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5日間の事柄を報告書を読むという形式で、
実際に起こった事件かのよう。
地球外生命というのは宇宙人だけではなく、
脅威はもっと多様です(ストーリーはシンプル)。
『「すべてが解決だ。われわれのトラブルは終わったよ」
これはとんでもない思いちがいだった。』(P402 4行目)
サクサク読めて「ココまで来てまだなにかあるの!?」と思ったが
本当にとんでもない思い違い。最後まで楽しめるが
ラストは拍子抜けするほどあっさり気味。
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発想がよく、実際にあった出来事のように感じさせるのに最後の終わり方がもったいない。
クライトンはジュラシックパークといい時代の先を行く人だなと思った。
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SFの古典。
5日間に起きた出来事の報告書という体裁とのことだが、寧ろ後世のドキュメンタリー本という印象を受けた。
実際に発生したかのようなリアリティと緊迫感は流石、ベストセラーを連発したクライトンらしい。反面、オチが肩すかしで批判が多いのも頷ける。
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宇宙からの病原体の侵入は現実にあり得る話。
病原体にもっとストーリを持たせて欲しかった。
読後、えっ、これで終わりって感じだった。
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光学顕微鏡と電子顕微鏡の比較をカーブを曲がるときの大型トラックとスポーツカーに例え、さらに電顕の長所(光学系に比べて圧倒的な倍率)、短所(電子を利用するために内部は真空が必要、切片が極端に薄いために観察対象の立体的概念がつかみにくいこと)が素人にも染み入るように分かりやすく説明する。(p333)
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❖前半部、事件発生からその原因であるらしい未知の病原体を解析するための秘密施設の紹介まではゆるいテンポ、後半部は物語が徐々に加速していきスリリングな展開に惹きこまれた。様々な書式(報告書・交信記録他)、図形(地図・グラフ・病原体の構造図)を多量に組み入れ、ドキュメンタリー風な強面(スタイル)を巧く装ってリアリティ(緊迫感)を演出している。専門用語が頻出するけれど、疫学(病原体)についての考察なども退屈せずに読むことができた。エンタメ作品として見事に成立していると思う。クライトン二十代の作・・畏るべし。
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『アンドロメダ病原体』マイケル・クライトン 著。
原題"The Andromeda Strain" Michael Crichton
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軍の人工衛星がアメリカの小さな町に落ち、そこに未知の病原体が付着していた…。
そこで、秘密裏に作られた組織がこの病原体を解明するサイエンス・フィクション。
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マイケル・クライトンは、フィクションをノンフィクションのように描いて、臨場感と緊迫感にドキュメンタリーを読んでるようで、夢中になってしまう。
作中に出てくる統計表や格言が現実感を増して、子供の頃は本物だと思ってしまったな 笑
あの書き方はすごい。
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彼はこの作品を医学生の時代に書き上げたんだって。
医療知識があるから、こういった作品を数多く書けたんだよね。
今夜中にやってる医療ドラマ『er』も彼が原案。
いやー、『er』も面白くて夢中で見ちゃうわぁ。
昔、NHKでやってたのたまに見てたけど、あれも子供ながらに面白かったもんなぁ。
医療知識があって物語を書いてるってので、当時は手塚治虫さんみたいだなぁと思った記憶がある。
二人とも素晴らしい作品を残してるよね。
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で、この作品実は子供の頃に読んでた。
気づかず読み始めて、途中であれ?って思ったんだけど、最後まで結局読んだ。
読んでるうちに結末も思い出して。
当時も結末がちょっとあっさりしてるなぁと思ったんだけど、今回も思った。
これ、映画化してるって初めて知ったよ。
見たいなー。
映像化した方が、あの緊迫感は凄そう。
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それにしても、中学生当時の私よくこれ読めたな。
今でも難しかったよ。
…と言うよりも、この当時から脳が全く成長してないってことかしら。
それはそれでへこむ…。
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#日本SF読者クラブ 「未知の病原体」もの。昔、TVで映画版を見た記憶がある。50年以上前に書かれたマイケル・クライトンの出世作でもある。描写に時代的な古さを感じさせるところがあるが、物語としては良くできている。小松左京の「復活の日」をヒントにしてるともいわれるが、架空の報告書の体裁で書かれているのが巧いところ。
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2016年11月「眼横鼻直」
https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2016/1102-4535.html
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あまりに面白くて、朝まで徹夜で読んでしまった。
途中で、子供時代にテレビで映画を観たのを思い出した。
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ドキュメンタリー調というだけあって、人物の掘り下げは浅く出来事を刻々と描写していく。
それでも名作の期待を裏切らず、飽きずにどんどん読ませるスリリングな展開がすごい。
話の終盤へ読み進めて行く途中、この残りページ数でまとまるん???と心配になりましたが、きちんと終わりました。
思ったよりあっさりとした結論でしたが、それはそれでドキュメンタリーテイストを貫いているのかも。
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物語は主要舞台であるネバダ州の政府科学研究施設での5日間。地球外生物の実態は何?という謎を追って一気読み。50年近く前に発表されたとは思えない、古さは全く感じなかった。
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科学的描写の細かなことに驚きながら読んだ。その点では比類なき名作と呼んで然るべきだろう。
ただ、あとがきにある通り登場人物も科学的描写を裏付けるいちパーツでしかなく、ゆえに人間味が感じられない味気ない描写が多い。私は、正体不明のウイルスに不気味な怪人のような人間性を感じながら読んでいたのだが、それもオチであっさりと消失してしまう。
そこだけ拍子抜けだった…