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すっきりして読みやすく、そして「コミュニケーションがとりにくい人たち」への愛情を感じる本でした。
発達のでこぼこについて、「Gifted」天から特別な才能を授かって生まれた人たち、という表現も素敵だなぁと思いました。
コミュニケーションをとりにくい人たちも、それぞれ素敵なものを持っていて、その素敵さに出会う・気付くきっかけ作りのヒントがこの本の中でたくさん紹介されています。
ディスカバーからの出版ということで、広く、一般の方々のもとに届くといいな、と思いました。
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病気を新たに作って自分が権威になりたいか、人を見下したい症候群の筆者。あなたが病気です。様々な精神疾患を羅列するなら、医学的な根拠と診断基準を明確にしましょう。何でも病名つけて異常扱いするのは狭い社会を作る、一方で相応の病名を知らずに自分を苦しめることも注意。
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日本でも世界でも無能でなければ何かの障害とされるそうだ。 無能とはプロパガンダ大好きな人たちの事で、使うのに都合が良すぎる人たちの事。そうでなければxxxx障害という名前を付けて押し込もう。というスタンスだそうで、これはただのブームだそうだ。 たしかにADなどは昔からあったが周りが知ったのは最近だ。
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開業精神科医による本。新型うつ病もアスペルガー障害もADHDも個性と捉え、周囲の人間がうまく対処することでその人を生かすことを説いています。やさしいですね。でも、1000円もするのは財布にやさしくない。
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コミュニケーション障害への対処法が書かれている一冊。
本書のように急増しているかどうかは、自分は推し量ることは出来ませんが、日常を過ごす中で、コミュニケーション能力の差は著しく出てきているようには感じます。
その中での対処法は色々と参考になったり考えさせられるものがありましたが、やはりどのスタンスであれ中立的に聞くことの大切さを学んだように思います。
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タイトルを見たとき、ついに本に「コミュ障」という言葉が登場したかーという、複雑な感情に襲われた。
「コミュ障」とは書かれているものの、ADHDや発達障害などについて、こういう症状があるよ、それによってこういう困難があるよ、っていう内容でした。
全体的に著者の主張としてある「困った人たちを周囲にいる人たちが理解してあげる、許容してあげる」というような内容にめちゃくちゃ共感しました。その点はほほえましかった。
どうやって「困った人」を社会で包摂するか。考えさせられる。「困った人」に合わせて進んでいく社会になればいいと思う。
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学校のレポートを書くために手にとった本でしたが、今の自分にはきっと必要な本だったんじゃあないかな、と思います。
わたしの弟はADHDで、父はアスペルガーで、母はそんなふたりに振り回されてちょっと疲れてしまっていて。
わたしももう、逃げ出してしまいたいなあと思っていたころだったので。
そんな時に出会えたのは、ちょっと運命的でした(笑
この本にあるのは、自分の考え方を変えるためのヒントたちです。
簡単なことばかりだけれど、それによって大きく変わるのですよね、コミュニケーションが。
この本にあるもの全てを完璧に実践しようなんて、そんなことは無理です。自分がいっぱいいっぱいになってしまいます。
だからこそ、この本にあるような腹六分目、の考え方でゆるく構えていこうと思いました。
人間関係に疲れた方はぜひご一読を。
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一概にコミュ障と言っても、うつだったり、パーソナリティ障害だったりアスペルガーだったり、その他、ADHD、ネガティブ、不安症と多種多様な症状が見られる。
薄い本の中に、その症状とちょっとした対策法などがうまくまとまっていてわかりやすい。
偏りも一つの才能になることが、黒柳徹子さん、勝間和代さん、スティーブ・ジョブズ氏、尾崎豊氏、福満しげゆき氏の例でもわかるとおり、特性を活かして順応するというポジティブな考え方に深く共感した。
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「コミュ障」。この本では医学的な診断の出る状態の方に対する対応策を中心にかかれているけれど、ちまたではもっと軽い感じで使われている気がするこの言葉。なんでもラベルつけちゃうんだな。そして完璧なコミュニケーションができる人なんてほとんどいないと思うので、程度問題だと思うんですよね。それを障害だと言っちゃう、受け取っちゃうところが病んでるよなあ、と思う。「あの人はああいう人だからね」と軽く受け流せばいいのに。そうすると自分のことも受け流せるようになって楽になるのになあ。これはあきらめや無関心とは全然違う、受容のことです。あ、これってこの本にも書いてあったわ。「見捨てない程度のあきらめ」、だそうです。いやー、それにしてもなんでもかんでも病名・診断名つけて「正常な状態」にしましょうって脅迫的に考えすぎじゃないのかね。苦しんでる人にはもちろん支援が必要だけど、そもそも世間での正常の幅が「狭すぎ」て苦しくなるんだと私は思うのですが・・・。
