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帯にはイラスト&漫画満載、とありましたが文章多めです。
ノリは漫画と同等で面白いのであっという間に読み終えてしまいました。
日本の魅力だけでなく外国の魅力もいっぱい詰まっていて、各国を旅してさまざまな文化に触れたヤマザキマリ先生の視点だからこそ書けるエッセイだと思います。
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"テルマエ・ロマエ"で最近話題の、ヤマザキさんのエッセイ集。
海外で執筆されているとは伺ってましたが、その深みを感じることができました。
ん、続きがますます楽しみになってきました。
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この作者って若い頃から海外暮らしだったんだ。そういえば『テルマエ・ロマエ』は日本文化に対しても興味深げというか、自分のものではない面白いものを見てるという視線が感じられる。
読了日2012/03/24②
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時たま疑問に思ってたけど、誰かに聞いてもなあ~・・・と思ってたことを色々と分析して下さってます。興味のある目次から読んでるところです。
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すっごくおもしろかった。
外国生活が長くてご主人がイタリア人というヤマザキさんならではの、日本についての鋭い考察。といっても硬い内容ではなく読みやすくておもしろい。ヤマザキさんてものすごく文章うまいですね。ものすごく賢そう。
外国から見た日本、なるほどなあーと何度もうなずいたり。個人的に、東洋人には「さりげない着こなし」みたいなのはムリなんじゃないか、っていう話がとくにツボだった。骨格とかからして、外国のかっこいいマダムみたいにはなれない……。
ヤマザキさんのエッセイやマンガエッセイをもっと読みたい!(失礼かもしれないけど、わたしはテルマエより好きかも)。
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海外での生活が長くて、人生経験も豊富な
売れっ子漫画家のエッセイ。
それが面白くないはずがない。
異文化に触れる体験が好きだけど、なかなか外に
出ていけない小市民にとって、テレビの紀行番組同様
こういうエッセイも欠かせない好物であり、ありがたくて
しようがない。
トイレ文化の話、よく登場する姑の話(彼女が一番興味深い)
しゃがむ話、CMの話、一億総おしんの話が特に楽しかった。
当たり前に思うことも、一歩外から見ればおかしな
ことってたくさんあるんだな、と思った。
続編の出版、希望!!
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面白かった。
日頃漠然と感じている違和感を、的確に分析して言葉にしてあるので、読みながら「そうそう」とうなづいてしまう。
漫画も楽しみだが、これからももっとエッセイが読みたいと思う。
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テルマエロマエで一躍人気漫画家?の仲間入りしたヤマザキマリの初エッセイ。
漫画より彼女の実生活をのほうが面白いのではないか、と思わせるほど波乱万丈な生活にビックリする。
ほぼ海外での執筆活動。しかも住んだ国はイタリアに始まり、中東、ポルトガル、アメリカ・・・と多岐にわたる。
様々な国に住んだ彼女ならではの海外からみた日本の印象が滑稽に感じられるのが面白い。
そしてイタリア人の夫を持つ彼女のならではの、イタリア人家族の生活描写がなかなか笑えます。
日本の当たり前は世界じゃ通用しない!?
