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外から見てわかるニッポン。日本人が愛おしく思える。どの国がどうということなくそれぞれに良いところあり。お互いを認めつつ面白がりながら生けると良いのだろうなと感じた。
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外国暮らしの長い著者から見たニッポン・エッセイ……というと、嫌味な感じ(あなたたちには分からないでしょーけどね!みたいな)がしそうですが、それが、全然! お嬢様育ちな昔話もイタリア青春極貧時代の前には霞んでしまい、住んでいた(いる)ところはイタリア・アメリカ・ポルトガル・シリア・北海道……、旅したところは中国、ブラジル、etc.……“何気に”世界中を飛び回ってしまうフットワークの軽さに脱帽です。ヤマザキさん、ステキ。
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理路整然と綴るんだー,というのが第一印象.
これもイタリアの議論好きの影響かな?と思いつつ,中身の充実したエッセイを読めて満足.
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テルマエ・ロマエの著者とは知らずに読みました。
最初イタリアについてだったり、ブラジルについてかな?と思ったのですが、日本人についてということがとにかく書いてあるので、新しく知ることがたくさんあり、ひとつひとつの話が短いのでとても読みやすかったです(*^^*)
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201213BO
「テルマエ・ロマエ」の作者が豊富な海外経験の中で感じた日本や日本人についてのあれこれ。
17歳でイタリアに渡り様々な国で生活をしてきた(いる)作者の日本に対する微妙な立ち位置からの視点が面白く、
ちきりんの本とはまた違った面白さがあった。
・子供が流行りものに嵌まってしまったら、ヘタに抵抗するよりも流れに逆らわずに自然に飽きるのを待つべきなのかも知れない。
・ブラジル人のパワー。リオのカーニバルに行ってみたくなった。
・味覚の偏差値は上げてしまうと下げるのは容易ではない。
食べ物事情が裕福でなかった時代の書物「放浪記」や「はだしのゲン」を読む。→味覚のプライドとは実は意外に素直で従順なものだ。
・震災後にも暴動が起きなかったことに対するイタリアのタクシードライバーの話「あなた達は本当に素晴らしい。私達イタリア人にはとてもあなた達のマネはできない。でも、苦しい時には暴れたり泣いたりしてもいいとワシは思うんだよ。あんたっも我慢しないで泣きたい時には泣いていいんだよ」
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若い頃はイタリア、現在はシカゴに住み、その他たくさんの国へも訪れているらしく、
海外生活が長い著者からみた日本に関するあれこれ。
日本人のこだわり・イタリア人のこだわり、各国の人々の性質などから、
トイレ・ビール・女性・美容院・歯医者・旅番組・家電製品等の観点から分析され、
地理・環境・気候によって培われたそれぞれの国の人々の違いなどが書かれている。
すごく面白くって、あっという間に読んでしまった。
島国である日本の感性と国同士が地続きで繋がる場所で暮らす人々の感性の違いって
これほどまでに顕著なんだなあ。
震災後の日本人の冷静さ・辛抱強さ等が世界中で話題になったが、
外からは、中にいる私たちには見えない日本が見えるんだろう。
私は高校生の時にイギリス留学したくてバイトしてお金を貯めたが、
結局は親の許可が出ず、行けなかった。大学にも行けなかった。
この著者は海外に出ていくのを良しとした家庭だったようで、
17歳であっさり出て行っている。その後は経済的な苦労があったようだけど・・・
私はいまだに、もし反対を押し切ってでも行っていたら・・・と良く考えるが、
約30年前にそれは無理な話。東西冷戦時代、海外はものすごく遠かった。
今は昔に比べて若者が海外に行くのを拒むと聞く。
現に、私も娘に何度も海外留学を薦めたが、まったく行きたがらなかった・・・
お金も用意されていて、昔よりも行きやすくなっているのに、もったいないと思う。
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テルマエはちゃんと読んではいないものの、気にはなっている今日この頃なのですが、ちらりと見たこちらのエッセイの方が俄然気になって買ってしまった。この人がそんなに特殊グローバル環境な人だったとは!
