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限りなく★5個に近い★4個。
シリーズ3作の中でこれがいちばん面白く読めました。個人的に。
ファンタジーテイストだけど何処かリアルなのは相変わらず。
たぶん奈海ちゃんが問題を解決するため足掻く様がリアルなんだな。
揃いも揃ってみんないい人すぎるきらいはあるものの(笑)
シリーズ中いちばんそれぞれのキャラが立ってたのがこの話だった気がします。
シミュレーションを繰り返す過程でちょっとずつ修正していくところや
10廻目のあとでクロトが再考に入る辺りは
なんとなく実験の過程と共通するところがあるんじゃないかと
文系の脳味噌で推察してみたり。
全体的に謎解きの過程が理系のプロセスだなーと。
理詰めな感じが自分の思考回路にないので面白かったです。
ラストは読んでる途中でなんとなく察しがつきました。
こうであってほしいと思うラストに限りなく近かったという方が正しいかな。
最後の1行で持ってかれた感じは久し振りでした(笑)。
とはいえ、あのラストだったら惚れ薬要らなかったんじゃね? という
身も蓋もない感想を持ってしまったのも事実(笑)。
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3作の中で化学をそれほど意識しないで読めるのと、どこかにありそうな設定のおかげで3作中一番面白く読めた。”研究室の仲間もの”の小説って好き。
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ストーリーと、これまで読んだこのシリーズの登場人物が出てくるかな?も気になって読んでみました。人生リプレイできたらいいのか…
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ラブ・ケミストリー、猫色ケミストリーに続く作品。
今回は「惚れ薬」がきっかけとなってさまざまな出来事がおこるという内容でした。合成によって惚れ薬が組み立てられることが専門的に書かれていて、有機化学ラブコメは相変わらず面白かったです。そして今回は未来を変えるために過去に戻れる「リプレイ」をクロト(死神?)という存在によって可能になり、未来を変えるために自分の行動を変えていくというものでした。時かけでいうタイムリープですね。
自分の行動を変えて未来を変えるということは、周りの人の行動も変え、それぞれの未来を変える。本来助けたいと願った本田が助かっても、運命の剛直性が働いて何度やっても犠牲者が出てしまう。でも逆にそれほど人は人と関わり合って生きているんだなと思いました。運命を変えることは難しくても諦めずにやってみる大切さを知りました。
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1周毎に、謎を1つ解決しながら、伏線を1つ作り、
8周目で、すべての伏線を解いていくお話の進行は、
この物語の設定をとてもうまく活かした構成であり、
とても面白かったです。
且つ、8周目で、伏線をすべて解いた上で
結末を作りながらも、なおも別の結末を用意し、
さらに、その結末とも違ぅ結末で〆たところなどは、
物語の作り方が、とてもうまくなっていますね。
喜多さんは、シリーズとは言いつつも、
まったく違ぅ設定と登場人物で、
まったく独立した物語を作りながらも、
テイストは維持しており、才能のある作家さんです。
前2作もよかったけど、今のところ本作が1番かも。
この勢いのままに、次回作も期待しちゃいますね…。
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帯広告に偽りなし、とは思いました。[化学×恋愛×ミステリー] そのとおりなのですが、どれもが中途半端な感じは否めません。理系大学院生としての生活はしっかり描かれていて、僕としては身近に感じることはできるものの、ミステリー要素は弱いし、ファンタジーものでもあるためかさらに内容が薄まったと感じました。いままであまり読んだことのないコラボだったので手にとってみましたが、混ぜすぎたかなと感じてしまいました。★3とました。
最後に。校閲さん人名の誤植くらいチェックしてあげてください。
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世界線を越えまくる話。思ってたより面白かったが、段々有機化学合成のウェイトが下がっているような。
リンカー部の設計が難しそう。
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東大農学部シリーズの第3弾。流石にネタ切れかなーとは思いましたが、新たな切り口で好きでした。
主人公が初の女性ということもあり、新鮮です。
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大学で、惚れ薬を作った事から始まるタイムトラベル。
