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書き下ろし作品。
幼なじみで読み売り(瓦版売り)の同業の利吉が変死した。
しくじりばかりの才助が、瓦版の書き手孫四郎を巻き込んで
怪異の謎に迫ろうとするが、あまりにも大きな相手にたじろぐ。
結末は、こんなのでいいのかと思わなくもないが、おもしろい。
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かわら版の読み売りが稼業の才助とそのかわら版の文を書いている孫四郎が,才助の幼馴染だった利吉の不可解な殺人事件の真相と探る物語.時代小説だが,各人物の扱いは現代風で非常に読みやすい.事件の全貌がつかめた段階で孫四郎が採った暴露の方法がとても面白い.因みに表題の「神渡し」が出てくるのは全編277頁の206頁だ.
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キャラクターも構成も良かったけど、中盤の盛り上がりにたいしてラストが尻すぼみな感が否めなかった。才助の過去のろくでなしっぷりや市の暗さ、孫四郎の身分を越えた穏やかさ等キャラクターに厚みをつけるエピソードが少なかった気がする。事件の規模にたいして、ページが足りてないのが勿体ない
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登場人物の設定や、話の大筋などは面白くなりそうだったのに、最後まで盛り上がらないまま終わってしまった。
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おもしろかった。
ちょっと怪しげな表紙。
そして冒頭、メッチャ怪しげな事件。
そこまで親しくもなかった幼なじみの死から、
身に覚えのない襲撃。
瓦版売りの才助は瓦版の読み物書きの孫四朗とその謎に
迫っていくのだが・・・・。
この2人の、殆ど口喧嘩のような、けれど息のあった
やりとりがおもしろい。
逆に、これがなければ、なんだか重々しい暗い話になったかも。
探れば探るほど根が深いようで、ページも残り少なくなってくるし、これはどうなるんだーっと思っていたら、
なかなか粋な計画。
命をかけて売る、かあ。
かっこいい~~~!!っとわくわくしていたら、
結局それはなし、ってことで、ちょっと肩すかし。
絵島事件をここにもってくるのかあっとゆー感じ。
まあ大きすぎる蜘蛛の巣を払いきるには
それより大きなものに頼るのがイチバンとゆーことか。
ちょっと残念な気もするが、分にあった解決なのかも。
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かわら版の読み売り才助と、その記事を書く士分孫四郎のコンビが、才助の幼なじみの不審な死を探るうち、思いがけず大きな闇を知ることになる。口八丁な才助と、堅物で学もある孫四郎のコンビがいいバランス。あんな闇に頼らずにはいられなかった女の人たちの悲しみを感じる。
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読み売りの才助が物書きの武士・孫四郎を巻き込んで幼馴染の死の謎を解く時代小説。
謎を解いていくミステリー要素がいいスパイス。才助と孫四郎もなんだかんだ良いコンビ。ほんの一瞬しかなかったけど孫四郎の殺陣のシーン好き。