投稿元:
レビューを見る
榎田先生の作品がお好きなら…これは是非読まなくては‼ イロイロなエロを一度に楽しめて満足出来る本なんて、そうそうありませんよね‼ 普段はカバーやイラストもとっても豪華な顔ぶれで、更に満足出来ます(エロアリ★★★★★)【紙媒体で購入】
投稿元:
レビューを見る
エロティックがテーマの短編集。6作品が収録されていて、そのうち半分が書き下ろしです。「痛い靴」「カルメン」「クリスタル」は以前に読んだような記憶がうっすらとあります。
エロに特化したというだけあって、短編なのにかなり濃い内容です。そのエロがまたマニアックなんだな…好き嫌いが人によっては出てくるでしょうが、ここはちょっと太っ腹になってあれこれお試ししてみるチャンスではないかと思われます。文章がうまいから、変態なのにノーマル感があふれてるのですんなり入り込めます。
榎田センセのエロ嗜好と文章の実力を、一度に味わうことができました。
全体的に、そこそこBLを知り尽くした上級者に向けての作品という気がします。
ココから詳細な感想です。
「痛い靴」CUT/えすとえむ
脚フェチ、ハイヒールフェチな上司に翻弄される真面目リーマンの話。仕事ができてカッコいい営業部GMの久我は、なかなか仕事や仲間になじめない日高をいつもかばってくれる、一見やさしく頼れる上司なのですが、実は
超ドS男。日高への猛烈な執着愛がSM行為に集約されています。靴擦れイタイ!読者にもドSでした。痛いけど久我のSな言葉責めに萌える!すごく卑猥。
「ストロベリー」CUT/腰乃
仕事を通じて親しくなった館野と篠田。ゲイの篠田は館野と友人のふりで2年耐え、玉砕覚悟で告白して晴れて恋人になって1年目。
ノンケとゲイcpゆえに発生する誤解と思い込みが、おかしな方向に発展してしまいます。篠田がかわいいです。わかりますよ、相手がノンケだからいつか心変わりして捨てられるかもしれないと疑心暗鬼になりすぎてしまうのも。でも、案外館野は信じてあげられる相手だったみたいでよかったです。必死すぎて「リバ」ってのが最高でした!かわいい、キュン死にしそうになった。イラストとベストマッチ。
「10×3」CUT/円陣闇丸
893です。しかも3P。女癖が悪い辻は組長の大事な娘にまで手をつけて、ホテルで一緒のところを運悪く顧問弁護士の財津に目撃されてしまいます。金で口止めしようと財津に持ちかけたところ、金は足りていると言われて。
漢が漢2人に犯られるというのはおいしいです。辻はけっこう強気で俺様タイプなんです。なので、2人からガンガン言葉や道具でドSに攻められても、悲壮感が全然なくてあっけらかんとしてるイイ人でした。あんな目に遭っても殺意も無さそうで、安心です…
「カルメン」CUT/鬼嶋兵伍
ドラァグクィーン攻!人には言えない性癖を持つ桐生と、身長がコンプレックスの千歳。ちょっとヘタレなガチムチとクール美人なチビという体格差に萌え。オネエまではいかないけど女装攻めというのもツボです。イラストがいいですよね。
「クリスタル」CUT/中村明日美子
社長である父親の後ろ盾で取締役となった篤樹は、自分の教育係であり秘書である真人に嫌われていると思い込んでいます。ある日真人と乗ったエレベーターが故障して閉じ込められた篤樹は彼に恥をかかせようとしますが。
設定がスリリングでドキドキさせられます。
主従逆転も有りの失禁羞恥攻め。コレも相当Sが入ってます。
「書生の戀���CUT/今 市子
これは戦時中の作家と書生のものすごく切ないお話。プラトニックな恋愛が手紙と日記と小説の形で展開していきます。「エロ」じゃなくて胸が張り裂けそうな「えろてぃっく」です。この時代の人々の恋愛を思うと胸が痛くなります。ラブもエロも生き方もままならない世の中は不幸です。
泣かされました。最後の最後でこんなに泣かされるとは思いもよらず…
気を引き締めて、BLに精進したいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
eroticaというタイトルがふさわしいエロス満載の一冊。
6作の短編が収録されている今作だが、どれもアブノーマルで背徳的なお話がつめこまれている。
「剃毛」「リバ」「3P」「玩具」「ガチムチ女装攻め」「放尿プレイ」・・
以上の単語にひっかかる方は十分楽しめるのではないだろうか。
短編集ながらも随所に盛り込まれている内容の濃さに驚くばかりである。
しかしノーマルエッチ大好き人間としては些か1話ごとに小休止をいれたいほどハードな内容であった気がする。
もうすこし経験を積んで再読したい。
今回の本の中で、ネットからの投票でお題を決めるという企画から書かれたお話がある。
いくつかの選択肢から、そのなかで最も人気が高かったお題が「リバ」である。これには少し驚いた。(かくいう私は「ひとりH」に入れた)
榎田作品はいつも私に新しい世界を見せてくれるなあ。
投稿元:
レビューを見る
"エロ"に焦点をおいた短篇集。
痛い靴
ストロベリー
10×3
カルメン
クリスタル
書生の戀
どの作品も楽しめました。どの作品も一癖持った変態性のあるエロがてんこ盛りで。笑
普段、絡みのシーンばかり読んでいると飽きてきてしまうのですが、作品ごとにがらっと雰囲気が変わるので飽きることなくむしろ的確に萌えポイントを突かれ、一気に読んでしまいました。
お題が私の好きなものばかりだった、というのもありますが。
投稿元:
レビューを見る
中村氏の表紙に誘われて買った一冊。が、しかし。中身も素晴らしかった…。榎田先生の作品多分初めて読んだんだけどとても読みやすくてすんなり入ってきました。短編集読みやすいは内容はエロい&綺麗&可愛いはで大満足。一番好きな話は最後の『書生の戀』。短編集の中で唯一の悲恋。だと思わせてっ!ってゆーのにやられました。いやー久々にBL小説買ったわ。や、最早文学の域!!
