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ただただ贅沢な一冊。スケッチノートの一部でさえ、物語が作られそうです。
明らかに空想のものなのに、なんだかこれ知っているような?本当にあるような?と錯覚させる氏のデザインは、この本には恐らく載らなかったであろう膨大なスケッチが元になっているからなんだろうな。ということを垣間見れた気がしました。
まだ見ていない本もあるのでこれからも楽しみです。
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パッケージの本とデザインの本と悩んでショーン・タン。
アライバルの設定がちらりと書いてあって興味深い。
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“とはいえ、たいていの場合は小さな素描ひとつで事は足りる。文脈の束縛から解き放たれて、観る人の想像力にゆだねられたこれらの絵は、一つひとつが"まだ語られない物語"の入口なのだ。”[P.6]
ぞくぞくする。
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以前からファンだったので、つい買いました。
絵本が好きなのと同時に美術もやっているので、
やる気を出す分には良い材料だと思います。
絵から想像する事も良いことだと思います。
その絵その絵に自分だけの物語を考えると良い暇つぶしになりますよ。
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メイキング・アライバルって感じや、普通に風景や人物の絵もあったり(これが結構良くて好き)、心象風景のようなもの等、書いて書いて書きまくっているのがよく分かる。とても興味深かった。
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本屋で見かけてパラパラ眺めていたのだが、思いがけず図書館の新刊コーナーで発見。
読み終わったといっても、ほんの数ページ著者のコメントが載っているだけで、あとはスケッチスケッチスケッチ…。
ショーン・タンというとファンタジックなイラストをイメージするが、かなり写実的なものもあったり、どこぞの有名画家(別に著者が有名じゃないと言っているわけではもちろんない)の作品かと思うようなものもあったり。
子供のいたずら書きのように、何も考えず手の動くままに描き連ねた、習作とさえいえないようなスケッチも載せているとのこと。描いたイラストをはさみで切って貼り合わせたようなもの、処分しようと丸めた跡か?と思われるようなしわがあるものまであった。
人に見せることを意図せず素直に臨む「スケッチ」の中に、創作の真理がある、それを感じてほしい、そんな思いでまとめられた一冊のようだ。
何度も何度もなぞられた細いの線の重なり合ったそのタッチが、何ともいえない雰囲気に溢れていて味わい深い。
行きつ戻りつしながら堪能した。
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『アライバル』のショーン・タンのスケッチ集。
一つ一つのスケッチに、すでにいろんなストーリーやドラマが感じられて、引きこまれます。
いつまでも見ていたい本です。
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1頁、1頁めくるごとにため息の出る贅沢なスケッチ集。
まるでアニメーション映画のメイキングを眺めているかのよう。
これまで読んだショーン・タンのキャラクター達がちょこちょこ現れるので、「あ、これ!」と思いながら見るのが楽しい。
眺めているだけでも楽しいのだが、巻末に作品リストがあり、使用画材や簡単な説明もあって、読みながら改めて1点ずつ見返すとまた違った印象になる。
作品リストを見るにつけ、絵本だけでなく、アニメーションや舞台、ポスターなど、ショーン・タンが本当に様々なメディアで活躍する作家であることがわかって、翻訳されていない本をまた読みたくなってくる。
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絵本作家として活躍するショーン・タンのアイデアがいっぱい詰まった本。
ここから作品が生まれてくるのだと想像するとワクワクしてくる。
私もスケッチブックを作ろう。
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アライバルで有名なショーン・タンのイラストというか素描(?)集かアイデア集に近いかもしれない。コミカルでどこか哀愁の漂うキャラクター達が生き生きとした線で描かれている。この作家さんの制作裏がかいま見れて面白い。自分の身の回りから妄想の世界の話などちょっと文章も載っているのでそれも個人的には良かった。モンスター好きな人にはお勧め。
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題名の通り、ショーン・タンが作品の下準備として描いたスケッチの数々が収められている。(作者曰く“作品の素”)
色々なスケッチがあって、これらが作品の元になった(若しくはこれからなる)のだと思うと、なんだかワクワクする。
このスケッチが完成した作品も見たくなった。
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ひとのスケッチブックを覗くなんて、
自分がその立場だったら、恥ずかしいやら恐ろしいやらだ。
こころのままに描かれた、描く意識の外にあったかもしれない多数のスケッチだけで、ショーン・タンの創作の手法、ルーツ、発想の根っこなどを垣間見ることができる。
創作を志すひとでなくても、十分興味深いと思う。
あと、もちろん絵の魅力もすごい。
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どこの国の人も、その社会に独特でありながら、他の社会と同じような問題を抱えている。
ファンタジーの土台は現実の世界だ。現実の世界に対する注意深い観察なしに、説得力のあるファンタジーは生まれない。
帰属しているとはどういうことなのか。異邦人であるとはどういうことなのか。
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いたずら心と、人の愚かさへのスパイスがあるけど、全体的には優しい視点をしている気がする。もともとの彼の筆致と相まって、むしょうに胸に沁みます。
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ショーン・タンのスケッチ集。
1ページにこれでもかというくらいに色々なスケッチが詰め込まれている。
カラー、モノクロ、鉛筆パステルなど手段も色々。
本の最後にタイトルや、スケッチを元にして制作した作品名なども紹介されている。