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チェック項目12箇所。この本を通じて、「自分を一番大切にしながら、コミュ障な人に上手に対応する方法」をみなさんに学んでいただき、すべての人の暮らしが豊かになれば。「障害有病率」でいうと、15%というデータがあります、つまり、6人から 7人に一人は、一生のうち、どこかでうつ病になるということです。「こうすればいい」と教えるのではなく、「どうすればよいか」を一緒に考え、ベストなのは自然な会話の流れのなかで、その人自身から答えが出てくることです。10分話を聴く……時間が限られていることを最初に告げて話を聞く。コミュ障な人と付き合う時には、自分がどこまで援助できるのか、自分のなかでの時間的「限界設定」を決めることが大切なのです。発達障害というのは、「どこからどこまでが発達障害」と具体的な線引きができるものではありません、「発達障害の人」と、「普通の人」とを明確に区別することも困難であり、僕は日々の診療のなかで、「境界不明瞭な人たち」が増えている、と感じています。子どもの頃は、空気を読まないコミュニケーションは、しばしば「天然だなぁ」と受け取られ、「愛されキャラ」にもなります、しかし、実際に利害関係のからむ社会人生活では天然で済まされるはずもなく、仕事上の意思疎通がうまくいかない人だと見られ、次第に孤立することとなったのです。アスペルガー障害は生まれつきの疾患であり、治ることはないといわれています、誤解していただきたくないのですが、これは「対処が不可能」という意味ではありません、あくまでアスペルガー症候群としての特性を生涯持ち続けるというだけです。ADHDについて、臨床上不思議なのは、子どもの外来はだいたい男の子ばかり、しかし、大人の外来になると、受診するのはほとんどが女性ばかりだということです。音楽や美術、芸術というアートの世界においては、真剣に活躍する人たちにとって、「中庸」という言葉は無意味です、良いものは良い、ダメなものはダメという、極端なオールオアナッシングの世界なのです。健康3原則……規則正しい生活(朝にこだわることはない)、我慢せずに上手に自分の気持ちを伝える、運動をする。
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最近耳にするコミュ障。わかりやすくて読みやすく、自分がどうすれば生きやすいか、相手にどうやって接すればいいか、幅広い人たちにとって有益な一冊だと思う。ただタイトルは一向。
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おれもコミュ障なところあるからなと思って読んだ。周りの人間としては優しさだけじゃダメなのが難しいところで、時間制限のテクニックみたいな、そうゆうのを知ってることでお互いのためになるんだな。
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近年激増している「コミュ障」、コミュニケーション障害とはどのようなものなのか、うつ病や発達障害にまで言及しつつ一般の人間にもコンパクトかつ分かりやすく解説。人間関係をスムーズに進めるためのアドバイスも随所に書かれていて、今現在困っていない人にも大いに参考になる。
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電車に乗ってるときの暇つぶしに。
やっぱりよく分からないんだよね私、新型うつ。なんかこの本の説明でもしっくりこないっていうか。
聞いた話なんだけどさ、いきなり不登校になった女子生徒がいて、クラスの子が話す全てのことが自分の悪口に聞こえるんだって。ラインとかで話すことも全部自分の悪口に思えてきて怖くなって学校に来れなくなっちゃったんだって。
わたし、その話聴いてたとき、話してる人に、
「見なきゃいいじゃないですか、ラインなんて。」って思わず言っちゃったんだけど、「それは気になっちゃうから見ちゃうらしいよ。」っていうわけ分からない話言われたんだけど。
でさ、その子が立ち直ったのよ。ある日を境に。
なんでか。
担任の先生が面談したときに、「女の子のグループ感とか苦手だし。」(人の目は気にするくせにね。)「女の子が取り留めのない話する意味とか分からない。」とか言ってくるその子に対して、
あ、その子美術部なんだけどね、
「芸術家肌の子って、そういう子が多いんだよねー。やっぱ芸術家ってそういう感じなんだねー。」っていうリップサービスしたら、ニンマリしだしたらしく、そこ突っついてく感じで心を開かせていったらしい。
極め付けがこれ。
その美術部で、たまたま賞に入って上の大会に出場することになり、その不登校の子は学校来てなかったし部活も全然来てなかったから、顧問の先生も「行ける?無理しないで?」とか言ってなんとなーく様子を伺って言ったら、
「行きます。」
で、不登校解消。
典型的な例だと思う。
わけわかんね。
っていうか理解なんてしたくないって思ってしまう。
恥ずかしいもの。
・・・でもそういう無理解な態度見せちゃだめなんよねー。
前の職場の若い人もそうだった。
週末、夏休みは超元気。月曜日とか学期末になると「わたし、鬱なんです」アピールか?とか思っちゃうほどダウナーな雰囲気を隠さない。
その環境をね、赦して受け入れろと言うけれど、赦したら赦した出そういう人が爆発的に増えてくだけだと思うわ。
強くなれとは言わん。ただ自分の中で処理しなきゃならない感情だの客観性だのを自覚したり、処理できる容量を増やそうとする努力をしていこうよと思ってしまう。
新型鬱の傾向は、何もかも「他人のせい」にするところがあるらしい。何なの?
何もかも他人のせいにしたって、何の解決にもならん。それでも生きなきゃならない現実から逃げているだけではないかと思ってしまう。
なんかまとまりがなくなってしまったからまたあとでまとめるけど、
だれかほんとに、心からこの「新型うつ」に納得のいく説明をしてくださいと、言わずに入られません・・・。
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フォトリ7冊目。「かみ合わない」という視点から障害や精神疾患、発達特性などを類推。障害、特性については「矯正」より「いきる環境」を作ることで「win win」になろうということですね。コレもICFかな?まず、時間を区切って話を聞く、というの、いただきです。さらっとふれた「不登校への対処」もわかりやすく良いですね。