投稿元:
レビューを見る
エロ短編集。8割ほど変態マニアック。濃いです。
しかしエダさんらしさが溢れていると思うのは、最後のエロなし短編「書生の戀」
中村明日美子さんの帯は、カバーの下に入れるといいそうです。
そして、カバーを開くとドピンクな紙のページになるようにピンク紙はカバーの下に折り込んで欲しいそうですよ。
投稿元:
レビューを見る
短編集って難しいんだね、と思ったくらい
引き込まれ度が低かった。
タイトル通りの内容なので、セックスシーンが読みたい人は満足だろうけど
そこばかりが描かれた話を読むのには少々食べ飽きる、みたいな。
タイトルとテーマは充分なので大成功の本だけど
好みの問題ですね。
そんな中の最後の作品『書生の恋(←旧字体だけど出ない)』がよかった。
ストイックなエロさの方が今の私は読みたいのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
榎田さんの本ってあまり読んだことがなかったのと、読んだ本は全て長編だったので短編集ということで購入をかなり迷いましたが買ってしまった(笑)
そして、やはり迷いながら読んでしまった感じで「痛い靴」と「書生の戀」はちょっと読みづらかった。
特に「書生の戀」はかなり難解だな~と感じました。
エロがテーマの短編集ということでしたが、読み終えると意外とあっさりしていたような気がします。
榎田さんの作品をもう少し読んでから再読しようかな~(笑)
この本は装丁がお洒落でした。
中村さんの帯がとても良かった。透明カバーが必要ですね♪
投稿元:
レビューを見る
どう、感想を述べていいのか・・・。
ただひとつ。
これからもずっとついていきます!先生!!
全ての作品がすばらしかったです。出会えてよかった。
投稿元:
レビューを見る
最後の『書生の戀』以外はタイトル通りエロスを追求してる。
何で敢えて『書生の戀』をこの作品に
入れたのかは分からないけど、インパクトのある『痛い靴』から始まってしっとり『書生の戀』で終わるのはいい配分だったのかも。
投稿元:
レビューを見る
ええと、まだ私には早かったかな、って感じです…よく出版できたなあ…(遠い目)
表紙の帯の中村明日美子さんの絵が素晴らしいです!!色気が…!!!
内容はというとなんか痛いし(靴擦れはほんとに痛い…)、きついし、最後まで読めるかな…と不安になってましたが、最後の「書生の戀」には泣かされました。BL読んで泣いたのは初めてかもしれません。
最後の殴り書きの一節がもうやばかったです。
著者のあとがきに、榎田先生の本気を感じました。今業界的にも厳しいかもしれませんが、へこたれずに頑張っていただきたいものですね^^
投稿元:
レビューを見る
他作品が濃厚なエロであったり、性癖が少々いきすぎている人、内面が歪んでいるのかな、というお話だったからか、文章形式が違うからか、最後の「書生の恋」にとてもきゅんときました。
けれど全てのお話に面白さがあったし、エロ描写がうまいなあ、と感じました。している事がわかるだけではなくて、色っぽかったり、どきり、としたり、切なかったり、嫌悪したり、どうしてなんだろう?と感じたり。
投稿元:
レビューを見る
全部で6編の短編集。
明日美子さんの表紙に吊られて買ってしまったけど、とても良いほもでした。
短いはずなのに話が濃くて、エロも濃い。
恋するとかそんな可愛いものじゃなくて恋に堕ちていく感じのお話ばかりだったような気がする。はまったらぬけられないとかそんな感じ。
投稿元:
レビューを見る
エロスと官能の珠玉の短編集。
短編集というと普通は物足りない感の詰合せになるのだが、どれも内容が濃くて一つの物語として完結している様は流石。マニアックなエロがてんこ盛りなのだが、美しく流れるような文章で不思議と下世話な印象はなく上質なエロティシズムが感じられるのは榎田さんの小説という先入観があるからなのか(^^;;
そして最後の「書生の戀」のような作品こそ榎田さんの真骨頂ではないだろうか。一度も交わるどころか逢瀬すらしていない、ただ書簡のやり取りを通して紡がれる恋物語。書生が創り出した絵空事だったはずの物語がどんどん真実味を帯びてきて、いつのまにか二人の恋が事実として存在していたかのように感情移入してしまう。
そして戦争によって残酷な運命が訪れる訳だが、それを第三者の曾孫が読み知る事によって不思議なカタルシスとなって青年は今の恋人との生を実感する。エロスなくしては私達は生まれない、エロスとは生きること。というあとがきに書かれていた榎田さんのメッセージが込められた作品であったと思います。
投稿元:
レビューを見る
エロをメインにした短編集。
話によって文章の書き方自体を変えて執筆する辺りはさすが榎田先生。
レビューにも多く上がってる書生の戀は精神的エロスで素晴らしかった。
本自体の装丁も素敵!