、家族愛とかを重点に置いてくれると自分好みで嬉しい。
竜樹王子みたいなキャラが好きだwデレた聖羅姫も中々の可愛さ。
とりあえず続刊は読んでみる予定。
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この作品のヒロインって誰になるんだろう?立ち位置的には聖羅なんだろうけど、9歳児って色々な意味で大丈夫なんだろうか?一応アニスともフラグが立っているようだけどどうなるのかな?
この作家さんはどうにも冴えなくて頼りないけれど、決める時はピシッと決める主人公の描き方が本当に上手なんだよなぁ。
本作の主人公シャールもグリンダの代わりとして女装させられたばかりの頃の言動は何から何まで情けないのだけど、竜樹を助けた辺りから印象を見直してしまうような立ち回りがちらほら。特に聖羅の本当に欲しいものを2段階で当てた姿は立派な主人公だと褒めたくなる
第一巻の時点で人間関係がややこしいことになりかけているけど、これからも更にややこしくなりそう。竜樹がシャールに惚れるのは予想の範疇だったけど、ギルマーまで惚れるとは思わなかった。
そしてグリンダが失踪した理由も謎だけど、わざわざエーレンに立ち寄っているのもよく判らないな。その辺りの理由は今後明かされるんだろうか?
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語源からの意味あいでなく
そう呼ばれる作品がよくもつ雰囲気としての
メルヘンな感じの少女小説
というか少女向け小説すなわち少女向けライトノベル
が少女向けライトノベルでは「姫もの」としてしか通用しないので
(少年向けはバトルがないと通用しないのと同じだが)
色の気の味付けまわりの変奏がなかなか大変であることよ