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ずーっとイライラしてる主人公。。。
普通言えないようなことを言ってくれるから
スカッとする。
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テンポよく話が進んで行くので読みやすかったです。
各章で登場する敵?に憤りを感じつつも、前向きで行動力のある主人公に引っ張られ読み終わったあとの爽快感は上々でした。
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子どもを持つ親として、共感できるところ、そうじゃないだろうと思うところがありました。男としては旦那さんの立場も良くわかります。今日からドラマ化?昼間だから録画予約しなくちゃ(笑)
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専業だろうが兼業だろうが子育ては一大事。
我が子が育つにつれて所属するコミュニティーも増えていく。
自治会、PTA、学童館の父母会にスポーツ少年団の父母会。
忙しい時間をやりくりして参加した会にいるのは八割が女性。物事をはっきり言ってしまう主人公は女性の集まりからは浮き気味。
なんでこんなに大変なのか!と思いつつも仕事をバリバリ片付ける主人公はカッコイイ。
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これ、小学校の入学式で保護者のみんなに配ればいいと思うのですよ。ええ、必読ですわ。
ドラマ化に伴い文庫になったことだし、ぜひとも予算をば!
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ひあーっ!っと変な声が出そうな本でした(笑。
うちの母もPTAでは数々の辛酸が…。
まだママ友なんて言葉もない時代ですけどね。
私の代は妹がいてほぼ逃れられたのだけど、妹の代は小中はもとより高校まで情報が回っていて経験者ですよね!お願いしますね!と、おっつけられたという…。
本人は中学までで荷を降ろした気分だったので、そらもう愕然としておりましたねー。
四角い正論は現実という枠にははまらないってあたりは、身につまされてしまいました。
伏線の回収具合もすごかった。
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『モノレールねこ』を読んで好きになり、以来読み続けている加納さんの作品。ドラマ化されて現在昼帯で放送中らしい。これまでの加納作品とは雰囲気は違えども、しっかりした人物設定と性格描写がリアルでどんどん読んでしまった。現代を生きる上でぶつかる様々な困難と、その原因や背景をきちんと描く、という点で、奥田さんの『ガール』『マドンナ』、垣根さんの『君たちに明日はない』のシリーズに近いな、と思いました。残業も急な出張も日常茶飯事という職場で働く女性が、息子の就学に伴い世の中から<当然のごとく>期待される役割に疑問をもちながら妥協点を探そうとするも持ち前の性格でうまく立ち回ることが出来ずに相手と正面衝突してしまい、敵対しながらもなんとか道を切り開いていく、というお話。男性が読んだらどう感じるか非常に興味があります。男性感、女性感、ともに共感して読了。タイトル通り七通りの敵役が登場する短編連作。実際には駄目な人、理解しがたい人も居るし、そういう登場人物も多少は出てきますが、全体的に敵も愛情ある描き方がされていて、どんな人にもやむを得ない事情はあるし、良く良く話を聞いてみればわかりあえるところもあるし、という当たり前のことが不自然でなくわかる仕掛けになっています。とても面白かったです。
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わかる。すごくわかる。
ただフルタイムで働く頭のいい母親VSその他大勢の構図がちょっとはなにつく。
昼ドラになっているのを子どもに聞いて知りました。なんで知ってるの?(笑)
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仕事も家庭も子育ても、どんなに忙しくても手を抜かず、ひたすら前向きに突き進む陽子のパワーに感服です。ワーキング・マザーでも専業主婦でも子どもや家庭を思う気持ちは一緒。読んでいて、久々にスカッと爽快感が味わえた一冊でした。
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愉快!痛快!あるあるこんなこと! 台風で北海道に足止めされて腐っていたけど、「自然相手じゃしょうがないか~」って開き直れちゃいました。子育て中の母と父は必読です。状況を前向きに(ストレート過ぎるけど)とらえる陽子さんも、やさしい視点の岬さんも、日々奮闘してる私のお友達も、みんなみんな頑張れ~(*^^)v
