投稿元:
レビューを見る
2012/4/13 Amazonより届く。
2021/2/8〜2/9
連作短編集。一作目でサブキャラだと思ったシズカが、2作目から謎の多い主人公に。次々と殺人に絡んでいく。何のために、そのような行動を取るのか。最後は悲しい結末だが、私の読解力が無いのか、イマイチスッキリしなかった。
投稿元:
レビューを見る
警察ものの連作という体裁をしながら、脇役として登場するミステリアスな少女の犯罪連作として一つの物語となっている。少女は不幸な生い立ちではあるが、暴力をコントロールする術を幼女の段階で身につけ、ランダムな形で犯罪に絡み、自ら手に掛けることも厭わない。最初のうちの目的が見えない状態での先行きの見え無さの内が、一番、話として面白いが、目的が見えだした後半から、やや乱暴なまでに話を美談めいたものにして終えた最終話は、拍子抜けな印象で、非常に残念である。何故、実の父親を殺すためだけに、ここまで面倒な手段を取る必要があったのか、また、何故、異母妹に執着する必要があったのかが全く語られないままで、この最終話の少女と、冷淡に殺人を犯した少女がとても同一人物に思えない。最後まで暴力をコントロールして行き着くところまでいきつく話にしていただければ傑作になっただろう。
投稿元:
レビューを見る
ただの犯人探しの話かと思いきやの、すっごいサイコパスな話だった!
何時からこうなって、何の為に人を殺して、どうしてあの性格になったのかとか色々気になるとこはたくさんあるけど、多分曖昧なままだから、こんなに色々考えてしまうんだろうな。
被疑者は死んだら裁けない。
だからみんな殺す。
ラストはきっと幸せになれたよね。
小さい頃から犯罪者だったんだもん。
良いお姉ちゃんでいれたこと、嬉しかったよね。きっと。
投稿元:
レビューを見る
なんか重いし悲しいな~
読み味が悪いというか。いや、決して面白くなかった訳じゃないんだけどさ
主人公(と言っていいのか?)静加が全く表に出てこないまま死んじゃうんだよ
だから最終章で、なるほど今までの話が全部こうやって繋がるのか!と感心した直後にストンと終わっちゃってどうしようもない気分になる。
誉田さんの本に出てくる女性はいつも強くて、弱くて、芯が通ってて。
なんかそう言うのが直接的に出てくるまもなく終わっちゃったのがちと悲しい。
話の内容的もなんか悲しい。
う〜ん。
投稿元:
レビューを見る
1つ1つは面白かったんだけど、このシズカという人が、
どうしてそこまでして……という明確な理由がハッキリ
しなかったような。
最後に、各章に登場した刑事さんが集まるんだけど、
そこでの年齢設定を見て、「あれ? この人って
あの時点でそんなに年くってたの?」と、そんなことに
驚いてしまった。
投稿元:
レビューを見る
あるできごとがシズカを狂わせ、6つの事件に関与していく中で、次第に明らかになっていく謎の書かれ方が面白い
投稿元:
レビューを見る
前半はあちらこちらに話が飛んで頭を整理しながら読んでいったが後半は話がつながって一気に読了できたが、個人的にはあまり好きな部類に入らない作品。
投稿元:
レビューを見る
タイトルに自分の名前入ってるから読んでみた。
短編小説かと思いきや、実は全ての話が繋がってるっていう構成。
この構成は伊坂幸太郎で飽きてたけど、久し振りだったから面白かった。
とにかく静加が不気味すぎて…
もう少し静加の心の内に触れてあった方が面白くなる気がするけど、
妄想するのが楽しいからいっか。
投稿元:
レビューを見る
一見短編集のようだが実は長編という趣向でしょうか!?まあ隠してるわけじゃないのでシンプルに短編連作っぽい長編と考えましょう。
謎解きを引っ張りまくるのではなく、きちんきちんと解決しながら進むのでストレスなく読めます。
最後に軽いサプライズもあり、なかなか楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
近頃連戦連敗の読書生活でしたが、久々のスマッシュヒット。
思わず一気読みしてしまいましたよ。
誉田哲也の作品は相変わらずスピーディーな展開かつ読み易くてgood。
連作短編の形をとっておりますが、最終話で17年に及ぶ流れを見事に
収斂させてました。コアとなる女性にちょっとばかり違和感、感じないわけでもありませんが、まぁ大目に見ましょうか。
投稿元:
レビューを見る
業界用語とかの説明が分かりやすくていいね。警察小説入門にもってこい。(それはどうかな)
でもしっかりおもしろいですよ。
マグロでいうなら、漬けマグロ。
投稿元:
レビューを見る
一人の少女の人生。
親や人を恨み、まだ若い内から方々を渡り歩く。
怖い女の話はいつでもちょっと不気味で、後味が悪いけど、これは少し違ったかな。
2014.2.10
投稿元:
レビューを見る
短編小説のようでいて、実は全てが細い糸で繋がっている。その流れが気になって一気に読めてしまう作品。
しかしラスト若干の物足りなさを覚えてしまう。
犯人の心情にあんまり触れられなかったのもちょっと残念。
投稿元:
レビューを見る
誉田さんはやっぱり明るい青春モノを書いててほしい。キーになる女性の影を感じさせながら、各章すすんでいく展開は面白い。
投稿元:
レビューを見る
まるで短編集のごとく紡がれる一本の筋・・・
配列の巧みさも手伝って
むさぼるように読まされてしまう・・・
この作者の描く女性の二面性には
いつもながらに驚かされる・・・