ちょっとしたカルチャーショックを受けたい方にお勧めです。
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テルマエロマエの著者、ヤマザキマリさんのエッセイ。
ヤマザキさんは、外国暮らしが長く、旦那さまもイタリア人で、いまもシカゴ暮らし、という生活を送ってはる方で、そんな方の目から見た、比較文化の話。
外国も日本もけなすわけでなく、単純に、比較して、結局、どっちもすき!っていうのは、読んでいて楽しい。
もともと比較文化に興味があるのもあって、とても楽しく読めた。
買って正解。
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日本にいた頃から外国に抵抗のなかったヤマザキさんが、外国で暮らすうちに改めて日本の長所欠点も含めて赤裸々に語る。その面白さは、ヤマザキさんの体験に基づくので、一筋縄ではいかない。漫画もまた楽しかった。
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ちょうど昨日、映画「テルマエ・ロマエ」を観てきたばかり。原作に比べてかなり大味にはなっていたけど、濃い(*^_^*)俳優さんたちが大真面目に古代ローマ人を演じている馬鹿馬鹿しさが可笑しくて、なんか、もうそれだけでいいかな、と思えてしまった…。
で、グッドタイミングでヤマザキマリさんのエッセイです。
海外生活が長いこと、イタリア人の夫と共に今はシカゴに住んでおられること、くらいは知っていたけど、お祖父さんの代からの筋金入りのグローバルなご家庭、だったんですね。(*^_^*)
マリさんの見た海外事情や民族性の話がとても面白い。
日本人にとってビールはタダの飲み物ではなく、日々のストレスを吹き飛ばす命の水であるとか、息子さんのポルトガルの小学校での試験が口頭試問だったころから、子どものころから人前で自分の意見を言う習慣(しかも、当たっているかどうか、を越えた、説得力の技術の大切さ)に対する思いとか。
イタリア人のお姑さんの話は、カルチャーショックものとしても、姑ものとしても強烈で、これはちょっと番外編扱い、ですね。(*^_^*)
日本人の根っこはしっかり持ちながら、マリさん独自の視点から綴った、まさに「望遠」のニッポン話で、うん、とても楽しめました。
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気持ちよく読めるというか共感できるというか。考え方ゆえなのかもしれないけど,文章が良いというか私の理想とする文章だというのも大きいかもしれない。
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長く外国で暮らしているヤマザキマリさんのエッセイ集。
「テルマエ・ロマエ」で外国の文化の違いや新鮮さで楽しませてくれましたが、このエッセイ集ではその面白さが更にぎっしり詰まっています。
日本のことが書かれている中ではテレビコマーシャルについてのことが興味深かったです。
バラエティーに富んだ日本のCMの中でも外国人の友人に好評なのはビールの宣伝だそうですよ。
日本のビールの考察もまた楽し。それから、しゃがむことについてのの感覚は意外でした。
外国暮らしのヤマザキマリさんからみた国による文化の比較が、自然体でとてもよかったと思います。
「その十二」から引用。
『性別はお男性。年の頃は壮齢期、体を動かすのが大好きだから筋肉がいい按配に付いていて逞しい。褐色に焼けた肌に人懐こい顔。笑うと口の中から眩しい光を放つ白くずらりと並んだ歯は健康さの象徴だし、その豊かな表情からは彼の中に潜在する男性的マッチョさや、センチメンタルさ、やる時には全力を発揮させる真っ当な生真面目さなどが垣間見える。時には女性の母性をくすぐる甘さも露出。でも何よりとにかく疲れ知らずで元気いっぱい、いろいろ欠点もあるけれど、自分の中に秘めている様々な可能性をどんどん放出したくて仕方がない。カロリー燃焼の猛烈に高い人。』
ここに引用した文章はどんな人について書かれたものかというと、これが作者にとっての人格化したブラジルという国である。とのこと。
例えが素晴らしくてうーんすごいと唸ってしまった。
昔からブラジルにも惹かれていたそうです。
他にも様々な国を旅し、いろいろな国に住んでいたので興味は尽きません。
肩の力を抜いて読めるけれど、この方にしか書けない貴重なエッセイなので、リスボン日記もぜひ読んでみたいです。
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『テルマエ・ロマエ』の作者、ヤマザキマリさんのエッセイ。
いろんなものを見て聞いて経験して、多角的な視点を得るのは本当に尊いことだなぁと実感。
読んでいると作者の感じた民族間ギャップがすっと自分に入ってくる感じがする。
百聞は一見にしかず、自分もいろいろと経験を積みたい。
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イタリア人の男性と結婚し,
ヨーロッパ,南北アメリカ,アフリカ,中国といった
多くの地域の文化に触れてきた著者のヤマザキさんが,
外側から見た日本,内側から見た日本,を語ります.
お若いころからの海外生活であり,
軽いつかみの面白い話題から,価値観の違いについてなどの話題まで.
互いの文化の違いを許容することについて,ちょっと考えさせられました.
この世界のあらゆる物事において,グローバルスタンダードというものは,果たして本当に存在するのでしょうか.
色々な国同士,習慣や考え方やマナーや美意識など,
違うものは違うし,いやなものは嫌だろうし,好きものは好きなのだろうけれど,
どっちがいいとか悪いとか,より進んでいるとか,あまり開けていないとか,そういう理屈で決められるものなのでしょうか.
この国にいるからこうでなくては,とか?自分は何人だからこうでなくては,とか?うーん難しいです.
世界規模で「いろいろな人がいる」ということを,(ほぼ)単民族の国日本に住む私たちも,
積極的に知る機会を得たいなあ,と思いました.読みやすくて面白い良い本でした.