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オチが読めてしまって残念。でも犯人は、最後の方までわからなかった。以前までの作品の方がスピーディな読み口。今回のは、警察の方たちがなんかおざなりで、キャラクターが全体的に活きてない感じ。
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章は遡っていくのだけれど、ストーリーは遡っていくわけではない。
面白いか面白くないかと問われれば、面白い。しかし、好みかと問われると、好みとは言えない。
キャラクターの造型はうまいと思うけれど。
暗いなら暗いで、サイコに逃げないで、暗さや情念や因縁のぐちゃぐちゃを突き詰めたらよいのでは?なんて思ってしまった。
そもそも私はサイコものに厳しいんである。
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エピローグから始まって、ページ数、各章とも逆行して進んでいくという稀有な構成。
デッドエンド・サスペンスでもあるのだが、その緊迫感は全然感じなかった。こんなに読みにくかったかなあと思うほど冗舌な筆致が邪魔して、あまり作中に入り込めず。
女性キャラはよかったが、主人公は読んでてイライラした。警察関係者は添え物状態。登場人物よりもストーリーの方がしっかり描けてたので救われた感じ。特殊能力が鍵となっているが、その扱い方は正解だと思う。一歩間違うと興醒めする危険なアイテムを、効果的に使ったいい例だと言えるかな。
稀有な構成が意味するラストはどこかで経験してたのと、犯人が途中で読めたので、読了しても残ったり響いたりするものはなし。ストーリーテリングには秀でているのに残念。かと言って嫌いにもなれないので、あと何作か読むのでしょうね。
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エピローグ・最終章から始まり、章の数・ページ数が減っていくという凝った構成や、読者を驚かせてやろうという意気込みは評価できるものの、なんだかいまひとつ乗り切れない。というかこのネタ、バレバレじゃね?。
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子供を誘拐し、制限時間内に父親が探し出せなければ、その子供を殺す。
凶行を繰り返す犯人を、気鋭の新聞記者が追う!
エピローグから始まる奇抜な構成、予測不能の展開。
「治療島」の著者が放つ衝撃作
この本は章立て及びノンブルが逆となっており(もちろん意味がある)、
このような仕掛けは個人的には初体験で、緊迫感をもって読むことができた(ただ、肝心のラスト周辺は描写が下手だと思います)。
メインの根幹となるトリックは、主人公とともに犯人を追う、
盲目の物理療法師でもある女性の能力、
「対象物に触れると(痛みを伴う必要がある)その人物の「過去」が見える」
というものと大きく関わっており、
最後は本書の構成と併せてよくできていると思いました。
また犯人のキャラクターも「あくまでもゲームにフェアに徹する」といった特徴があり工夫がなされています。
ただ、展開上犯人が予想通りだったのと、あまりに都合よくいきすぎではないか、
警察が無能すぎるのではないかといった不満も残りました。
ミステリ:☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物:☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆
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なんだかモヤモヤしたものが残る読後感…まあ、いわゆるサイコキラーものはあまり好きじゃないというのもあるが、仕掛けのための仕掛けという感じが強くてあまりノレない。盲目の女性理学療法士は魅力的だが…
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ドイツ産の変態ミステリー
章立て、ノンブルが逆から始まる物語
元刑事の新聞記者が進行役で探偵は目の見えない女性
このコンビが順調じゃないから不安はずっと続いて面白い
でも、なんだか読んでてわからない事がたまに出てくるんだよなぁ
訳者とオイラが合わないんじゃないかと思う。そんな事思ったのは初めてなんだけど
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寡聞にして知らなかったのですが、訳者の後書きによれば、著者はドイツを代表するミステリ作家であり、2006年に発表した、行方不明となった娘を探し続ける精神科医を主人公とする「治療島」を始めに様々な作品を世に出しており、日本でも多くのファンを持つそうです。
