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憲法改正の議論が新聞を時たま賑わしてますよね。国民投票は18歳以上にしようとか、それだったら成人も18歳以降にしなければなんて。
で、このほんの舞台はその世界が実現したもの。国民投票に参加する高校生が学園祭を通してその是非を考える。
正直、そんなに考えたことはなかったけど、この本をきっかけになりました。
皆さんも如何ですか? 昔、一世を風靡した角川の青春映画みたいで面白いですよ。
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目的のハッキリした高校文化祭となれば、生徒の集中力も半端ないと思う。それでなくても祭りということでワクワクするのに。
今どきはネットを使ったりということもあるのかね? 新鮮。
憲法9条についてそれぞれが考えるというキッカケになったに違いない。
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高校三年生が憲法改正のことを真剣に語り合う場面にはちょっとビックリ!というか違和感というか・・・高校生って本当にこんなに考え深く世の中を見ているのでしょうか、比して大人がだらしないのでしょうか。
とにかくも、胸キュンモノのスパイスも効いて読みやすく涙する場面も多かった。
カリスマ性ってことでも得るところの多い本でした。
実在してるのなら私も追っかけちゃうんでしょうね。キュン!
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テーマの割りに読みやすかった!
憲法改正の要素がなかったらたぶんちょっと軽過ぎて物足りなかったと思うので、バランスよかったと思います。
作中に掲示板とかTwitterが普通に出てくるあたり、今時なカンジがしましたね。映画化しても面白いかも。
初めて読んだ作家さんだったけど、ちょっと過去の作品もチェックしてみようと思います☆
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高校生が憲法改正について話し合う場面にまずは驚きました!
未来では実際に起こりうることなのかなとかいろいろ考えました。
今までに読んだことのないジャンルで面白かったです(o^-^o)
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憲法改正の国民投票を前に、将来の総理大臣を目指すスーパーウーマンの女子高生ヒロインとその幼馴染の活躍を描いた青春小説。
憲法改正に関する議論の部分を除けばありきたりなストーリー展開と言えなくもないし、ヒロインと主人公の恋愛については、むしろ蛇足感も感じたが、これだけの有名作家が、自分の大好きな函館を舞台とした小説を書いてくれたのが何よりうれしいところ。
読後感の良い爽やかな小説が好きな方におすすめ。
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「邂逅の森」「箕作り弥平商伝記」
での熊谷達也さんとして意識していたので、
ちょっとびっくりした。
主人公達が高校生、それでやっていけるのかな
は 読み始めてすぐに杞憂に変わっていった
ストーリーテラーとしての
熊谷節はきちんと流れていて、
「女子高校生」「憲法九条」「ロックンロール」
の三題噺を見事に描いた傑作です
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憲法改正についての国民投票実施が決まった春、函館H高校女子生徒会長の杉本岬は、全国の高校生による模擬国民投票に向けて動き出す。メディアに取り上げられ有名人になった岬だが、掲示板サイトに彼女を批判する書き込みがされ苦境に陥る。岬の同級生の田中亮輔は地元パンクバンドのギタリストだが、憎からず思っている岬を助けたいと願いながらもなすすべがない。国民投票の結果は?そして、二人の恋と未来はどうなるのか?政治オタ女子高生とイマドキパンク青年が、もやもやした日々をぶっ壊す。
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9/14
この2012年より少し先の、でも非現実とはいえない年代と設定が良いなぁと。ツイッターとかの用語も普通に出てきて無理がない感じ。
扱うテーマは憲法九条の改正っていうヘビーなものなんだけど、キャラの魅力とテンポの良さでサクサク読めました。
震災の時日本にいなくて、あの揺れを体感してないのだけど、明らかにそれまでよりは世界の紛争とか自衛隊の活動とか憲法とかに興味がわいた気がする。
主人公たちが高校生なこともあってラブもあります( ´ ▽ ` )ノ
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初めての作家さん、興味津津。
この表紙といい、有川さんの図書館シリーズになんとなく似ている印象を受けました
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女の子が絵に描いたような子で、そこだけちょっとなんだか…だったけど、おもしろかったかな。
結論も無理がなかった。
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霧だらけの毎日に、さようなら
恋愛小説としては、とても普通な物語(笑)
ただ、憲法改正の話が絡んできておもしかった!
