紙の本
多くのビジネスマン読者へ送るエールである
2012/02/09 20:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らうろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
名門生保会社が経営破綻し、外資系企業に買収されるまでの経緯や背景を描いた小説。「千代田生命」がモデルのようだ。
更正特例法の適用→破綻生保組織のミドルである主人公と、管財人として乗り込んできた弁護士や外資経営層との攻防シーンでは、それぞれの思惑や利害関係を浮き彫りにしたところが興味深い。
加えて、破綻企業の有力資産に食指を伸ばす政治家に対して、非難を込めた主人公の台詞が印象的だった。
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東京の八重洲ブックセンターに立ち寄り、思わず買いました。
事実を題材にしていることと生保業界のことなので、その当時のことを思い出しながら、秋田に着くまでに一気に読んでしまいました。
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千代田生命の破綻を扱ったもの。主人公が熱く、かっこよすぎ。最後は、作者の今の不満を主人公に語らせている。
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高杉良氏らしい一冊。生保の実話に基づき仕立てあげていくストーリーはいつもながらだが、その中で管理職たるものはこうありたい=本分を、押しつけがましくなくさらりと読ませる。
ただ、本当に彼らしい作品を超えるものでもなく読後の新鮮感、サプライズは無い。
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生保、どこが潰れ、どこが合併し、どこが外資に、そしてまたどこかに売却、合併。
もはやさっぱりわからん。
私も損保の代理店の仕事の経験あり。そして破綻も経験。
結局泣くのは客。とんでもないわい。
一気に読みました。
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経営破たんした千代田生命がモデルとなった高杉良のビジネス小説。
うん、ちょっと物足りない。
山場があるわけでもなく、何だかなーって感じで一気に終わってしまいましたとさ。
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日本の保険会社が社長の世代交代が遅れた事により経営破綻になり、それに関わった社員の行動が書かれていた。
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高杉氏の小説にありがちな構成。優秀な若手の社員が同僚と助け合いながら上司・社長を動かして、会社の危機に対応するストーリー。
この作品は、読みやすいが、いまいち盛り上がりに欠けるように感じた。他の作品に期待。
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やっぱり高杉作品は面白い。
高杉さんの本を読むといつも『自分が男だったら』と思います。
最後の管財人との対立が本当に面白かった。
私に経済知識がもっとあればと悔やまれました。
しかし、いつも主人公はスーパーマンのようなエリートばかりなのでたまには駄目サラリーマンの話も読んでみたいかも。
途中、経済の話になるとついていけなくなったので、★4つで。
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リーマン・ショック時の生命保険会社の倒産〜再生機構のよる外資への売り
入社1年目の社員が社長に直談判〜40歳で課長級になり、再生機構、管財人室長になり活躍する
金融系の当時の内情を調べてある小説
若者がそこまでできれば大したものだと思うが現実的にはとおもう、逆に経営者の無駄使いや政治家との癒着については結論出ず、そこをスッキリしてほしいと思ってしまった。
長いものには巻かれないにしても勝てないという現実的な比喩かもしれない。
さすが高杉さんの小説、読みやすかったです