実の所、本書は、エピローグから始まり序章で終わると言う普通とは逆の書かれ方(しかも念のいった事にページ番号までも最初は大きく、後ろになれば小さくなって行きます)で書かれており、正直、読み始めた時には冒頭の大げさとも感じられた文章の影響も重なり、「単なる奇をてらったミステリか・・・」と言った印象を受けました。
しかし、さすがに一国を代表する作家だけあり、この様な印象は誤りであると悟らせてくれる巧みな文章、続きが気になって仕方がないストーリー展開と、たちまち小説世界に没頭してしまう面白さでした。
正に読み応え十分の一冊と言った所です。
では、前置きはこの位にして以下にあらすじをご紹介。
主人公、アレクサンダー・ツォルバッハは警察の腕っこきの交渉人だったが、7年前に赤ん坊を救うため、犯人の女性を射殺してしまった。
そしてこの事件を切っ掛けに警察を辞職し、犯罪報道を専門とする新聞記者となった。
彼は現在、連続誘拐殺人犯、通称「目の収集人」の事件を追っている。
「目の収集人」の手口は、子供を誘拐し、母親を殺害。
そして父親には制限時間内に子供を探し出せるか否かと言うゲームを仕掛け、父親がそのゲームに負けると子供を殺害し、その左目を繰り抜くと言うもの。
残虐非道なこの犯罪の報道に熱心に取り組んできたツォルバッハだったが、不可解な状況に巻き込まれた結果、彼こそが「目の収集人」ではないかと疑われ、警察に追われる事になる。
警察に追われるツォルバッハが逃げ込んだ秘密の隠れ場。
しかし、誰にも知られていないはずのその場所には、彼自身によって呼び出されたというある女性が待ち構えており・・・
犯人にハメられ追い詰められていく中、必死にもがく主人公の姿が怒涛のように描かれており、人によっては徹夜で一気読みされるかも知れません。
著者の他の作品も読んでみよう。
そんな気にさせてくれたミステリでした。
尚、本書は一応完結していますが、続刊でその続きがあるような感じの終わり方をしていました。
(あるのであれば)早く続きが読みたい所です。
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最後の最後までどう展開するか分からずそういう意味でうまい。主人公がもうちょっと感情移入できるようなキャラクターのうほうが好みだった。明るい話ではないです。翻訳よかった。
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フィツェック最新の、細心のミステリー。仕掛けられたなぞは、読み進めるにつれて深まるばかり。
「サイコブレーカー」とのリンクに思わずおののく。
犯人、あの人?え!
おどろかされる。
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エピローグから始まり、ページ数も逆になっているという
なかなか凝った作り
ドイツの性風俗について書かれている部分が、ちょっと物珍しい
日本とは、違っていて
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エピローグからプロローグへ、章の数字が遡っていく(ノンブルも)っていう演出が面白いミステリ。そこかー!ってなった。まあ、登場人物少ないから、犯人は「あー、だよねー」ってなるけどw
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エピローグから始まって章が逆行してプロローグへというかわった趣向の本だった。
体調が悪かったこともあり、読んでて疲れちゃってなかなか読み進められなかった。
でも続編は読まないと後味悪くって。
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文章が読みにくくて、苦手やな~と思いつつ読み進めていくと、ガツンとやられた。もう一度読み直し。
たまたま相棒13の最終回を見た直後に読み終わったので、精神的にきつかった。
次回作にもツォルバッハとアリーナが出るみたいなことが書いてたけど、これをどう踏まえるのだろうか。他の作品も読んでみよう。
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ツォルバッハ:新聞記者 元ベルリン警察交渉人
ニッチ:ツォルバッハの別居中の妻 超自然派
アリーナ:アメリカ育ちの盲目の療法士 痛みが伴うと過去が見えやすくなる
ショルレ:警部補 取り調べは智より痛でいく
「治療島」がまぁまぁ面白かったので読んでみた
濃いキャラ達もそろえてはいるが、なんかいろんな意味で惜しかった
監禁シーンの描写は上手い
「治療島」と同じオチかと嫌な予感はしたが…(←いくらなんでもそれはないよなw)けど、犯人に意外性はなかった
訳がなぁ… 「治療島」の赤根洋子氏で読みたかったな
犯人のことを ”目の収集人”と訳さず ”アイコレクター” でよかったんじゃね? でも邦題を “目の収集人” としなかったのはまだ救いか
なんか知らんがページがP405から始まってP1で終わる意味不なノンブル ☆3.8