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憧れの都会で流されるままに暮らす女の血脈。深き森で暮らす原始人たちの真実。ごく普通の男子中学生の前に現れた天使の目的。父の書斎で発見した一冊の本に翻弄される男の運命。天才スケート美少女を見守り続ける少年の淡い初恋。すべてを手に入れたミュージシャンが辿り着いた場所。警視庁新宿署新宿六丁目交番に勤務する諸星巡査長の意外な日常―引き込まれるストーリー、予想外な結末を、堪能せよ(「BOOK」データベースより)
帰省・贖罪の地・天使のレシート・あなたの本・見守ることしかできなくて・最後の街・交番勤務の宇宙人
以上7編の短編集。
帰省と天使のレシートはよそのアンソロジーで既読。
今回よかったのはいっぷう変わった初恋物の「見守る~」かな。
他の作品は、特に予想外な結末でもなかったような・・・。
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なんか読み終わると不思議な感じ。これは運命なのかな…変えることができない運命。違う道もあったけどこうなることが運命?みたいな。不思議な7編
「天使のレシート」は本当にラストにあっとする。運命って変えられないんだなと。表題作の「あなたの本」はラストはそうくるかーという感じ。自分の目の前にあったらどこまで読んじゃうのかな。
一番好きなのは「見守ることしかできなくて」だなー。なんか違和感がありつつ読んでいったら最後にあれれ?少し戻って読んでみたらなるほど!
そういうあたりが誉田さんらしくて楽しめた。
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連作となっていない短編集は、作者がいろいろと新しい方向性を模索した作品をまとめたものが多いことが多々あるが、本作はまさにそういった作品で、乗りに乗っている作者だけあって、ついででうれちゃうだろうという乗りで企画されたものが多い。本作もまさしく、そういった感があり、模索はしてみたものの、模索で終わってしまった作品が多く、がっかり感が残る。最近の作者の作品のレベルを期待する向きには正直、お勧めできない。
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短編集。予想外な結末っていう括りらしい。
結構、なんじゃコレっぽい話が多く、全体的には悪くないけれど、アタリもあれば、ハズレもあるねって感じ。
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なんていうのかなぁ。
今までとは違った形で後味の悪い話あり、すっきりする話ありの短編集。
タイトルはその中の一つのお話で、自分の未来が記載された本を見つけてしまった主人公がどのような人生を歩むのかが書かれています。
ラストに主人公に降りかかる心情はどうだったのだろうか。
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憧れの都会で流されるままに暮らす女の血脈。深き森で暮らす原始人たちの真実。ごく普通の男子中学生の前に現れた天使の目的。父の書斎で発見した一冊の本に翻弄される男の運命。天才スケート美少女を見守り続ける少年の淡い初恋。すべてを手に入れたミュージシャンが辿り着いた場所。警視庁新宿署新宿六丁目交番に勤務する諸星巡査長の意外な日常―引き込まれるストーリー、予想外な結末を、堪能せよ。
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表題作のほか、「帰省」 「贖罪の地」 「天使のレシート」 「見守ることしかできなくて」 「最後の街」 「交番勤務の宇宙人」
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色とりどりの物語である。いろんなテイストが愉しめる。じんわりと胸を温めてくれたり、切なくさせてくれたり、きゅんとなったりと、読者が抱く感情も物語によってさまざまである。だがそれは、ラスト直前までの話。捻じれているのである、どの物語も。捻じれ方もそれぞれで、タオルを絞るようにぎゅっと捻じれていたり、掌を返すように軽やかに捻じれていたりする。好きで在る。ラストで必ず、そうきたか、と思わせてくれる一冊。
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短編集。ミステリやホラーやしんみりできる物語、はたまた笑える物語までバラエティ豊かなテイストが楽しめる一冊です。
お気に入りは表題作「あなたの本」。こんな本がもし手元にあったら、見たいような見たくないような。きっと恐れつつも見てしまうような気がします。だってこの結末……まさかこうなるとは!
「交番勤務の宇宙人」もいいなあ。かの有名なあの異星人がなんだかとっても可愛いです。
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いろいろと書きたかったんだろうなぁ~とはわかるけど「武士道」や「姫川」シリーズに比べてしまうとなぁって感じでした。
誉田さんらしい後味悪さは健在なんだけどちょっと物足りなさのほうが上回ってしまいました。
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短編。。
サクサク読めて良かった。
ファンタジーっぽい宇宙の話がでてきたり、
近未来の話だったり、
1つずつのお話がまるで、映画みたいだった。。
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いろんな味わいのある短編集です。最初の方は好きではなかったのですが、ほんのりあたたかくなるような短編もあります。でも全体的にまとまりがない感じでした。
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誉田哲也の異色短編集。
ミステリー、サスペンス、警察小説の印象が強い(スポーツとかバンドものもあるけど)誉田哲也だけど、こういうのも書くんだぁ…。
不思議な読後感のものが多い。
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誉田さんのショートショートを読むのは初めて。
いまノリに乗ってるだけあって、切れ味のいい文章。ちょっとだけ隙を感じさせる主人公による、独特な雰囲気を生む一人称の視点。
この短編集、例えるなら、ものすごく上等な調理器具を使いながら、毎日インスタントラーメンを作ってるみたいな、へんてこな作品だと思う。
ずばり、面白くない小品が多い。
唯一納得できる物語はスケートの話ぐらいだな。
なんとなく、伊坂風の軽妙さを感じたけど、誉田さんの空気感にそれは必要ない気がします。
本作の内容には非常に低い評価をもっているのは事実だが、同時に作者の力量に注視すると、さらに大きくなってると感じ、期待も膨らむ自分がいます。
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世界観が分からず、苦戦してしまう作品もあったり、
読後感の悪いものは、苦手なので、
半数は苦手な作品。
終わりは、やはりハッピーな気持ちになれるものがいいな。
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誉田哲也の短編集、それぞれの話全てテイストが違う内容の物語だった。
普通のもあれば、超面白いのも、あまり合わないものもあった。
オススメは『見守ることしかできなくて』これは、胸がクッとなるストーリーもう一つは『交番勤務の宇宙人』これは、スゴク面白かった。
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初めて作者の短編集を読みました。
いわゆる「世にも奇妙な」ストーリーですが、後味の良し悪しなど好みは分かれると思います。
刑事ものや青春ものなど幅広い作品を描いている作者の新たな世界を読めたという感じでしょうか。