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「にんげんていいな」
「働き方研究家」という肩書きを持つ著者の「働く」を考える本最新作。
"デザイン"とは繋がり(関係)を整える作業なのだと知った。たとえば人を各所の駅とすると、その間に線路や電線や信号等を整備していくような。
このシリーズの特徴である、魅力的な"働き手"に対するインタビューは本当にいい。おそらく、「人間としてどう動くか」が自然と「働く」ことにつながっている人たち。
「仕事」とは何ぞや?その前に、「人間」とは何ぞや?という問いを追求したいと思った。
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は〜…
すごい!
ものすごく、響きました。
西村さんの「お仕事シリーズ」は
「いま、地方で生きるということ」
「かかわり方のまなび方」を経て、
ここまで到達されていたのですね。
私にとっては、思いもよらなかった
次の扉が、初めて見えてきました。
まだ、うまく言葉にならないけれど、
何度も読んでしっかり腑に落としたいです。
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2日くらいで一気に読了。2012年6月5日。
読んでいてきもちがすっと伸びるような本。
気になったキーワードの抜き書き。
しごとのなかでなにを大切にしてきたか? 思考を介さずに自然と身体がうごくように自分がくりかえししていることとは?
全体性の回復。
精神的な余裕をつくりだせる環境が要る。
本気ではないし、気持ちも入ってないのに、それをばれないようにすること。
ということばにどきっとしたり。
仕事でかかわる近しい人を傷つけたくない。慣れてしまうことがこわい。自分の中のいろんなスイッチを切ったりブレーカーを落としていること。
そこに居合わせた人がすべて方式でものごとをたちあげたい。
人ありき。
自分を否定しないところが、いいなとおもった。
思考にくらべて、感覚の鮮度がたかいこと。
自分に素直であること。仕事を通じてその心の動きが感じられることをこの人は人間的であると捉えている。
どんな仕事の先にも必ず人間がいる。
従来の枠や定義を超えて働くことがその仕事自体を豊かにする。
いかに、自分を表現するかといった話で終わらずに人と人とやかかわり合いの話になっていることがすばらしい。
などなど。
読んで良かった。
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伝えたいことはよく分かるし、いつもながら最もだし、頷いちゃうんだけど、全体的にはフワフワしていた印象かな
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わたしの西村さんとの出会いは「インタビューの教室」。「この場に参加するかどうか?」を考えるために本を読みはじめたので、著者と著書にほぼ同時に出会うという読書体験をすることになった。西村さんという人(現在)と、本のなかの西村さん(過去?)に、同時に向き合ったとも言えるのかもしれない。
この本に関しては、発売記念的なトークイベントで、西村さんがこの本について語るのを聴いてから、その場で購入した。なんというか、やっと本と本人が同じ時間のなかにある! という気持ち。いずれにしても、西村さん本人の話すことを聴くことと、本を通して触れることに、私の中では違いはなくて。西村さんが本のなかを出たり入ったりしている、みたいな感じで受け止めている気がする。
「自分の仕事をつくる」「自分をいかして生きる」に続く「なんのための仕事?」では、西村さん自身が自分の仕事を語り下ろすようなところがあって、その言葉のひとつひとつに「わたしの仕事」を照らし合わせながら、すごく真剣に読むことができた。
私たちの仕事は(どんな仕事でも)、あるいは私たちがこの世に関わることは、おそらくある種の魔法なのだと思う。世界を変えていくと言えば大げさだけど、やはり私たちは何かしら日々のなかで世界を変えて生きていて。生きているということそのものが世界を変えると言ってもいいと私は思う。
「わたしはこの世界にどう関わりたいの?関わっていこうか?」という胸の内にある思いに、そっと手を添えてもらったような気持ちで読み終えた。
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1年間デザインの勉強をし、これから就職のことも考えていかなければいけない……今、このタイミングで読んで良かった。
「何を好きなのか、知るための時間をきちんと持つこと」が大切であるという話があったけれど。それは、私自身の体験にも重なる部分があってすごく共感できた。自分て一体何ぞや、何がしたいんや…と考えていた時期に、とにかく自分の“好き(ヒトモノコト)”を探してみようと思ったことがある。自分の“好き”を集めることで、自分らしさとか、大切にしたいものとかが見えてくるんじゃないかなと思ったから。これは、今もずっと続いていて、そして私が生きていく上での永遠のテーマな気がする。
「なんのために仕事をするか?」ということも、つまり、自分の人生を何に費やすのか、自分の人生を捧げたいと思えるほど大事なこと、好きなこと、大切にしたいものは何なのかということなのではないかと、この本を読んで改めて感じた。
理想と現実、いろいろあるとは思うけど、できるだけ自分の心に正直にいたい。就活をはじめた時、あるいは新しく仕事をはじめた時、目指している方向が分からなくなった時また読み返してみたいと思う。
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なんのための仕事?
