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青春小説!ほんとにキラキラしていてまぶしい物語でした。高校のブラスバンド部を舞台とした群像劇なんですが、それぞれの登場人物がほんとに活き活きとしていて、ほんとに素敵で。途中、え?そんな展開なの?これそういう話なんだっけ?って思う部分もありつつ、後半に向かってドキドキが増幅されていって、最後の晴れ舞台の描写ではほんとに文字が踊るようでした。はー、岡村ちゃん聴こうっと。ブラスバンッ!
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姉と同じ高校の吹奏楽部に入部した俊平は、失恋の痛手から立ち直れないまま部でも希望の楽器ではなくパーカッション担当になる。
悶々と基礎練習を続けていたある日、同じパーカッション1年のミキエリが屋上から落下する事件が。しかし俊平は昏睡状態のミキエリとは別のミキエリを目撃し…。
ミキエリの落下事故をきっかけとして、俊平は自分がいる世界とは「半音ずれた」世界が存在することに気付く。突然SF的要素が入ってきて驚いた。その他はよくあるブラバンものかと思いきや、部長の桂木のぶっ飛びぶりが凄い。
くるくると主人公目線が交代するので、それが苦手だとあまり楽しめないかも。
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高校生らしい悩みを抱えて、努力していく物語。そういえば、ちょっとした事でもそのまま受け取って考えて、やっていったのかなぁなどと考えます。
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吹奏楽部のはなしとはいえ音楽ものというより部活もの。SFもあり。主人公がはっきりしないので入り込みにくいけど、その場その場は面白い。映像で見たら面白そう。指揮者にもいまいち魅力がない。その友達が一番魅力的なのはどうなんだ・・・。
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熊本県、北倉高校吹奏楽部での、高校生たちの青春物語。
1年前のコンクールで、指揮者の先生が突然倒れた。変わりに副顧問のダンプが指揮をすることになった。顧問の先生は一命をとりとめたものの、退職を余儀なくされ、ダンプがそのまま顧問となった。ダンプの指揮は思いのほかすばらしかった。
北倉高校の吹奏楽部に語られる怪談に、死人さえでれば金賞を獲れるというものがある。そんな噂を打ち破ると(新入生への部活紹介で)宣言するイケメンだけど残念な性格の部長、暗いイメージで自ら嫌われ役を辞任する副部長。その他個性的な面々。
希望しないパーカッションの割り当てられ、メトロノームを前に練習しながら死をちらりと考える高橋俊平に、同じパーカッションの1年の三木由梨。
そして本当に死にそうになったけど死ななかった三木由梨と、高橋俊平の似て非なるふたつのパラレルワールドを知ることとなる。
部員達それぞれの視点で、ちょこちょこ1人称が変わるので、
はじめは読みにくい。何度も、登場人物紹介のページと行き来して読み進むうちに、突然、表紙のイラストが、
「あ!これがこの子か!」と気がつく。それが楽しい。
でも音楽ものとしてのオタク度は低く、
せっかく熊本の話なのに、熊本弁がでてこないのがさびしい。
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吹奏楽もので、第一章「春の猟犬」って事で、なんという素晴らしい本に出会えたんだ!と飛びつく。
が、春の猟犬は関係なく、子供らには魅力を感じず、ファンタジーちっくなお話に読む気がなくなってしまった。
完読ならず。
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現役のブラバン生徒はもちろん、楽器を弾けない人も十分楽しめる青春音楽ストーリー。
ブラバンに生命を賭けるといったら言い過ぎかもしれないが、青春のエネルギーの大半を注ぎ込んでいる地方の高校生たちが主人公。
一つの章の中で次から次へと主人公が切り替わる手法が、リズミカルな効果を生んでいる。次から次へと登場するのは吹奏楽の名門・熊本県北倉高校吹奏楽部の高校生たち。いくつかの不測の出来事が重なって、惜しくも銀賞となった昨年の雪辱を果たすべく、今年も県のコンクールでの金賞獲得を目指して精進する毎日だが、今年もまた不穏な出来事が続発。
希望していない楽器を割り当てられたうえに、満足に楽器も持たされず、ただただリズム練習をさせられている一年生もいれば、主力としてパートをまかされても、家庭の事情でなかなか集中しきれない二年生もいる。部長や副部長となって、シャカリキになるあまり空回り気味の三年生たち。そして、どこか心ここにあらずの指揮者で顧問の太っちょ先生。
それぞれがそれぞれのドラマを演じながら、終盤のコンクールへと向かっていく一連のストーリーが、まるでシンフォニーのようだ。そして最後にやってくるビッグバン!起伏が激しく、混沌としたストーリーはどうしたら収拾するのかと不安になる、、、
この手の青春小説にはハッピーエンドが用意されているものだけれど、この著者はどうだろうか?
いつもユニークなタイトルを各章に付ける著者だが、今回は14章すべてにユニークな楽曲名を割り振るという凝りようだ。
楽しく悲しく、高揚し覚醒する不思議な音楽体験。
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ブラスバンドが小説の題材によくなるのは、勝ち負けの判断が明確でないってのも一因なんですかね。
この物語、ちょっと凝った作りとなっていて、半音階ズレた♯の世界が出てきます。
青春物語は読めば毎回、元気がでますね。
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高校吹奏楽部のお話。リアル青春ものかと思っていたら、半音ずれた♯の平行世界が出てきたり、語り手目線が入れ替わったりと、結構めまぐるしい。70人からいる部員のなかの、個性的なかつ主要(?)メンバーがメインに話が進んでいく。演奏する音楽の解釈とかはあまりないが、高校時代のほろ苦い思い出が甦る。
ダンプ結構好きかも。でもそばにいたら暑苦しいかな。
コンクール向きでない思いっきり楽しめる音楽、聴きたいな~。
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なんか物語に入り込めなくて今一つでした。SFチックな所もどうかな〜。この辺を受け入れらると良かったのですが…
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平行世界とつながってしまった高橋俊平。死人さえ出れば、金賞を獲れるという噂があったが。
期待していた話ではなかったし、#の世界を出した意味がいまいちよくわからず。失恋と両親を失うことが同列とは思えないのだが。
部員の恋愛模様はよかったです。
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てっきり部活もの、ブラスバンドものだと思ったのです。ミキユリが二人出てきた意味が分からず、登場人物の一人が言う台詞「お前の超能力見せてくれよ」は比喩的な意味であって、実質はカードマジックかなにかだと思っていたら、平行世界もの、超能力ありな世界のお話だとわかってひっくり返りました。ちょっとついて行けなかった。
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高校の吹奏楽部を舞台にした青春群像劇。
登場人物多め。
視点が色々な人物に移り変わっていく。
個人的にはすっきりしなかった。
設定(二重世界)とか、結末とか。
「部活もの」ということで、読みながら勝手な期待とか予測をしてしまっていて、それは「色々あっても最後にはメンバーのまとまりとか団結とかそういうのが出来上がって大団円」というようなことだったんだけど、なんかそういうかんじではなかったなあ・・・。