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スペードの元を訪れた依頼人の女ブリジット・オショーネシー。彼女の妹を捕えるフロイド・サーズビーの尾行。仕事を請け負い殺害された相棒のアーチャー。殺害したと思われるサーズビーもまた殺害される。「マルタの鷹」をめぐってスペードの周囲を暗躍するカイロ、ガットマン。マルタの鷹をスペードの元に持ち込み殺害されたラ・パロマ号の船長ジャコビイ。「マルタの鷹」をめぐる駆け引き。
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正直な感想は、なぜこの探偵はいつも暴力的というかけんか腰なのか分からないということ。昔は、探偵というとこのイメージでよかったのかな?映画を先に見ればまた違った印象を受けるのかもしれませんが・・・。
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おもしろい!!!
最後の章でのスペードのセリフがミソ。
ハメットは2作目だけど、前回読んだ『血の収穫』はどっちかというと映画のようなアクションが印象的な一方、この『マルタの鷹』は人物描写に重きが置かれているような気がした。
それにしても、ヘミングウェイもフィッツジェラルドもそうだけど、この時期のアメリカの小説は本当に古臭さを感じない。この小説だって、もう80年も前の作品なのに。むしろ、戦後、昭和40年代くらいまでの日本の小説(特に農村が舞台のもの)のほうがずいぶん昔のものを読んでいるという感覚を覚えるくらいだ。
読み終わるのに合わせてハンフリー・ボガートの映画も借りてきたので、これから見る。次のハードボイルドは、買ってきてまだ積んでいるチャンドラーの小説か。
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テレビで改訳に至るまでのことをやっていたのを見て、ちょっと興味がわきました。
前のを知らないので違いはわかりませんが、、、(^_^;)。
スペードのことを好きになれず、最後まで読むのがつらかった。
ハードボイルドは苦手かな
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先日ラジオのDJが、この作品がハードボイルドの始祖なんだと熱く語ったのを聞いてきて、夫が読みたがった本を私も読んでみました。。
うーん。ハードボイルドの定義はなんだろう。
私は、美女にモテモテでクールでかっこいい主人公が、銃撃戦をしながら目的を果たしていくようなイメージでした。とにかくアクションシーン満載、みたいな。
でも、この作品は違いました。
アクションではなく騙し合いの心理戦が大半です。
もともとハードボイルドはあまり読んだことがなく、楽しみ方がイマイチわかりませんでした・・・
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オットが「ハードボイルド小説」をさんざん読んでいるようなので、1冊読ませてとお願いしといたら、買ってきてくれた。
そうか、ハードボイルドってミステリーの一ジャンルでもあったんだね。しょっちゅう殴り殴られーの、脅し脅されーので、かけひき、はったり大バーゲン。暴力的なんだけど、それが組織立ってないから、マフィアものとか日本の警察、任侠ものと違って、妙に自然に読めてもうた。
サム、丈夫だなあ・・・・。
これ、考えると「タンタン」のシリーズもかなりハードボイルドじゃないかな。
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ザ・ハードボイルド。男性に、至高の一冊だと紹介されましたが…。
二流小説家の中でのサム・スペードの記述に興味をそそられ、読むに至った。
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レイモンドチャンドラーのロンググッドバイを読んでからの、さらに古典と呼ばれる本作。割と単純な話かと思いきや、マルタの鷹が絡み出したあたりから、読解力がないせいか、登場人物の関係性や、話のつながりがよくわからなくなってきた。まあでも、最後のサム・スペードがカッコいいので、はっきり言ってそれが全て。「こういうことは仕事に差し障るんだ」たまらん。
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事件じゃなくてサム・スペードを書いてるだけだよね。
マーロウほど腹は立たなかったけどw
この時代のハードボイルドはお父ちゃんのファンタジーだよなぁ。
あと、やっぱりもっと女をちゃんと書いて欲しいと思うの。
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チャンドラーが最も影響を受けたハメット。初めて読む彼の作品だけど、ハードボイルド探偵小説を読むときの脳内イメージは全てフィリップ・マーロウになってしまうので、サム・スペードのイメージを持つのはなかなかに困難だった。内容は面白いのだと思うけど、サスペンスやミステリーはやっぱり少し肌に合わず専門外なので、プロットの完成度などは語れるレベルにないため不明。
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サム・スペードが格好良すぎて濡れる。この格好良さは「鍛えあげられた痩躯」「格闘最強」「女好きでだらしない」「感情の表出をコントロールできる」「迷い無き台詞回し」「一発で複雑な事柄を記憶できる」「料理をささっとこなす」などで出来ている。
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馬の名前と邦訳タイトルに連られて、ずっと”The Maltese Hawk”だとばっかり思っていたら、”The Maltese Falcon"って、マルタの「隼」?
しかし、「鷹」の方が遥かにおさまりが良い。なんか、引き締まった感じ。ハヤブサさん、ごめんなさい。
因みに、馬のマルタ―ズホーク号は、マルターズが冠名で本作との関連は不明。というか、たぶんない。
マルタの鷹というと、『森博嗣のミステリィ工作室』の漫画の中に出てくる鳥像(どうみても、チョコ〇ールの鳥)のかわいい姿を思い出してしまい、どうしても、そんなに価値があるようにイメージできません。
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むむ、面白い!チャンドラーより好み。
今更ながらハードボイルドにはまるかも。
依頼人、同僚とも信用できないことを織り込み済みで行動していく探偵スペード。
強いメンタリティーは、最近悲鳴を上げ愚痴をこぼすサラリーマンに落ちぶれている自分にとっては目指すべき姿のようにも思える。筋の通し方は女性に対してもある意味平等。う~ん、プロフェッショナル。
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ハンフリー・ボガート主演の映画があったのを知っていた程度だったが、読んでおくべき本として出ていた事をキッカケに購入したもの。
文字も大きいし、漢字も難しい字が出てくるでも無いのだけど、何故か読み進められない。ずっと我慢して一応読み終えたけれども、最後までこの本の良さが分からないままだった。
思うに、書かれてある文字を読んでもビジュアル化しにくい。たとえ外国の事、見た事が無いものであっても、書き方次第で伝わるものだが、映画化されたとは思えないほど、目の前に画像が出て来ない。
次に、ストーリーの進め方のテンポが悪い。会話だけで済む所に、いちいち状況説明が入るのは、読む方にとってはノッキングを喰らわせられる様に感じる。
そしてやはり訳が悪いと思う。舞台が米国であるにしても、主人公のスペードの喋り方をするのだろうか…従業員の、若い女の子に対する態度や喋り方も、最後まで違和感を覚えるし、ちょっとした表現の仕方においても、適切な日本語が選ばれているとは思えない。ベテランの訳者による完訳とあるのだが、日本人読者としてはもっとリアリティをもった身近に感じられる訳の方が良い様に思う。
ストーリーとしては、半分過ぎた辺りから少し推理小説的展開を見せるがそれ以上には発展せず、際立ったトリックも無い。と言うよりも、無理アリアリのクライマックス…何とも残念な思いのみ残った。
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マッチョイズムの主人公を探偵業の理想と作者が序文で述べているが、その主人公像が合わなかった。手巻きタバコの描写がかなり多かったのが印象的。ちょっと手巻きタバコを嗜んでいたおかげで紙にタバコ葉を巻く描写がよく理解できた。