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加納朋子さんの新刊が出ないな、と思ったら闘病記が出てびっくりした。
同時に待っていたこの本の文庫化で、やっと読めた。
私には子供がいないし、たぶん作らん、てか、結婚できないし、しない。
性格的に無理。自分がかわいいから、他人のために我慢して合わせるのなんてごめんだ。
で、この主人公のようこさんもどちらかというと、このタイプだ。
自分を持ちすぎていて○くんママなんかになれないタイプ。彼女の考え方もそのだめぶりも、よく理解できる。
だから彼女が起こす行動も理解しやすい。
大事な何かを守るためには戦わなくてはならないけど、戦い方は無限にあるのだ。
彼女にとってはまどろこしいやり方でも、大事な息子のためにやるしかない。
苦笑しながら読んで行くと、読者は彼女が本当に勇敢な戦士であることに気づく。
いや無理。
七人の敵より、もっと強大な敵と彼女は昔戦って勝ったんだということ、未だに戦っているということに気づく。
彼女はあの時その生き方を選んだ。
そして彼女はずっと頑張っている。
いや、世の親たちはそうなのかもしれない。
親になるという選択をしたときから、自分自身と戦い続けているのかもしれない。
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主人公が強すぎる感はあるけど、共感できるところもあり、そうでないところもあり。
でも、楽しく気楽に一気読み出来ました。
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今まさに置かれてる立場が重なって興味深く、あっという間に読み終える。日中にドラマ化されているのは知っていたが、私もワーキングマザーのため気にはなっていただけの感じ。本屋に行って目に留まり、ついに恐ろしいPTAワールドを覗き見る。
実際、年度初めの懇談会は本当に嫌なもの。上司からは役員は中学年までにはやっておいた方がいいなどアドバイスを受けたが、どうせならやらずに済ませたい。もしくは、どう逃げきるかを考えてしまう。
幸いなことに必ずやらなければならないというノルマはうちの学校にはないがやっておいた方が先生受けがいいのではないかというのも感じられる。
PTAって自分が子供の頃もそんなに盛んだったっけ?と思う。親子レクなんてのも学校が行うものって普通だったら考えそうだけどPTAが主催で驚いた。PTAのほか学童、子供会いろいろあり過ぎる!もっとシンプルにできるんじゃないかと常々感じるが、陽子みたいな方が居れば助かるんだけど…今現在も時代の流れに乗らない旧式が顕在だ。
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ママ友の付き合いってホント大変そう。
こういうの読んだら、「子育てってめんどくさい……」って思うわ。
いろんな付き合いのめんどくささが吹き飛ぶくらい、子どもはかわいいかもしれないけど、
子どもがいない人間にとっては子ども産むのイヤになるよね。
ママ友カーストとかいうし、この先イヤになっちゃうね、まったく。
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2012夏の文庫フェア2冊目。
PTAという未体験ゾーンを覗いてみたくて、軽い気持ちで読み始めました。
…あとがきにもありましたが、まさに「ホラー」ですよ、これは。
怒涛の展開、信じられない地域社会の重圧。
もう、初っ端から「なにそれ!?」を連発してしまいそうな世界に、惹きこまれて一気に読了です。
正論で相手を追い詰めてしまうタイプの陽子は、どこでも敵をつくってしまいます。
初めての保護者会で、いきなりクラスの母親たちを敵にまわしてしまう。
私自身は言いたいこともオブラートに包んでしまうタイプですが、陽子の性格は好きです。
今時こんなすっと筋の通った人、なかなか見つけられません。
PTAはもちろんのこと、自治会、少年サッカー…あらゆるところで「役員」なるボランティア活動に駆り出される。
子供をもった途端、ありとあらゆる仕事が怒涛のごとく押し寄せてくるなんて…
まさに未体験ゾーン。
持ち回りで、必ず役員をやらなくてはならない。
それは「仕事を犠牲にしてでも、子供のために参加するのが良い母親である」、と正当化されている。
子供を人質に取られているようなものだから、他では強く拒否できる陽子も、ここだけは守らなくてはならない。
敵は七人ばかりではありません。
周りのほぼすべてが敵、と言える状況です。
どうやって陽子が切り抜けるのか…
下手な冒険小説よりもスリリングで面白いです。
ラストで、「七人の敵がいる、されど」…この後に続く文章に、胸を突かれました。
現実はこんな風に概ね大団円とはいかないでしょうが、こんな話があってもいいな。あってほしい。
読み終えて清々しい気分になりました。