居住歴だけでもイタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴ在住って!海外絡みのエッセイは多々あるけれど、こんなに多種多様な国絡みは珍しい。海外絡みを差っ引いても、この人の家族構成だけでも面白い。文章多めのエッセイはあと2冊、エッセイ漫画は結構出てるようなので、ちょっと見てみよう。『ダーリンは外国人』とかも2冊くらい読んでしまったけど、世界の違いって面白い。
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高校生くらいの頃は「生まれたところや皮膚や眼の色でいったいこの僕の何が分かるというのだろう」なんて歌詞に心底頷いていたものだが、それは「個」の話であってもっと大きな視点で見た場合の「お国柄」みたいなものは厳然としてあるよなあ、としみじみ思う今日この頃(いや、ブルハは今聴いても素晴らしいです)。
イタリア→日本→中東→ポルトガル→シカゴと異国暮らしを続ける遍歴の漫画家・ヤマザキマリによる「ニッポン」観エッセイ。大変おもしろうございました。
日本の旅番組は良く出来すぎているがために、かえって「行ってみたい!」という意欲を抑制しているのかも。なんて考察は言われてみれば本当にそうだと思うし、実はこの本だって同様の効果を遺憾なく発揮しているのでは。
地元大好きで北海道から一歩たりとも出たくない私は、ヤマザキ氏の視点を疑似体験することで、一生見ることもないであろう異国の地を夢想することにします。
震災後、日本を心配して声をかけてくれたという各国の人々の言葉に、「日本人」として目頭が熱くなった。
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作品も面白いが、本人の生き様が興味深いヤマザキマリのエッセイ本。さらっと書いてあるので、内容は深くないが読みやすい。
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最近マンガ「テルマエ・ロマエ」で有名になった漫画家さんの、
海外に住んで、イタリア人と結婚した彼女が見る、
外からみた日本を語ったエッセイ。
17歳の時からイタリアへ絵の修業に行き、
カルチャーショック必至のイタリア国を一人生き抜いた彼女、
当然私のようなちょっぴりナショナリストになるのは当然と思われ。
もちろん、本人はナショナリストではないけれど、とは書いているけど
やっぱり海外に出て日本を見ると、日本という国の
いいところが大きくフォーカスされてくるのは再三今までのブログでもふれたとおり。
彼女は面白い人生を送っていて、
イタリア人と結婚した後 中東にもすみ、ポルトガルやイタリアに住んで
現在はアメリカ、シカゴに住んでいる。
仕事の為日本との行き来も頻繁のようだけれど、
それでも生活の場は国外。
住んだ国も厳密には違えど同じようなエリアに行った私としては
全編「ある、ある!!」な感じなのだ。
それにしたって、彼女の義母にあたるイタリア人マンマは、
本当に私の見てきたマンマって感じだ…
彼女らは強い。そして元気!!
日本人やアジア各国のおとなしさでは、
彼らに勝つなんて到底無理だというのがとてもよくわかる。
あのうるさい、おバカな集団…
2000人を超えるイタリア人満載の船が、
ちょっぴり恋しく思えたそんな本でした。
絶対ハネムーンでも普通の旅行でもいいから
地中海をまわるクルーズ船に乗ろうね!!
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日本人の書く外国のエッセイは、とにかく自国である日本を扱き下ろす……という印象が強く。
いくらこの国は謙遜という美徳があるとはいえ、これだと卑屈に近いよなぁと辟易させるエッセイも読んだことがあるのですが。
こちらは、そんなことは無く。時に笑い、時に感心させられた本でした。
いい所も悪い所もひっくるめて、その国そのものなのですね。
あと、体力や病気が心配で過去に一度も海外旅行をした事が無い人間としては、著者であるヤマザキマリ先生のアグレッシブさが羨ましくもありあます……。
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私がよく行く図書館は、コミックエッセイや手塚治虫とか有名どころの漫画がちょろっと置いてあるだけなのに、「テルマエ・ロマエ」は全巻揃っている。常に貸し出し中で予約もいっぱいだけど。
テルマエ旋風すごい。
いろんな経験を積んで、話すことがたくさんあって、いいな。
私はどんな歳の取り方をしていけるだろう。
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「テルマエ・ロマエ」の読後の勢いで買ってしまいました。日本論というよりは「ヤマザキマリ成立論」みたいな感じで気楽に楽しく読めると思います。それにしても特に10代から20代にかけての話が型破りな感じでマンガ以上に面白いです。
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〈内容〉異国暮らし歴十数年、漫画家・ヤマザキマリが綴る、近くて遠い愛すべきニッポンの妙。ニッポンって変?でも可笑しい。
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「テルマエ・ロマニ」の原作者ってこんな人だったんだ~って云うのが一番の感想。
同感するところ多々ありました。
いろいろ住んでも、俺はやはり日本が好きやなあ~
機会あれば読んでみたら面白いと思います。