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多くの事例を掲載。予約営業を積極的に行い、特別仕立の車、正装のドライバーでスイーツ巡りや観光案内を行う。ドライバーの誇りも、お客様の喜びも高まっている。
投資した機会設備に応じた受注をやめ、設備を廃棄し、情報加工産業へと転換した事例。「顧客の増販、増客、増益の手伝い」のツールがあるとして、大学の志願者集めまで協力している例もある。
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著者は兵庫県立大学大学院教授佐竹隆幸氏。
「地」的経営の考えと事例で紹介されている企業様の地域に根差した経営から多くのことが学べると思います。
「隣の会社が儲かるようにすれば、自分の会社も儲かる」
いい企業とは「挨拶ができる企業」
本当にその通りだと思いました。
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しばらく前に日経新聞の書評でこの本を見かけ、おもしろそうだったので、買って読んでみました。
活字が大きく、文章が読みやすくてあっという間に読み終えられる、はやりのビジネス書スタイルですが、内容については、期待通りなかなかおもしろかったです。
経営ノウハウの記述に関しては、他のどのようなビジネス書の経営本でも読めるような内容ですが、この本で何よりおもしろいのは、兵庫県の地場の中小企業の具体的な経営事例集(ジュンク堂だけは、「中小」というには相当大きいですが)。僕自身の出身が西宮ということもあって、なじみの地名が多く、活動がイメージしやすかったこともありましたが、事例で取り上げられた各経営者たちの創業や事業転換のための工夫・苦労がコンパクトにおもしろくまとめられていて、読み物としてとても楽しめました。
後書きで著者自身の苦労談について長々と書かれていたのは、それを書きたかったお気持ちはわかるのですが、さすがにやや長すぎた感じ。本文の事例集のようにコンパクトにまとめていただいていれば、それも一つの感動談となっていたと思うのですが…。その分1点減でした。