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世界No.1経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」の記者と経済学者が、本当に役立つ50の経済指標を厳選。
経済の動向を示すデータの動きが読み解けるスキルが身につき、経済の変化をいち早く察知できるようになるので、景気の変動に左右されることなく大切な資産を守り、着実に増やすことができる。
基本的な経済指標を押さえつつ、知る人ぞ知る指標も多数紹介。
▼「監訳者まえがき」より抜粋
経済の先行きが不透明さを増している中で、自分はどのように生きていけばよいのか。国の経済政策は、どのようなものが望ましいのか。個人の資産運用あるいは資産防衛はどうあるべきか。さまざまな問題意識を抱いている人は少なくないでしょう。
しかし、そこでただ立ち止まってしまっては、物事は前に進みません。
忙しい日々の中でも、できるだけ効率的に関連する知識を吸収したうえで、自分の今後の人生を大きく左右する問題として、「経済」と、正面から向き合おうとする姿勢が大切です。
世界各国の経済は、モノとマネーの双方を通じて、複雑に絡み合うようになりました。このため、ギリシャなど欧州で財政の危機が深刻化すると、日本でも景気悪化や株価下落が生じます。タイで大洪水が発生すると、日本でデジタルカメラが品不足になるといった事態になるのです。できるだけ効率的に、関連知識を吸収することが大切になってくるのです。
世界一の経済規模を誇り、世界経済のハブ(中心軸)になっているのは、何といっても米国です。日本の経済は、米国の経済の好悪によって、多大な影響を受けています。日本の株価は、米国の株価に連動して上下に動くケースがほとんどです。そこで、米国の経済がどのように動いているのかが、「この指標さえチェックしていればわかる」という本はないのだろうか、という話になります。本書『ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール』は、まさにそうした本だといえるでしょう。
私は、マーケットの視点から経済を分析し予測していくエコノミストとして、すでに22年以上働いています。そうした私の知識や経験から見ても、サイモン・コンスタブル、ロバート・E・ライト両氏が著した本書の記述には、うなずかされる部分が数多くありました。たとえば、「はじめに」の中にある次のような記述は、私がいくつもの著書で主張してきたことと、ぴたりと重なりあっています。
「経済指標は、経済の変化をいち早く察知するための道具です」
「ここで取り上げた経済指標が、すべてではありません。経済のヒントは日常のさまざまなところに転がっています。自分の目でそれを探してみてください」
「他人の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分自身で判断できるようになりましょう」
この本の原書を読んで、私がまず感じたのは、「どこからでも読める読み物になっているな」ということでした。米国の経済指標を紹介する本は日本でも多数出版されていますが、それらの多くは「事典」の性格が濃いものです。無味乾燥な記述の羅列で、読んで楽しいものだとは、けっしていえません。ところが本書の場合は、各節があたかも��ラムのように書かれており、まさに「読んで楽しい内容」になっています。しかも、「どこから読んでもよい」のです。
対象にしている読者層が広いということも、本書の特色でしょう。
外貨や株式などで投資をしている人や、ビジネスマンにくわえて、シニア層、主婦、学生など、さまざまな人が読んで楽しめる、あるいは有益な知識を得ることができる内容になっています。
そして、マーケットで働いているプロにとっても、この本は、米国の経済指標の見方をブラッシュアップするうえで、さらには新たな知識を吸収するためにも、きわめて有益なものだと思います。
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知らないことが直接的に不利益につながるこの世界(=金融市場)において、過去、現在、未来を知る手がかり(の一部)がこんなにあるのか、と思い知った。日経やマーケット情報を丁寧に読んでいくと確かにこの本で紹介されている指標が登場する。世界は広い。
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経済に疎い身として、数字を読めるようになろうかな、と思ったので。
株をやらないのであれば、あんまり読んでも仕方ないような指標ばかり。というわけで、私にはあまり訳には立ちませんでした。
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50の経済指標を紹介してくれますが、類書と違うのは、「投資にどう使えばいいか?」が書いてある点。
基本的に、アメリカの経済指標について書かれたものですが、日本にも同じ経済指標がたいていありますので、参考になります。
紹介されている経済指標は、例えば、
・自動車販売台数
・BBレシオ
・ISM製造業景況指数
・バルチック海運指数
・日銀短観
・空売り残高
・イールドカーブ
・小口投資家
・ウェイトレス美人指数
など。
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【ちょっとマニアな指標辞典】
一般的な指標ではなくすこしマニアックな指標が載っています。
指標のむずかしいところは、指標自体がどこまで客観的に調査されているかよるところです。グラフの見え方はいくらでも操作できてしまうので、数値本来が持つ意味を理解しないと、見た目に惑わされて間違いをおかしてしまいます。
いろいろな指標を眺めても未来を100%予測することは不可能です。(←少しなら予測できるかも!)
