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広島市に住む小学生で、サッカー大好きなだいじゅ。原発事故をきっかけに母の実家、広島市に引っ越して来たまや。二人の交流を通じて、原発と私たちの未来を考える絵本。 優しいタッチで描かれている水彩の絵がかわいらしく、あたたかくなる。少し泣いた。
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「どうしてあの子、サッカーしないんだろう?」
引っ越してきたの女の子、いつもぽつんと寂しそう。
サッカーをしないんじゃない。できないのだった。
故郷福島に残り、外で遊べずにいる友達のことを思うと。
原発のニュースがメディアに流れ続ける日々。けれどそのニュースに流れる数字の下には、何千、何万人の人々の息遣いがあり、悲しみがある。その何万の物語の一つが、この絵本の中にあります。
「ねえ、一緒に遊ぼう」
誰かの一歩が人の心を救う。
誰かの最初の一言が、明日をもっと温かい場所にする。
まずは出会い、触れ合うこと。
この絵本がその、扉の一つです。
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タイトルを見て、こんな本が出たか…とドキッとして、著者を見たら、いわさきちひろさんの息子さん、松本猛さんと、その娘、松本春野さんというコンビで二度びっくり。
福島から広島へ移住した家族…か。ちょっと作りすぎな感じもするけど、原子力と核は同じなんだということを改めて思い起こさせる。
いわさきちひろさんのお孫さんが絵を描いているということはなかなか感動的です。
ちひろさん、息子さん、お孫さん…3世代にわたって平和を願う作品を作られているんですね。
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現在の福島を楽観視しないよう、実情を伝える絵本。福島から隣に引っ越して来たまやは、サッカーがとても上手いのに、「やらない。みんなは外に出れないから、・・・線量が高いから」という。中には、「私が悪い子だからこんな事がおきちゃった・・・」なんて言う子どももいるんだ。
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普段あまり行かない図書館で面出しされているのをみて、その場でよんだ
広島に住むサッカー好きな小学生男子・だいじゅと、東日本大震災の影響で福島から来たほんとうはサッカー好きな小学生女子・まやの交流のおはなし
子どもの心はやわらかいから、かたくもなりやすい
震災を自分のせいだと思ってしまう子、自分だけが新たな場所で楽しんではいけないのだという子、彼らのことをわかろうとして何とかしようとする子、いろいろな子どもがいるのだ
エネルギー不足から、原発再稼働が当然と思われつつある
この絵本では、国などの大きな視点でなく、生活する人などの小さな視点に焦点を当てている
ほんとうは、私たちの心身の安全な生活が問題の中核にあって、エネルギー確保などの議論はそこから視線をそらさずに行うべきなのだ
複雑なことほど、シンプルに考えるよう努めなければいけないのだと思う
巻末に「これからの日本を生きる君たちへ」という解説があり、親切だ
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このインタビュー記事を読んで、読んでみた。うーん、複雑な気分。http://mainichi.jp/feature/interview/news/20150407mog00m040010000c.html
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自分がわるい子にしてたから ふくしまに住めなくなったんだと、自分を責める子、みんなが外であそべないのに 遠くに引っ越した自分が外で遊んでいたらいけない 申し訳ないと考えてしまう子がいることを知りました。
同じことを二度と繰り返さないために、原発はなくすべきだ と一人一人が考えることのできるようになってほしいです。そのための教育に 力を入れていきたいです。
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おかあさんの実家広島の学校に転校して来た女の子。元気になってほしい。アメリカ先住民の言い伝えに7代先のことを考えて判断しなさいという言葉があります。つまり200年〜300年先のことを考えて判断しなさいと 自然を大切に と。
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福島の原発で広島に避難してきた子を見つめる男の子の話。
地元に残った友達を思うと外で遊ぶ事もためらわれる子が最後に一緒にサッカーしてる姿には胸を打たれた。
そんな悲しい思いをする子が一人もいなくなってほしいと願わずにはいられない。