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よくある「日本および日本企業の凋落原因と、将来への提言」を纏めただけの内容。別にこの本に限らず同じ内容を説いた本はいくらでもあり、新鮮味のない駄作。PHPは比較的面白い作品が多いと思ったが、これは微妙。
一番反感を覚えたのは、グリーがあたかも若者が築いた優良企業かのように書いている点。巧妙かつ悪質な課金制度で儲けているだけの企業の何が優秀だと思ったのだろうか、疑問だ。
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河内長野市の地域力UP研修で市長が紹介していて、読んでみた一冊。ビジネス寄りの視点ではあるけど、組織力UPのためのイノベーションについて書かれていて、参考になる部分はいくつもありました。企業組織も地域も”ムラ”化していく中で、新しい風を受け入れる風土をいかにつくるか。中にいるならそういう動きを歓迎していけるといいし、新しく入る側になったときには積極的に提案をしたりするべきだ。ここの認識合わせはどこの組織でももっとされておくべきだと思う。それと、グリーやFacebook、GoogleのSWOT分析は読んでておもしろかったです。整理されている方が頭に入ってくるなと、見せ方の部分も参考になりました。
河内長野市研修レポート:
http://www.city.kawachinagano.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/44/25082205.pdf
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本書の著者は行動経済学の真壁昭夫氏である。
真壁氏の本を初めて読んだ。
時代を変えるのは、「若者、バカ者、よそ者」であると言われる。そのままのタイトルに惹かれて読んだ。
本書の主張は、
①イノベーションが必要である
②イノベーターは、若者、バカ者、よそ者である
③日本には技術力がある
④企業は自社の原点回帰をせよ
⑤BtoBのパーツや素材を海外に売れ
の5つである。
経済学者は期待値を込めたウエットな主張をする人が多い。まして、行動経済学となれば、人間心理を織り込んだ経済学である。ゆえに、主張がウエットな気がしてならない。
TPP参加を主張しているところもそうだ。「アジアの活力を取り込むため」と言うが、そのデメリットがクリティカルに査定されているかどうかが不明。