高校生があんなに真剣に政治と向き合う世界はいいですねー
最後のデレデレヒロインもかわいかったなー
タイトルが気に入ったので☆3つ!
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憲法改正国民投票を前に高校生がプレイベントをするという、実に現代的(?)な内容。ネットとメデイアを逆利用するスーパー高校生杉本岬の活躍が清々しく、しかも参考になる。
熊谷達也は本来はマタギ小説などの冒険小説を得意分野にしていて、政治小説なんて書く人じゃない。でも、ものすごく真面目に書いている。しかも、結果的にこれからの未来を予感させるような小説になった。連載は2011年2月号から2012年1月号まで。彼は仙台在住の作家である。偶然にも大震災の大変な時に被っている。原発のゲの字も出てこない。けれども、問題意識は変わったのかもしれない。
内容(「BOOK」データベースより)
憲法改正についての国民投票実施が決まった春、函館H高校女子生徒会長の杉本岬は、全国の高校生による模擬国民投票に向けて動き出す。メディアに取り上げられ有名人になった岬だが、掲示板サイトに彼女を批判する書き込みがされ苦境に陥る。岬の同級生の田中亮輔は地元パンクバンドのギタリストだが、憎からず思っている岬を助けたいと願いながらもなすすべがない。国民投票の結果は?そして、二人の恋と未来はどうなるのか?政治オタ女子高生とイマドキパンク青年が、もやもやした日々をぶっ壊す。
という内容です。題名は「さよなら、霧の日々」という様な意味。彼らのイベントのテーマであり、ミュージカルのテーマ曲です。
私は今の高校生、このぐらいやってもおかしくないと思う。ずっと前に私のブログにコメントくれていた中学生の女の子は驚くほどしっかりしていた。この本に関して云えば、高校が理解があり過ぎるとか、杉本岬がうまいこと有名になり過ぎるとかはあるけど、よく出来た政治ラブコメ小説になっていた。
ご存知のように実際の国民投票法も対象者は18歳以上になっている(ただし、法改正が必要)。まだ社会のしがらみに汚されていない高校生たちは、現実でもそろそろ動き出してもいいんじゃないかな。高校生だけのデモを企画して「僕たちにも投票権を」と主張してもいいんだよ。
大人もふにゃふにゃしてはいられない。
最後のページに主要参考文献が載っているが、(一応護憲派の本ばかりだったが)参考にしたのはこの12冊のみだったはずがない。例えば内田樹の「9条どうでしょう」の内容は所々に出て来た気がする。
2013年4月19日読了
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文化祭を題材にした小説が好きです。
高校や大学の良いところや、楽しいところをギュッと詰め込むのに、最も適した題材だと思っています。
本作は高校の文化祭のお話。
ご多分に漏れず、楽しいお話なのですが、そこに憲法9条改正の話が絡むところが、普通の小説とは違うところです。
お話としては冒頭から憲法9条の改正が国会で審議されるところから始まります。
政治オタクで、主人公(男)の幼馴染の女の子が、それを高校の文化祭に盛り込んでいくってお話です。
堅苦しい話を、文化祭というオブラートに包むことで、すんなり憲法のことを考えることが出来ます。
本としては、改正すべきなのか、すべきではないのかについて、一応の答えを出してはいますが、それを押し付けるのではなくちゃんと考えようよっていう主張で好感が持てました。
まぁ、何よりも幼馴染の女の子が可愛すぎます。
スーパーマンなんですが、主人公にだけ甘えるという……
ツンデレはアニメでも、マンガでも、文芸作品でも魅力的だということを改めて実感しました。
ただ、面白く読めたのですが、主人公(男)がもう少し活躍しても良かったかなぁと思ったり何だり。
主人公に自分を投影しちゃうからだとは思うんですけどね……
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2013/6/22
すごく読みやすかった。
憲法9条についてを学ぶと考えれば読みやすくて良い本だった。ただ、ストーリーやキャラは好きになれなかった。