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お互い好意をもってはいるものの、愛の「形」が違う。求めてるものが違うってことかな。
夏子先生は旬の前で「女」にはなりきれなかった気がする。
今回そこまでドロドロでもなく、読後感もさらりとしているけど、物足りない感も否めない。
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う〜ん、もっとドロドロとか奇想天外な展開を期待していただけにある意味普通の結末に落ち着き、少し残念。
でも読みがいの作品。
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「一人の女性の孤独を描く傑作長編」「性愛よりも大きなラブ」の帯の惹句に惹かれて読んでみたが。45歳夏子・その旦那・義理の娘・旬、誰にもシンパシーは感じず。なんか怖いな、こういうの、という感じ。
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ほんとは、★2.5って感じ。
良い人の話になっちゃうのか。という、少し物語として期待裏切られ感アリ。
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好きな作家さんなんだけど、最近はドロドロし過ぎて、重くて、グイグイ読めない。わたしの嗜好が変わったのか…
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600ページを越える長編の割には、大きな起伏もなくダラダラー
医者なのに地べたにバッグを置いたり、ジーパンで手を拭いたり。
何気ない日常の描写がザツに描かれている。
どの登場人物にもリアリティーがなく空虚。
好きな作家だっただけに残念。
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後妻となって入った家庭。
娘は奔放、夫も奔放。
医者、という生活費を稼げる手段もあるし
単なる同居、と割り切ってしまえば
まだ楽だったかも知れません。
生活費を稼げるからこそ、女の部分が大きく出てきた、のかも、ですが。
で、結局夫は自分のプライドにしがみついた、のでしょうか?
突如として呼び出して、食べて、笑いあっている。
この状態が理解できる日がくるのは…この状態に陥った時?
それとも、単純に娘が『復活』したから?
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転勤したばかりの自分と主人公の夏子の分離感が重なってしまった。読後に、チューニングが合わない、という本文中の言葉を思い出した。
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《本文より》
「おそるおそるというのではない。
ほしい獲物を悠然とくわえ、飛び去ろうとする、たかのように旬は自分の唇 で夏子の唇を慈しむように聞かせ、やわらかく湿った舌先をすべらせてきた。
その感触に酔いしれ、思わず夏子が緊張をといた途端、二人の唇はたちま ち温かく溶け合った。
口の中が蜜と化した。」
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元の鞘におさまった。各々が隠していたことが壊れていくが、表面上の家族という形は壊れず進んでいく。面白いが怖い小説であった。
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図書館のオススメで惹かれた。さくっと読めた。あらすじを読んだら、もっとどろどろした物語かと思っていたが、意外とあっさりしていた。感想の分かれるところであるが、私はもう少し(内容が)振れてもいいのではいないかと思った。
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けっこうな長編のわりに、ピンとこない内容だった。
結局、何が言いたかったのか。人はみんな孤児だってこと?
夏子は結婚後、心を開ける人がいなくて、モヤモヤしてるところまではまぁ共感できたけど、その後の展開はどうなの?
旬の存在も意図もいまいちよくわからないし。
小池真理子なのに、なんだかなぁ。
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読む前に思っていたのとは違ったし、突っ込みたくなるところとか結局どういう事とは思ったけど、読んでいる間楽しかった。懐かしき湘南よ。
夏子と早瀬のような関係を一生理解できないひともこの世の中には存在するのだよな。
自殺未遂って大きい出来事のはずだよな。
昼過ぎまで寝ていて、起きてから好きなものを食べ、午後は一万歩のウォーキング。夕方からエステや美容院に行き、夜は自宅で本を読んだり、雑誌をめくったり、テレビやDVDを観たり。そしてまた好きなもの、おいしいものを食べ続けて、午前三時まで起きている。そういう暮らしができれば、それこそが自分にとっての幸せな生活である、と彼女は語った。
「低空飛行していることに疲れたからかもしれない」
「低空飛行?」
「生まれてからずっと、地表三十センチくらいのところで生きてましたから。いつも地面すれすれに飛んでたみたいな。いっそのこと、土ん中にもぐってしまえればよかったんだけど、それもできなかった。自殺を図った人間はみんな、おんなじようなこと、言うのかもしれないけど」