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げに醜きは男の嫉妬。
こんなに大風呂敷広げといて
急にちゃっちくまとめちゃうのかとガッカリしたが
更にもう一捻りされてホッ。
いくつか疑問点も残ったし
若干中弛みも感じたが(読み手のモチベーションかも)
総じて「スゴイもん読んだな〜」と満足。
終章には引用したい言葉が沢山あったけど
やはりこの物語のラストのための言葉なので自粛。
生と死、生き方、政治、法、そして未来。
今の日本でこそ活きる壮大な物語。
【図書館・初読・8/8読了】
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上下巻800ページ、一気に読めた。
「経済衰退、少子高齢化、格差社会…国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。」Amazonより
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不老不死近未来の物語。永遠の命、永遠の若さを手に入れる事によって起こる心の葛藤。人は老化そして死があるからこそ何事にも頑張れそして楽しむ事が出来るのではないか⁉︎そして感動のクライマックス。最高の読後感。
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壮大なテーマながら途中で破綻することなく、最後まで飽きずに読めました。
本書のように、世を憂い何とかしようと問題に真摯に向き合う、志の高い政治家がいることを願うところ。
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首相と大統領の関係が人間臭くていい。敵対していても、心の底では互いを認めている。立花という女性をもっと書いて欲しかった。異名が滑っている気がしてしょうがない。上巻で抱いた疑問は全て解決というわけにはいかなかったが、壮大なスケールの作品で楽しめた。
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【ベスト級】【お気に入り作家】ラストまで一気。不老不死社会と生存制限法の施行から発生する問題に絞ったおかげで、物語が力強く、ブレなかった。「嫌われ松子」以来フォローしてきた作家が傑作をものにしたことが素直に嬉しい。
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驚異的な傑作。これほどまでにダイレクトに胸を打つ力強い本はなかなかないと思う。本当に様々な要素を盛り込んだ一大エンターテイメントの傑作であると同時に、力強いメッセージを訴える社会派小説の傑作。そして、ジャンル的には近未来SFの傑作と言ってもいいのだろう。話題になった「ジェノサイド」や「虐殺器官」もすごかったが、個人的にはそれをも超える稀に見る傑作であると感じた。
テーマは人の生と死。そして、それを前提とした人間の生き方の問題だ。
放り込まれた要素は、人との信頼、男女の愛、親子愛、信念をつらぬく大切さ、人の醜さ、弱さ、愚かさ、身勝手さ、などなどたくさんあれど、中でもきわだっているのは、まるで現在の日本の政治状況そのものを揶揄したかのような権力闘争の要素であろう。また、近未来SFとはいうものの、時代設定は奇妙に現代とリンクしており、これがまた奇妙なシンクロ感を醸し出す。この政治的な要素と時代設定の仕掛けから考えるに、この作品はある程度の大人が読んで初めて感動できるものなのかもしれない。
過去に著者の本は読んだことがないけれど、その小説的なテクニックもひどくうまい。場面や時制の転換が自由自在で、登場人物が思わぬところでつながってくる過程がとても見事だ。重いテーマを内包しつつも、堅苦しい文章になることなく、あくまでもエンターテイメントとして完成させていることに、著者の指向性と力量をみた気がした。
繰り返そう。これは驚異の傑作だ。今を生きる日本人が1人でも多くこれを読んで、自分の生き方を真摯に考えてみることを強く祈ります。
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伏線が回収されていき、謎も解けて、スッキリした気持ちでの読み終えることができた。
会話や次が気になる展開に息が出来ないほど、最後まで飽きないで読める作品でした。
百年法を読むたびに死ぬこと、生きる意味を突きつけられ、考えさせられた。
死ぬことを考えるたびに震え、ページをめくれないときもあった。
しかし、生きること、これからやりたいことを考えると、前向きな気持ちになり、生と死は紙一重というか、表裏一体の関係なのかなと思った。
非常に面白い作品でした。オススメです!!
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下巻の最初はなんだか上巻の勢いはなく、つまらなく感じたけど読み進めるうちに気付けば、ページをめくる手が止まらなくなり予想してなかった方向に話は進む。
とはいえ、全く予想出来ないかとうとそうでもないのだけど予想できた部分があっても、さらにその上をこの本はいく。
ラストは泣きそうになった。
ホントに面白かった。
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永遠の命を手に入れると同時に、法によって自らの命の期限を定められる。非道徳的で無秩序な世界の中、人間の生に対する欲望、そして絶対的権力への渇望が渦巻く。醜さの中にみえる純真さ、情熱の中にみえる脆さがなんとも心をうつ。最初から最後まで、壮大なスケールに圧倒され続けた。後半やや無理やりなストーリーの運びにトーンダウンしてしまった感があるが、読み応えのある作品だった。
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"「我々は理解していなかったのだ。永遠の生と、その真逆であるはずの死の間には、紙一重の差しかないことを」"
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面白い!連綿とした人類の世代間での襷リレーの重要性及びその世代内で次世代を見据えた想い。この世代が歴史に残せるものは何なのか、それを改めて問題提起している良書。
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読み終わった。下巻は人間ドラマよりも政治的な駆け引きの記述が多く、途中少し中弛みした印象もあるけどもやっぱり面白かった。上巻で張られた伏線を回収しつつ、二転三転しながらラストに向かう。
絶望の淵に立たされたあとのラストは、なんだかとても美しい終わり方で希望が持てた。
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ものすごいスケールで描かれた近未来。
よくもまぁ次から次へといろいろ思いつくものだと感心しきり。
エンターテイメント性充分の読み応え。
しかしながらすべてが今の社会になぞらえていてあらゆることを深く考えさせられる辺りがスゴイ。
異色傑作…!
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面白かった。
みんな熱い人だった。
尻に火がついた形で改革に踏み切ったけれど
これだけ熱い人がいて、もっと時間があったら、
百年法をやめて新たな日本を作ることができてたかもと思うので
そっちの結末も見てみたかった。
でもやっぱり面白かった。