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田原総一郎、宮崎学、そして佐藤優。この『懲りない面々』が繰り広げる明日の日本をどうするか?というテーマで語りつくした鼎談本です。一人一人の意見が本当にディープで参考になると思われます。
田原総一郎、宮崎学。そして佐藤優。この非常に濃ゆい面々が今の日本と世界を語りつくす鼎談本です。鼎談ということもあって、比較的すぐに読めました。
『確かに、今の日本は危機を迎えている。でも、そこで「もうだめだ」と思うか、「おもしろいことが起きそうだ」と考えるかだ』この言葉に象徴されているとおり、確かに日本は危機的な状況に見舞われています。しかし、ここに書かれていることをきちんと認識さえすれば、ある程度のことには対処できるのではないかと、勝手に考えております。
特に佐藤優の言う
「きれいな資本主義などない、きれいなウンコがないのと同じく」
「『脱原発』というものが金持ちのおもちゃになっている。朝日新聞の読者は相対的に金持ちで格差がひらいても朝日は生き残れる」
という箇所には読んでいて衝撃を受けました。
この3人は今の世相からすると『異端』を行く方々ですが、彼らの声に真剣に耳を傾けることで、自分の立ち居地というものを確認できる、そんな1冊であるなと思っております。
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三人の対談形式による我が国の諸問題について、広範に議論を戦わせている。ただ、宮崎・佐藤両氏の以前からの読者であれば、赤文字の部分と章末の名言集だけを読んでもおおよその見当はつく内容だ。
また、議論がちぐはぐな感が否めない。宮崎・佐藤の1対1なら、もっとタイトで中身のある内容になったであろう。
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佐藤優×宮崎学の両氏のものの見方、立ち位置の違いからか、裏の世界に関わったっと言う事からか、話に立体感がある。
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震災後の日本の動き、それ以前の日本の動きについて、田原・佐藤・宮崎の3氏の語り合い。
気に留まったのは、日本はデモという行為で政治が動いた事例はただ一回のみ、それは「日中戦争への突入」であった、というくだり。
日本人がデモという直接民主主義で動いてもロクな事にはならない、という意味で取り上げられていたのと、戦後の安保デモぐらいの大規模デモを起こしてみても何も政治決断は変わらなかった、という二重の意味がある。
また、デモにそもそも参加できるのは、その日の仕事を休める比較的余裕のある層であって、本当に苦しんでいる階級はそもそもデモに参加する余裕などない、デモは参加している人たちの自己満足である、とも。
デモという行為が必ずしも良質な民主主義の表れである、という見方はしない方がよいようだ。
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ずっと対談形式で、とても読みやすかった。
佐藤優 氏の ブレなさ、端的かつ論理的な整理、…に、感銘を受けました。
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脱原発論者は金持ちが多い⇒電気料金が3倍になっても払っていける、朝日新聞は購読料も高いせいか、脱原発。
堀江モンが失敗した理由は、2つあると本人がいている。触れてはいけない、マスメディアを買おうとしたことと老人パワーを甘く見ていたこと。読売の渡辺会長に挨拶した楽天とソフトバンクは球団を持てて、ホリエモンは持てなかった。
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政治と官僚が癒着していた方が連携が無くなるから緊急事態には困る。
有名人、成功している人は電気代に困らないから脱原発を主張する。
朝鮮戦争がベトナム戦争と異なって、社会主義化しなかったのは、日本の工業力が強くてアメリカの味方をしたから。日本がいなかったら朝鮮半島は北朝鮮が統一していた。
安全保障は結局のところ意志と能力という2つの要素からなっている。
専門家を信頼しないのがポピュリズム。そのためにポピュリストは全ての問題に首を突っ込む。どの専門についても、その分野の専門家がいるはずなのに、それを信用しちない。だから混乱する。エリートがしっかりするには、エリートが何を考えているのかを国民にわかりやすく説明すること。
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佐藤先生の例えが分かりやすい。
田原氏が話を中途半端に進めず、そこもっと分かりやすく教えてくれと(たぶん読者のために)言ってくれてるがありがたい。
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田原総一郎さんと佐藤優さんと宮崎学さん、3名の対談。現在の日本で起こった出来事を通じて、これからの日本を考える対談。