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妻子を殺害したエリート銀行員の素顔は・・・
うーん、やりたいコトは解らないでもないけれど、微妙。
こういう得体の知れない人が、珍しくも無い現実の方がよっぽど怖い。
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もうもうもう、この読後のもやもや感をどうしてくれようかっ!
読み手の側から見ると限りなくクロに近い容疑者なのに、なぜ彼の周りの人はみんなシロと信じきっているのか。その違和感にもぞもぞと居心地の悪さがつのる。
こんなに完全無欠のいい人がなぜこんなに理解不能な理由で殺人を犯すのか。次々と現れる語り部によってあらわになる容疑者の過去によってそれが明らかになるのか、と思いきやっ!
どこにもたどり着けないもやもやを抱いたままぽつんと置き去りにされるラストは、一寸先も見えない霧の中でかすかに見えたと思った光が幻だったような心細さを残す
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うーん・・・途中経過が楽しかったので、余計にラストが消化不良で残念。
確かに人の心の奥深くまでは誰も分からないけど、ではそもそも小説を書く、読む意味があるのか?
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エリート銀行マンが妻子を殺した動機は「本が増えて家が手狭になったから妻娘を殺した」と、誰もが信じがたい理由。小説家の「私」がその犯人の過去を探る。わかりやすい展開で読み進められた。
犬のエピソードはちょっとずれているように感じた。また、最後のショウコの話は、まるで白夜行?という印象。
何が本当で、何が嘘なのか。
全ての人間の本質は結局は他人にはわからないものだという話だったのでしょうか。
ラストの続きを探してしまった。
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ようやか順番が回ってきた本。長かったなー人気な作品って知らなかった。
銀行員の仁藤は、妻子殺害の罪で逮捕された。誰に聞いても仁藤は、人当たり良くそんなことをする人とは思えないと言う。小説家である「私」は、仁藤の事件を本にするため調査を行う。
なんというか、仁藤の妻子殺害の理由が最後まで分からない。え、本当にその理由なの?と最後までなる。作中に次々明らかになる仁藤の付近で起こった不審死。本当に関与してないの?
人というものは、理由がないっていうのに不安になるんだな。分かりやすいストーリーや分かりやすい理由。それが分からないと不安になる。これが、この本のテーマ。そして、読んだあと理由が分からない不安でモヤモヤ。
2012.12.2 読了。
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妻子を溺死させたエリート銀行員の動機は「本の置き場がなくなったから」という不可解なものだった。この事件に興味ひかれた小説家は独自に事件と彼について調査をし始めたが…。
帯に書かれてた「これがミステリーの最高到達点です」って著者の言葉に期待して読んだし、途中まではどんな落とし所を用意してるんだろうと思ってましたが…著者はわかりやすいオチを用意してませんでした。こういうまとめ方もありだと思うけど、帯の文句には納得がいかずそのせいで正直読後感は悪い。というか、読み終わった!って気がしない。
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最後はもやっと終わります。もやもやっ。絶対的なものの存在ってなぁに?という時代感を犯罪小説にすると、こういう風になるのかな。疲れた頭を休めるための読書としてはぴったりのスイスイ読まされる系です。
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貫井徳郎ワールドが炸裂です♪・・・と言ってもたんたんと物語が進んでいくのですが・・・.(^_^;)
読みやすさ、引き込まれやすさはさすがです。さあ、次の展開はどうなる?どうなる?という感覚でどんどん読み進めます。貫井さんらしいエンディングですが、賛否両論に分かれると思います。個人的には少々消化不良です。
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「事実は小説より奇なり」
殺人を犯すにはそれなりの理由があって然るべき。でも、この作品では「そんなことで!?」な理由で、しかも妻子を殺してしまいます。
物語は殺人の本当の理由を、また犯人の人間性を探ることを目的として進みます。
納得する理由があれば安心する。
でも、理解できない理由は恐怖ですね。
最後ははぐらかされた感がありましたけれど、面白く読めました。
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すごく期待して読んだ。はじめはノンフィクションと思っていたけど結局はフィクション?
表紙がなんとも不気味なので、読みながら寝るのはやめよう、だから昼間一気読みができる時に読み始めようと思ってたのに、結局布団でも読む羽目になってしまった。途中で力が抜けてパタンと本が閉じて、ビックリして目が覚めた。あの不気味な顔が微笑んでる。恐れていた事態が発生!心臓が停まると思った。ストーリー以上に表紙が怖い!
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貫井徳郎さんらしくない作品だなぁ。と。まるで湊かなえさんを読んでいるよう。(関係者の独白とか)
とにかく、最後にモヤモヤ感が残る作品。
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深淵を覗く者はまた、深淵に覗かれている、だっけ。そんな印象の物語。
もやもやもや。覚悟はしていたけれど、やっぱりもやもや。
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冒頭から引き込まれる展開で一気に読ませる。
結末の部分は賛否あるでしょう。
読者に想像の余地を残したといえば聞こえはいいが・・
悪く言えば、伏線を回収せずに投げ出したというようにも見えてしまうのが残念なところ。もちろん、筆者はねらって書いてるのでしょうけど。
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久々のハードカバーを借りた日すぐに一気読み。
妻子殺しの容疑者である夫を、いろいろな人の証言から紐解いてく。人にはいろんな面があり、何が本当のその人なんて誰にもわからない。
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”ありえない”動機で妻子を殺害した男の過去を辿るミステリー。
真の動機を探っていけばいくほど湧き出てくる別の疑惑、疑惑、疑惑…でも証拠も何も無い。
探究の果ての結末は…「おぉぉ…」という感じ。
そうきたか。 なるほど。