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実際に「ゾンビのウィルス」が横行したらなるほどこんな感じだろうなー、という漫画。進行度でレベル別に分けられてるのもなんかリアル。
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内容紹介
日本の片田舎にゾンビが出現!? 性交渉により感染し、極度のストレスを受けると動く死体ゾンビと化す恐怖のウィルスに侵されている、ニートの赤星逝雄。死への恐怖と闘いながらも残り少ない日々を恋に趣味に生きる逝雄の青春を描いたゾンビ漫画の名作が映画化に伴い、再発売。そのラストは、「漫画アクション」連載時、読者に衝撃を与えました。作者は同業者に多くのファンを持つ、漫画界のミュージシャンズ・ミュージシャン、古泉智浩。
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感染し、容態が悪化すると、
ゾンビになってしまうウイルスが地方の町に蔓延。
元カノから移されちゃった赤星くんは、両親と健気な妹に支えられ、
自分が自分でなくなる日が来るかもしれない恐怖と闘って生きる。
……怖いもの見たさで借りて読んだら意外にハマッた。
カクカクしてるかと思えばヘナヘナという極めてぎこちない絵柄だけど、
物語の雰囲気と噛み合っているから、いいと思う。
いいと思う自分の感性が、ちょっとどうかしているのかもしれないが(笑)
意外に真面目なテーマを、深刻になり過ぎず、逆にフザケ過ぎもせず、
上手くバランスを取って描いている気がして好感が持てた。
などと言いつつ、p.184-185
「(ゾンビは)階段は降りれないんじゃない?」から「落ちてきた」「うわー」で
噴き出しました、すみません。
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家族がゾンビになってしまったら…。そういう話。
同名タイトルとして実写化が決まった後、新たに作者の映画化についてのあとがきを追加した新装版。
ゾンビになる菌が発生した日本。ゾンビへの感染が増える。
ゾンビ菌に感染すると徐々に症状が現れ、最後は完全なゾンビになる。 症状によって警戒レベルが設定されていて、レベルが上がればよりゾンビに近づく。段々と運動能力も弱っていき、時折、ゾンビ化するなどの症状が出てくる。
ゾンビになると見境なく人を襲うようになる。いわゆる「ゾンビ」の行動を取る。
そんな世界観の中、物語はある家庭においての話にスポットが当てられている。父、母、兄、妹の四人家族。兄が感染者。一家の行く末は如何に…。
ゾンビもの。という事で一番始めに読者が限りなく減る。
次に、お世辞にも魅せる絵ではない。独特の雰囲気があって好みもあろうが、一般受けはまずしない。
そして、下ネタとくだらない笑いが多い。そこでさらに読者を分ける。
但し!取り扱っているテーマが実は重い。
ゾンビになってしまうかもしれない息子を想う家族。世間の目。ゾンビに対する恐怖。
未知の病気にかかってしまったのと似たようなテーマであるとも思う。 上に挙げた特徴からそんな感じはほとんど感じる事ができないのは良し悪し。
良い意味では重いテーマではあるが軽く読める。
悪い意味ではせっかくのテーマがうやむや。
全て踏まえてこれでいいのかもしれない。
内容は中途半端で終わってしまっているので詳細な設定を決めたものを読みたかった。
見所は最終話の父。この一冊の全てはこの為にあった。と勝手に解釈してみる。
加わえて、作者はゾンビ映画が好きだとあとがきでも記しており、そういった考え方や捉え方も真摯に綴っているので、必見!実に中身のあるあとがき。