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源氏物語に登場する主要キャラクターの1人、1人を、文章と
漫画を使って、章立てをしたダイジェストで纏められており
気になるあの登場人物の話しは、どんな話しだったのだろう?と
思ったときに、目当ての登場人物の章から読めるのが良かった。
また、物語の時系列が被っている時も、最初に状況説明があり
途中から読み始めても大丈夫なように上手く纏めてある。
源氏物語をいきなり古典で読む前に、本書で登場人物を把握して
から古典で読むと、背景がより分かりやすいのでは?と思った。
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今まで、沢山の源氏物語を、読んだけど、一番解りやすい本かもしれない。
古文は、殆ど、書かれていないけど、登場人物の
1、桐壺の更衣―――すぐれてときめきたまふ人、、、帝の寵愛をとても受けなさる人
2、光源氏―――たぐひなうめでたくあだなる人、、、比類なく素晴らしく、浮気っぽい人
3、葵の上-----あてなれどこころへだつる人、、、高貴だが打ち解けない人
~~~と、21、の浮舟まで、が、書かれており、昔、古文で、読んだ言葉を、思い出していた。
源氏物語は、登場人物の多さと、右大臣左大臣の、派閥争いに、加えて、身分の差の違いのつながりが、複雑で、理解しがたいところがあるが、漫画も、挿入されており、面白く、読んでしまった。
学生時代に、めぐり合いたかった本であった。
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私が、源氏物語に目覚めるきっかけとなった本です。
小学生だった私がこの本を手に取らなければ、今の私は居なかったかもしれません。
とても分かり易くて素晴らしい本なのですが、個人的に、六条御息所を悪く書くのは辞めていただきたい!(笑)
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膨大な量の源氏物語に出てくる多くの登場人物。源氏物語初心者はその登場人物が増えるにつれて頭の中で混乱しがちだが、この本はそれをとても分かりやすく補ってくれながら読んでいくことが出来る。主人公光源氏と各登場人物がどのようなやり取りを行い治世がどう動いていったのか、現代の言葉で楽しく読むことが出来た。1人につき漫画ページ込み4ページ前後で大変読みやすい。
この本1つでもある程度の物語の内容は分かるが、この本を傍らにストーリーを追いながら、「あれ、この人どんな人だったかな?」と思った際に開いてみるとよいかもしれない。
ただ、好みによるだろうが、読みやすさに重点を置いたがためなのか、所々に入ってくる筆者の「……だよねぇ〜。」といった語り口が私は少し苦手…。
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源氏物語について、様々な登場人物に焦点をあてて紹介していった本。
源氏物語というと、マザコンだのロリコンだのハーレム物だのいわれてるけど、具体的な内容を知らなかったので読んでみた。
正直、登場人物が多すぎるうえに、昔ながらの風習や文化というのがよく分からずに最初はいまいち理解できない部分も多かったけど、様々な登場人物に焦点を変えて何度も解説しているということもあって読んだ後にはだいぶ分かるようになってきた(ただ、その分似たようなことを何度も書いてある箇所もあって、人によっては冗長と思いそうだなとは思った)。
いろいろ登場人物がいたけど、六条御息所だけホラーキャラだった。生きてるときも死んでるときも霊となって光源氏の周りの女を襲ったらしい。このキャラだけみるとホラーファンタジーみたいだった。
それにしても、一夫多妻制(ちょっと違うかもしれないけど)の時代でも嫉妬とかあったのかと分かった。幸い、正妻は嫉妬深い人じゃなかったからこの物語は成立してるようだけど、いろいろな人がいるものだなと。
後、今と風習が違って、驚くこともしばしば。叔母と甥が結婚することもあるのだとか(姉弟はダメらしい)。
それと、源氏物語といえばハーレム物といわれることもあるけど、現代のハーレム物というと男が何もしなくても女が寄ってくるというイメージがあるけど、源氏物語は光源氏自身がいろんな女性に言い寄っているのでちょっと印象は違った。後、ハーレム物と言うと美人ばかりというイメージだけど、中には顔はブスというキャラもいたらしい(髪がキレイだったり性格はよかったりはしたそう)。
後、左大臣とか右大臣とかいう派閥があるそうだけど、いまいち誰がどっちの派閥なのかが分かりづらい。光源氏は家系図をみててっきり右大臣だと思えば、どうやら左大臣派らしい(正妻が左大臣の娘だから)。ややこしいのが頭の中将という男。自身は左大臣の息子だけど、嫁は右大臣の娘という、どっちだよとなる。結局みんな親戚のようなものだから仲良くしろよと思った。
後、ちょっとよく分からなかったのが、冷泉帝をめぐる絵画対決というもの。中宮になることを決める対決だけど、なぜ絵画対決なのかと。そして、それ以上に分からなかったのが、朱雀院と朧月夜という無関係そうな人までどちらかの応援をしていたということ。というより、この二人夫婦だと思うのだけど、別々のほうに応援していたのか。どういう経緯でそうなったんだ…。
ちょっと面白かったのが、「物語擁護論」なんて話がでてきたところ。そういう話がでてきたということは、逆に当時、源氏物語をバカにしていた人もいたのだろうなと思った(多分、清少納言もそうだったのだろう)。
それにしても、いろんなキャラが気持ちが落ち込むと病気で死んでいくのだけど、そんな時代だったということなのかな。いじめられて病気で死ぬとか、当時から精神内科とかあったら違ったのかな。
ちょっと笑ったのが、42歳で病気が重くなり、死にかけとなった朱雀院が弟の光源氏に娘を預けるという話。他のキャラも若くして死んでいってるから、多分娘を預け���後に死ぬ展開なんだろうなと思ったら、朱雀院の50歳の祝賀という話がでてきて、「生きてるのかよ!」と思った。ちなみに当時は、40歳で老人と言われたらしい。
それと、光源氏は長男の夕霧を「大学に行かせることにします」という記述があったのだけど、当時の大学っていったいどんなところなのだろうか。いきなり「大学」という言葉がでてきて、ちょっと驚いた。
それにしても、紫式部はほとんど京都ですごしていたと思うのだけど、九州だとか茨城だとかの話もでてきて、いったいどこでそんな遠くの場所の情報を得ていたのだろうかと思った。当時の地理の知識ってどれぐらいあったのだろうか。
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人間関係の複雑な物語を“人物”ごとのストーリーにして書いてあるので、理解は容易である。文学として読みたい人にはどうかな?
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大河ドラマの影響もあり、源氏物語について詳しく知りたいと思い購入。
源氏物語を登場人物ことに説明しているので、平安時代の宮中の複雑な人間関係がわかりやすい。
各人物の末にあるまとめページもあってとても読みやすい?
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源氏物語の攻略本みたいな。時系列や50帖あまりを順に、ではなく登場人物ごとにまとめて解説してくれる。それにしても、よくぞこんなにドロドロの人間関係を描き続けたものだ。
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前に源氏物語の漫画を読んだが皆同じ顔で訳が分からなくなり途中でやめていたけど、この本は登場人物事にまとめられていて、すごく分かり安かった。途中で軽い漫画もあるので、楽しくあっという間に読み終えました。おかげで例の漫画を読破できそう!