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ああ、いい本だった。"Make it work, (形にしよう)"、デザイナー志望の若者がコレクションを完成させるまでを追ったドキュメンタリー「プロジェクト・ランウェイ」の司会者、元NYパーソンズの学部長だったティム・ガンが半生を振り返る。
自分のセクシュアリティへの葛藤、母親との確執、父親の秘密、ここまで言っていいのかしらと心配になるが、このひとの批判が憎めないのは他者に対する普遍的な愛情があるからではないか。
無性愛者を自認していても女性の服に対してセクシーと言うことができるのは、社会的にみたセクシーという記号論か。
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プロジェクト・ランウェイの裏話目当てに。テレビ局の予定通りならあの番組にはお針子さんがいるはずだった、とかびっくり!
お父さんがフーバーFBI長官の部下で長官のゲイ疑惑について触れているところが大変興味深かったです。この件についてはイーストウッド監督が映画にするらしいので映画見た後にもう一度この本を読み返してみようかなと思います。
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人生のTipsがウィットにとんだ言葉で紹介されていて素敵だと思った。また、それに伴うファッション業界の小話が秀逸。アナウィンターのエレベーター事件等笑いが絶えなかった。
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アメリカのファションコンサルタント、ティム・ガンの自伝本
ティム・ガン自身の人生観が独特の視点から書かれていて大変面白かった。
人生における本当に大切なエチケットの話がGOOD
この本を読む前は、彼のテレビでの振る舞いから、もっと独善的で一方的な「マイルールブック」なのかと思ってたけど全然違った
ファションはTPOの合わせて着るもの。
そしてファショナブルとはそのTPOと着る人の個性が表現されるから美しいんだろうなと読んで思いました
ファションに興味のある人、これからクリェーションの現場に入って行くすべての人にオススメです
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「ティム・ガンのファッションチェック」が面白いらしい、と聞いた時に図書館へ予約をいれた本でした。
なので、書かれてる内容は、ファッションのことだと思っていたのですが、予想しない素敵な本でした。
誠実に生きていくことを励まし応援してくれるような、マナー本である部分が8割。
ティム・ガンの人柄を形作っている経験を紹介した部分が2割。
一見、非常に保守的に見えるティム・ガンが、挑戦を続ける勇気ある人だとわかります。
そして、礼儀を大切に生きるよう励まされます。
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ファッションの本というより、人生観の本だった。個人的には、マーサ・スチュアートのことに興味があるのでおもしろかった。
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以前読んだティム・ガン氏の本よりも好みだった。
エッセイのような指南書のような内容で、様々なエピソードも
興味深い。
すでに権力を持っている先生が生徒を怒鳴りつけて権力を手に入れる必要は無い
というのはわかりやすかった。
また、権力を乱用する人がいる一方で権力を主張したがらない、
例えば友達親子のようなケースもあるというのも頷ける。
それはそれで、乱用するのと同じく害悪である。
ファッションはお互いのためのドレスアップであり、
街を美しくするという考え方は新鮮だった。
きちんとした恰好をすることは社会貢献になるわけだ。
クロックスとアグの件はちょっと笑ってしまった。
自分もクロックスは履きやすいのだろうとは思うが
全くおしゃれだと思えないでいる。
トニーカーチスの女装のエピソードも良かった。
何をするのであっても全力を尽くすというのは本当に尊敬できる姿勢である。
家に招かれたゲストはできるだけホストに頼らず自立し
自分で食べ物を買うかホストディナーに連れ出すというのは非常にスマートだ。
自分も見習いたいと思う。
日本食の件は色々と疑問に思うところがあった。
私もさばいた魚に酒を飲ませるのは下品なパフォーマンスだと思っているが
一般的な日本食とは違う気がするし
韓国と日本片方の国に先に行ったと知れたらうまくないから
ソウルと金沢に一度に行けないという件も、
それを気にするのは韓国だけだろうと思った。
人にアドバイスする前に、
言おうとしている事は本当に相手の役に立つのだろうかと
いつも自分に問いかける。
これは本当に大切なことだと思う。
単なる自己満足や嫌味にならないよう、いつも問いかけるべきだと思った。