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東大の特任教授の医者の上先生が、福島県での被災地の医療活動を、通常の、厚生労働省、県、医師会などのルートとは別に、独自のネットワークで、透析患者の移動とか、健康診断、除洗活動などを行った戦場記。
なんどもでてくる言葉がある。県から「先生評判わるいですよ」「勝手にうごいては困るんですよね。」
同じ言葉を僕も何度も言われた。しかし、被災地に現実に入ってみて、通常のタテルール、業界団体のルートで救えなければ自分のリスクで動くしかない。
その場合に、既存の体制から厳しく批判される。同じ構造。
上先生は強い意志と多くの仲間に支えられて、医療から教育、スポーツ指導などにも関係を広げていている。
自分も、今の被災地に入っているネットワークづくりを充実して、一生の仕事として被災地に入り続けたい。
あと、医者の友人たちに教えて欲しい。被災地に医学部を新設することが、そんなに医者の世界では反対を受けることなのか。現実に医者不足が大量に生じているのに、なんか医師会が既得権を守っているような気がする。
医者の考え方を聞きたい。