一生問い続けたいひとことだと思う。
こう尋ねられた時に、目をきらきらさせて話し始める大人はどれくらいいるだろうか…。
自分がやりたいこと、価値があると思うことと、
世の中に求められていることがマッチしたとき、
それは初めて対価を生む「仕事」になるのだと思う。
仕事に対する価値観は人それぞれだが、私は、
生きるように働きたいなあ、と思った。
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凄く面白い本。結局キチンと考えて、生きることが一番大切なんだと思う。一瞬大変なことかもと思うけど、そうじゃない生き方を続けた方がある意味大変なことになる。と言い聞かせる、自分に。
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西村さんの著書は、これで2冊目。
いずれも、今の仕事のありかたに違和感を感じている時にスッと入ってくる内容で、滞ることもなく滑らかに読了。
ただの社会批判や綺麗事にならないよう、著者の気遣いが伝わってくるのが印象的で、好感が持てました。
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一瞬,図書館での分類が「757」だったのか?と確認したところ
「デザイン」というくくりだったのね。
理想的だけどそう動けない自分のもどかしさ。
若いうちにいろんなこと考えれば良かったなと思う。
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著者の職業がデザイナーということで、
登場する方もその周辺だったためか、
イマイチ実感の持てないというか共感ができませんでした。
そう、それこそやっぱり「この人たちはスーパーマン」的な発想で。
そう思って読んでいるうちに、中盤の
「福田桂」さんの話にはぐっときました。
メーカーで働いていたのを32歳で独立。
子どもができたら仕事を減らして主夫業に専念する。
この時点でかなり親近感を覚えました。
ジョン・レノンのように、やっぱ子どもができて
そちらを優先するスタイルが貫けることに憧れる。
子どもゲームのデザインの仕事をしていたものの、
「テレビやゲームに子どもが魅入られる具合がちょっと怖かった。」
「子どもがスーパーで泣き叫ぶぐらい魅入られるものを作りたい」
という願いでそれは出来ているわけです。・・・(中略)
でも、それを俺がやらなくてもいい。
と感じている。自分もそんな仕事はできないなぁ。と。
そして今は保育園づくりにかかわりたいと思い、
用務員(アトリエリスタ)として働いている。
カッコいいなあぁ。
そんな仕事がしたい。
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デザインの仕事をする事で「人の仕事」が見えるようになったとあとがきにあるけれど、たくさんの人の積み重ねで今があると意識しながら生きることが、人生を豊かにしてくれるのかも。気をつけよう。
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この本に出会えてよかったと思っている。本に出てくる人はみんな実力をしっかり持った人たちだけど、自分のような凡人も「何のための仕事?」と感じても良いということがわかったのは大きい。これからおおいに悩んでいきたい、たぶん遅すぎないことを願って
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もう一度読み直したい。
丁寧に誇りを持って働いている人たちのインタビューが心に刺さった。
自分の働き方を確立していきたい
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私にとって「自分をいかして生きる」に次いで西村さん二冊目。これは誰でも仕方ないが、(自分の中で)マンネリ化していく。ただ、直接のインタビューを元に、「もっと自分に素直に生きて、そしてそれを働くということにしていいんだよ」と繰り返し優しく諭してくれる。気持ちよく働けて、世の中に足跡を残せてなんぼ、と思える。