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やっぱり面白かった。でも、面白がってるだけじゃなくて、実際に投資判断のトレーニングの中で活用しないとです。残念だけど、機会と予算がナス。
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監訳者のみずほ証券・上野氏も前書きで言っているが、通常のこの手の書籍がリファレンス形式になっているのと異なり、読み物として楽しめるように出来ている。良書です。
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読みやすく面白い数値の解説を行っているが、どちらかというと辞書として使用すると便利。自分の投資を通して、経済の理解を深めたい。
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みずほ証券のチーフエコノミスト水野泰也氏の翻訳。
アメリカのウォールストリート・ジャーナル紙を元に、
「指標」の見方、重要性を解説している良書。
マクロ環境と捉える上で、50の必要な指標の見方。
日経新聞社の月曜日版には、日本の指標が記載されているがその見方の役にも立つと思われる。
投資をする方は必読ではないだろうか。
勉強本である。
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Y=C+I+Gという経済の基礎を元に、それぞれの指標を紹介していて分かりやすい。さらに株価との関係にも触れていて、良い参考書になる。
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データの読み方から入手先まで書いてあり便利。しらない指標もあるし、ウェイトレス指標なんかも面白くて斬新だった。そういえば昔何かで不況の時は女性のスカートが長くなるってきいたことがある。2〜3年前ってマキシ丈スカート流行ったしね。
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丸善の平積み枠で気になったので購入。(丸善にはWSJの洋書原著がありましたよ)
計50にわたる米国経済を占う経済指標について"どのような要因で動くか"、"なぜGDPへの影響があるか"を軸に丁寧に記述されている。
そもそものスタートをGDPを個人消費・企業投資・政府支出・貿易収支に分解することから始めている。
”GDPが上がるか下がるかを、この分類項目のどこが変化するのか”から推察しようというのが投資判断の材料となるということです。
そして、各指標がどれにカテゴライズされるかをクリアにしているのが素晴らしい。
最後のこれらGDP構成4カテゴリーに所属しない複合系指標があるのですが、指標同士を足してみたり、引いてみたりすることでインフレや不安の度合いがわかったりするわけで、この章も非常に興味深いです。
あと、最後の最後にウェイトレス指数のオチがあるというのが、いかにもアメリカらしくて好いですよね。
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個人投資家に・・・
ビジネスパーソンに・・・
金融関係者に・・・
まぁいろんな人に・・・
世の中にはいろんな経済指標がございまして・・・
いっぱいございまして・・・
定期的に発表されておりますが・・・
大事であろうと思われる・・・
50コの経済指標を・・・
どのように読み取るか・・・
読んだらイイのか・・・
どのように投資に活かすか・・・
つーのがまとめてあります・・・
スゲー基礎的・・・
だけど意外にちゃんと勉強したことないものもあったり・・・
なんとなくしか知らなかったりするものを・・・
もう1回勉強するのにもってこいな本・・・
大事なのは・・・
複数のデータを見比べて、まだ不確かさが残る段階で、早めの判断をするっつーことのようですね・・・
1つのデータだけじゃ・・・
何も言えませんわな・・・
非常に読みやすいし・・・
オススメちゃん・・・
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投資未経験ですが、帯に「シニア層、主婦、学生などさまざまな人が読んで楽しめる」とあったので買ってみました。
実際のところこの指標がどのくらい役立つかは投資をしていないとわからないとは思いますが、「ゾンビ銀行率」「ウエイトレス美人指数」など面白いものもあります。
指数の解説のあとにまとめがあり「データの入手先」や「注目ポイント」「リスク評価」など詳細に書かれています。
最後には経済指標の使い方や、実際に投資を始めるまでの訓練など学習ポイントもまとめられています。
もちろん一つの例だとは思いますが、初心者が読んでも分かりやすいと感じました。
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どのような指標を気にして投資を行なえばいいのかは学ばないとわからないものであるが、この本にある50の指標を用いることができれば経済の動きを機敏に察知できるかもしれない。投資を始めようと考えてたのでとても有用な情報になりました。