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私にとって、うめざわしゅんは今、一番読みたい漫画家。
テーマは一貫して、人間や社会の不感症、同調圧力、“正義”観に対する違和感や気持ち悪さだと思うのだけれど、その表し方が毎回違う。
1冊目の「ユートピアズ」はシニカルなユーモアにあふれ、2冊目の「一匹と九十九匹と」は「絶望とか言ってられるか」と言い捨てるような前向きさ、優しさが見える話が多かったと思う。
で、3冊目。重い。表面的なウソや自己満足をがばっと引きはがされるのはいつものことだけれど、その結果が非情なまでに重い。これまでの短編中心の構成ではなく、6話完結でガッツリ読まされるから、より響く。しばらくは何度か手に取り、そのたびに考えさせられ、「あーあ」という一言とともに頭上を仰ぎ見ることになりそう。
ああ、でもこのしばらく頭から離れない揺さぶりが、この人の作品を読ませたいと思う理由なんだよな。
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深くは無い。ただ、傷は深い。もし、『神様なんかいねぇよ、だって・・・』なんて考えの人がいたら是非読むべき。
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まるで「リリィ・シュシュのすべて」を見た時のような読後感。
うめざわしゅんの実力は再確認されたけど、個人的には氏にこのような路線を続けてもらいたくはないな。
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怖いけど不思議と定期的に読み返したくなる。1巻は短編集でこの2巻は単体の長編という感じ。謎な発表の仕方で面白い。最後は希望を感じないでもなかったけど、でもそうだとしたらなんというか絶望的すぎる。
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ぐ、ぐ、ぐろい………仄暗い雰囲気、閉鎖的な空間。。作品全体を漂う空気感は好きだったがグロ耐性がないため心臓飛び出そうになった。絵が上手いからグロがよりリアル。