何回も人が簡単に死んでしまい、結末もこんな事なの!?で...残念だった。
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またもや東大農学部の有機合成のラボを舞台にした、恋愛に奥手な理系男女のファンタジー・ラブコメです。理系女子×有機化学ラブコメ×ミステリーという謳い文句でプロモーションされてるけど、今回の作品は、有機化学色とミステリー色は大分薄いです。そして、キーワードは「惚れ薬」です。
処女作の「ラブ・ケミストリー」のカロン的な高次元の存在により、想いを寄せる幼馴染み理系男子の死の未来を知った主人公理系女子恋愛奥手ヒロインが、幼馴染み理系男子の死を回避すべく、タイムループという未来シミュレーションを繰り返して理想の未来を構築すべく悪戦苦闘するというお話で、ヒロインの純なココロと揺れる恋心がこの作品をたまらなく甘酸っぱいものにしています。
タイムループ(未来シミュレーション)のリミットは10回。タイムループを繰り返すごとに、一難去ってはまた一難といった感じで物語は進行していきますが、結局は予定調和の学園ラブコメ・サスペンスです。そして、この作品の最大の魅力は、ベタベタな予定調和のラブコメ・ストーリーなのです。お互いの奥手な理系男女の歯がゆいベタベタで甘酸っぱいラブコメは、理系男子には満足に足る出来映えと思います。
物語の舞台もラブコメとしての出来も偏差値70と思いました。ちなみに、オレのカミさんて同じ大学の同級生(幼馴染みでは全然ない)なんだけど、大学時代の甘酸っぱい思い出が蘇ってきたね♥
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理系ラブコメシリーズ第三弾です。
今回は惚れ薬とタイムトラベル。
シリーズの中で一番すっきりしてて読みやすかっと思います。
伏線は割と分かりやすくて展開は読めたゃあのですが、それを最後にしっかり回収してくれてて、綺麗にまとまってます。
ミステリーかと言われると微妙かもしれないけど、ラブコメ的に考えると面白く読めました。
前の2作品もちょっと絡めてくれてるし、この大学しかも農学部内でどれだけ起こるんだって感じ 笑
それにしても最後は皆が皆カップルになって羨ましい限りでした。
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「ラブ・ケミストリー」、「猫色ケミストリー」の作者の
化学ラブコメ&ミステリー第3弾、といっても、また続編ではありません。
(噂話で、「ラブ・ケミストリー」の彼もちょっとだけ出ますが)
化学ラブコメ&ミステリーに加え、毎回「得体のしれないもの」が
登場しますが、今回は「死神」が登場。
「過去に戻って愛する者を救う機会を与える」、やり直しは10回まで。
というタイムスリップ、パラレルワールドの世界。
なんだこりゃ? と思いつつ、
はと気づくと、テイク2,3… みたいにやり直して
ついつい続けて読んでしまい一気読みに近かったです。
ちょっとした、声のかけ方、電話をかけるかけない、などで
その後の周辺の人の行動が変わり、
最初に死んでしまった人が死なない代わりに、他の人が死んでしまう。
で、やり直し。
主人公だけでなくて、登場人物のほぼ全員の恋愛が絡んできます。
化学要素は低いと思います。
喜多さんの作品はもう次も出ていることが判明。
でも今度は生物系だとのこと。
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〈内容〉時間を巻き戻せるチャンスは10回。奈海は愛する人を救えるか!? 東大農学部院生の奈海はバレンタインデーの朝、同じゼミに在籍する本田の死体を発見する。凶事に茫然自失する奈海の前に、突如“死神"を名乗る青年が姿を現し、「過去に戻って愛する者を救う機会を与える」と言う。死因を突き止め、彼を救うことを決意。が、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ…果たしてふたりの運命やいかに?
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「このミス大賞」シリーズの有機化学ラブコメ3部作のひとつであり、3作のなかでは、もっとも有機化学描写が少なくミステリー要素が強い作品である。題名の通り10回同じ時間を繰り返す。西澤保彦の「7回死んだ男」が元ネタにあるような気がしないでもない。だいぶ前にやっていた月9ドラマの「プロポーズ大作戦」みたいな印象もある。おそらく、特に化学に関係していない一般読者には一番受けると思う。化学が好きならば1作目の「ラブケミストリー」を薦める。
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似た設定の本があったように思いますが・・まぁ置いといて、複雑なプロットに気をとられ、肝心の恋の行方が今ひとつに感じます(本田は殆ど寝てるだけ)。さすがに最後はナルホドと思いますが・・・。