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耽美的な、筆者のいつもの特徴は垣間見えるものの、勢いがなかったり推理が、根拠のない推定であったりと、栗本ファンとしては寂しい限り。病床からの執筆だったことも影響したのかな。
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表現は栗本さんらしいものだったけれど、少し説明が冗長な気が。
どこまで書くか、というのは非常にさじ加減が難しいことはわかっているけれど、惜しいなと思う箇所がありました。
しかし、伊集院大介の新作はもう出ないのだなあと、しみじみ思わずにはいられません。
ほぼリアルタイムで追っかけてきたので、ひとつの輪が閉じたことを実感します。
おつかれさまでした、栗本さん。
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伊集院大介シリーズ最後の作品という点で感慨深いものの、文体は著者の晩年の傾向そのままに冗長。ミステリーとも言えないくらいの展開と昭和ロマン耽美の傾向。ただただ伊集院大介にまた会いたくて読んだ感じ。
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いつの頃からか伊集院大介の話しっぷりについていけなくなって、すっかり遠ざかっていたけれど、最後の伊集院大介と言われれば読むしかない。
死ぬときは誰だってひとりだということはわかっているけれど、自分にも訪れる老後の孤独を想像すると気が重くなるなあ。
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学生の頃、よく読んでいたシリーズ。久しぶりに本屋で見つけて買って見た。好きだった頃の雰囲気そのままの大介の世界が突然戻ってきて、あの頃と同じようにあっという間に読んでしまいました。今更ですが、栗本さんがいないからもう大介にも会えないというのが何だか悔しくなりました。
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最後の、伊集院大介シリーズです。初期の伊集院大介が戻ってきてくれて(だいぶ年はとりましたが)うれしいけど、ミステリーとしては非常に残念なできです(病床で書いたものだそうなのでしかたがありません)。
ムードと心情を楽しむ本ですね。
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久々に読んだ、そして最後の伊集院大介。
話の内容の割合に少々長く感じた。
それは舞台が伊集院大介の事務所と木蓮館の周辺という限定的な場所であるため仕方ないか。
また、木蓮館の住人の奇異性を表現するためなのか。
それにしても物語の骨格に対して肉をつけすぎといった印象を受けた。