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リュウの過去も明かされ、麻薬絡みの暴力団との争いも決着へ。
いまいちかなぁ。リュウ側がスーパーマンすぎやしないか・・・
三田は、なんか好感持てるんだけどね。
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Ⅰでは「この新境地はどうなの?」と疑問に思いながら読んでいたけど、読み進めるうちにはまる!Ⅰに比べ、一作で完結していない部分はあるが、長編とまでは感じないので、軽く読める。
味のある登場人物もさらに磨きがかかり、新境地に納得。福田和代初読みの人にもオススメ。
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毎回毛色の違う作品を読ませてくれる作者だが、本作も同様で、これまでの作品とは一味違う新境地。警察ミステリとハードボイルドを、豊かなキャラ造形でふんわりと包んである。
連作短編となっているが、全体で見ると長編のようにも思える。一話ずつ区切りをつけることで、各短編のテーマが色濃く浮かび上がる。この作者は短編で読む方が面白い。
淡白に見えたキャラも、ストーリーが進むにつれて、それぞれ個性が沁み出してくる。刑事と若者ふたりの微妙で緊迫感のある関係が興味深い。読者に深読みさせる余白の割合もいいし、薬物を軸にした被害者たちのドラマにも吸引力がある。
ただ、ミステリという視点で見ればやはり弱いものがある。謎解きよりも個々のドラマで魅せる作品なのだろうが、そう見ると、各話が似通っているので全体的に単調だという感は否めない。ハードボイルド色もよく効いているが、もう少し踏み込んでも良かったように思う。無駄にユーモアな味付けは逆に苦味となって、やや不快感。
三人のうち誰が主人公になってもおかしくないキャラなので、シリーズ化もできそうだが、やっぱりこのまま終わるのがいいのかな。
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スケールの大きい犯罪や災害を書いてきた作者の警察小説。新境地という謳い文句は大袈裟じゃないと思う。
脇役がいい。オカマバーのママ、スポーツ用品店の店長、年長の後輩刑事。何れも人生の経験値の高そうな人物が、さりげなく出てきて主人公に絡む。こういうのは好きだ。
久しぶりにアイリッシュウィスキーが飲みたくなったのでタラモアを買ってきた。次はたぶんバーボンでジムビーム。
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おもしろいのだけど、ストロベリーナイトのシリーズを読んだ直後だと、ちょっと設定に粗が目立つ気がしてしまう。
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いくつかの事件が最後には…。なかなかよく考えられておりました。とりあえず大団円でしょうか。それとも、「上/下」としなかった所から察するにまだ続くのか。
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前回『スクウェアI』を借りて読んだので、続きが気になりIIを借りてくる。
リュウにそんな事情があったのかぁ。
掴みどころのない雰囲気を持っているのに、意外と周りから気を遣ってもらってるタイプのよう。
人に気にしてもらえるっていいなぁ。
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内容(「BOOK」データベースより)
その男は、洗いたての糊の利いたシャツを思わせた。バー“スクウェア”を中心に事態は動く。男たちが描いたシナリオは佳境へ。大阪府警察本部・刑事部薬物対策課所属三田靖彦惑う。
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短編集だが、覚醒剤問題という大きな流れが最終章できちんとまとまってよかった。ただ、少々苦しいというか、サービスし過ぎ?という箇所もあったか・・・
リュウも宇多島も三田も、さほどの活躍ではないのに、最後まで面白く読めた。ゲイバーのママおけいもカッコ良かった。
それぞれが1人でも主役を張れる感じがする、スピンオフかⅢを待ちたい。
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前作からの続き。路地の行き止まりに
佇むバー「スクウェア」。そのマスターの
「リュウ」の正体の謎が序々に分かっていく今作。
その中で刑事という立場から、リュウとの
関係を思い悩む主人公の「三田」の葛藤が、
年下の無鉄砲だけど憎めない男に、実は
すっかり魅了されている...なんだか微笑ましく
イジらしいw。
リュウ達の薬物に対して関わりが次第に
明らかになっていくにつれ、立場と方法は
違えど、目指す方向は刑事である三田と
なんら変わらないところが、客とマスター
がカウンターという隔て同様に微妙な距離に
あるようで、馴れ合わないけど、互いを認める
男臭さがいい。
バーが舞台の作品といえば東直己作品を
思い出しますが、今作もゆっくりでいいので
さらなる続きを読みたいものです。
もちろん、チビチビと飲みながら。
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警察に関係がばれるかばれないかのハラハラ感。男だらけの面白い関係だったからアリサは戻ってこなくてもよかった。大迫のショートストーリーがなかったのが残念。
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登場人物も魅力的だし、話も面白いけど、よくある設定でストーリーなんだよね。
あえて、福田さんで読みたいとまでは思わない出来でした。
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刑事の三田はリュウのバーの常連。薬物事件に関係して何かを知っていそうなリュウは相変わらず謎人物。もうちょっとで交じり合いそうで、ギリギリのところでそうならない感じがモヤモヤとなった。リュウはいつも沈着冷静でロボットみたい。
派手に盛り上がるってわけじゃないけれど、ジワジワくるもんがある。II巻に入って、ようやく私もノッてきた。
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大阪北のお初天神通り。その片隅にあるスクェアと言うバーがこの作品の舞台だ。行き止まりにあるこのバーに迷い込んだ刑事とそのバーのバーテンダーの話だが、私が現役の頃、このお初天神通りに良く行った事もあり、非常に懐かしい気にさせてくれる作品だ。大阪に住んでいる方にはおお勧めだ。