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セックスはしたいけど、恋愛はしたくない。
暁(あき)は美容師。
セックスはするけど、恋愛はしない主義。
何人か特定のセフレはいるけど、恋人ではない。
仕事先の美容室のあるビルの清掃員の祐輔に向けられた笑顔が忘れられず段々と惹かれていく。
体から始まった関係。
心を許し始めたら今度は体が反応しない……?
第七回日本ラブストーリー大賞受賞作。
装丁が携帯小説っぽいのが残念。
文章はしっかりしてるからいいんだけどね。
まずちょっと残念だったのは、二人がちゃんと恋人として付き合うまでの流れがあっさりしすぎていたところ。
骨組みはしっかりしてるんだけど、それ以上がない。
二人の心が通い合う部分を丁寧に描写してほしかったです。
ただ、暁の言葉には共感できるものがありました。
なんだろう。
女性の狡猾的な部分とか上手く書けていたと思います。
暁が言っていた「気持ちなしで寝たことなんてないわ」という言葉はまさにそんな部分なんだと思います。
体から始まる恋がいいとは思わないけど、けして悪いものでもない。
そんな風に思えて、救われました。
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暁の心理をもう少し描いて欲しかった。頑なに恋愛を拒んでいた彼女が、すんなりと人を頼るのが「??」
祐輔の気持ちはわかるけど、暁の気持ちがいきなり飛んだ印象。もう少し、葛藤やら、弱い部分やらも描いて欲しかった。
今後、江國香織さんのような文書を書く作家になりそう!
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「体から始まる恋愛」を描いた純愛小説。登場人物が良かったです。主人公も、実際いたらまぁ、絶対友達にはならないだろうとは思います(笑)が、惹かれます。
城代祐輔くんも良い。女性作家が描く「エロい」シーンは、ハマるとクセになります。男性作家より「エロい」と、私は思うのですが・・・。この作品は「女による女のためのR-18」でも良かったかも。
安定した筆力で、スラスラ読むことができました。
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体の関係から始まる恋愛を描いた作品。と書くと単なる官能小説っぽいが、途中で男女の視点が入れ替わるあたりから、内面描写に移っていく。ラストに東京タワーがでてくるが、今だとスカイツリーになるのかな。
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妹と二人で施設育ち、美人でクールという少女漫画みたいな設定は初期よしもとばなな風、文体や人物造型は江國香織か村山由佳か、という感じでオリジナリティはあまり感じませんでしたが、文章が巧みで、すんなり読めました。
男性の描写がはっきりしなくて、外見と内面が一致しないようで、いまいちどんな男の人なのか掴みがたかった。俺、と話す人が頭の中で僕は…と考えたりするのかな。
いろんなエピソードをちゃんと伏線として回収してるとこが好感持てました。
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恋って
難しい。
相思相愛♡なんて
奇跡のよう
出逢いと
直感を
大切に。
2013.10.19
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久しぶりに図書館で借りた。
最後まで、アキ視点で読んでみたかった。
妹の泉が、知り合いの子とダブって、ちょっとモヤモヤ。 全体的には面白かったと思う。
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体の関係だけを求め、恋愛なんて自分には関係ないと思っていた暁。
家出した母と自殺した父を持ち、児童養護施設で育った暁の特殊な生い立ちが、人を愛することに鈍感にしているのかもしれなかった。
職場のビルで佑輔との偶然出会い、いつものように肉体関係で終わるはずだったのに
彼に好意を持たれ、戸惑いながらも人を好きになるという気持ちを受け入れていくまで。
濃厚で、初めましての挨拶からの出会いが全てではない大人の恋。
暁は最初は嫌な女だなあと思っていたけれど
だんだんと好感が持てる感じ。
体だけの快楽だけでは、人は生きていけないのかもしれない。
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初めての人・・・
かなり強烈なお話
でもそれを感じない人物設定
いや〜〜面白かった
相田さんがいいわあ