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この人の本は好きで金融3冊は買って読んでいる。
藤沢さんはあまりインタラクティブに走らず、なるべく上から目線でいけ好かない感じで書いていて欲しい。その方がセンスが光る。
メルマガは創刊当初買っていたが暫くしてお悩み相談室が気持ち悪くなって止めた。あのメルマガのくだらなさは、本書でアナリスト・レポートの不要さを理解すればほぼ説明できるだろう。
何度も言うが、本は好きなのでまた出たらまた買うと思う。
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(2012/9/17読了)いつもの藤沢節なので、amazonでも相当disられてるけど(笑) 「年収1500万ぽっち」みたいな言い方は彼の芸風なんだと割り切れば、金融の実態が部外者にもよくわかる書だと思う。too big to failの内実がわかる本。
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私個人としては『あとがき』に最も共感したし、最も重要だと感じた。
『2012年は、おそらく過去の大企業の時代、グローバル化の終わりのはじまりであり、さまざまな分野の傑出した個人が、インターネット・テクノロジーで武装し、世界のマーケットで直接大企業と対等に競争を始める年になるだろう。』
外資系投資銀行、国内証券、メガバンク、郵政、地銀、外資保険、日系生損保険、信託銀行、ファンド関係者・・・
金融関係者は是非読むべき1冊かと思う。
とまとめると、元も子もないので・・・
「金融日記」や「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」の著者でお馴染みの、藤沢数希さんの本。
リーマン・ショック前から現在の金融事情について非常に簡潔に記述してある。金融に馴染みのない人でもスッキリ理解が出来ると思う。
また、外資系金融機関(主には投資銀行の事を指すが)につてい相変わらず赤裸々ら且つアイロニックに書いているところは、クスっと笑える。非常に良い本やと思う。
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理論物理学の博士で外資系投資銀行へ転身した、人気ブログ「金融日記」の著者藤沢数希氏の著作。ブログでも普段から歯に衣着せない文章が特徴的だが、本著でも痛快というか少々刺激的すぎる内容、表現で金融業界の実態を生々しく綴っている。
「金融」を世界で2番目に優れたビジネスモデルと讃え、(1番優れたビジネスモデルは著者曰く「宝くじ」であるという)大きすぎて潰せない規模まで肥大化してしまった金融機関の膨張の歴史、仕組みを解説してくれる。
サブプライムに端を発し(真の発端はBNPパリバショックと著者は言っているが)リーマンショックで世界的な経済崩壊危機を迎えたその裏側、またその結果リーマン・ブラザーズの社員が一番いい思いをしたという知られざる実態など業界にいない人間にしてみれば目からウロコの話が盛りだくさんだ。
中でも、年収、接待、女性関係についての実態も赤裸々に綴られており、内容、表現共にセンセーショナル過ぎて受け付けない人すらいるのではと心配になるレベルだ(笑)
肥大化し、リーマンショックを引き起こし、国・政府の規制や保障(実質、企業が潰れないように国が保護している)が入るまでになり言わば社会主義化した金融業界を憂う著者は、業界が目指すべき未来、来るべき未来に金融コングロマリットの解体、分業化、企業から個人へのシフトを示唆する。
これ一冊でとてもではないが金融業界の複雑かつ大規模な仕組みを理解することはできないが、知る切り口の一つとしては大変おもしろい内容だった。
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一度読んだ後も、面白くて何度もパラパラと。
この作者のブログのおかげで金融への興味が増したので、この本を読んだら案の定面白かったし勉強になった。
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タイトルは刺激的だが、特段目新しい話は書いていない。ただ学生や新入社員にとっては業界の雰囲気を味わう上では良いかも。マーケット関係の金融用語の解説が優しくされている点も良い。売れるのが分かる。
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Michael LewisのBig shortとboomerangと合わせて読むと金融業界のノリが更によく分かる。今の金融危機後の不況からの復調を政策的になんとかする方法があるといいのだが。私は男性社会の不問律や暗黙知はいまいちわからんのだが、ルサンチマンはある種の経済的エネルギーになるのだろうことは少しわかった気がする。
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外資系金融機関の裏側がリアルに描かれていて、読み物としては面白い。傲慢・差別的とも言える表現も、本音がストレートに伝わってきて好感が持てた。大きすぎて潰せない巨大金融機関がモラルハザードに陥っているため、潰せるように解体すべきという筆者の主張も共感できるが、ありきたりで物足りなく感じた。
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外資系金融の内情やサブプライムローンの仕組みが理解できた。
CDSクレジットデフォルトスワップとかの存在を初めて知れた。
ぼろいのも束ねれば格付けとか安全性は高いと評価される世界なのか。。
そして,それをもろに食らったのが農林中金とかじゃないのか?多分デフォルトした時の賠償みたいなのをくらったんだろ。それまでは,それの利回りを生保みたいに楽しんでたのが。
しかし,トレーダーってのはすごいケチなんだな。プロップとレーダーって楽しそう。。
世界経済はおわこんというのはなんとなくいっちした。
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断片的でしか知らなかった外資系金融、特に投資銀行と自らを呼ぶ人たちの生態が伝わって、長年完成しなかったジグソーパズルのピースがピタッと埋まったみたいな小気味いい読後感(^^)
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あの頃になにがあったのか、今更ながら2008年を振り返ることができた。そういうしくみだったのか、と。この人のちょっとシニカルで生々しい文体が読みやすい
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今までよくわかってなかった金融業界の構造、問題点がわかった。金融機関の汚い部分もぶっちゃけて書かれていて面白い。
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2013/03/05:読了
もう少し期待していたが、自慢話に毛が生えた感じ。
アマゾンのレビュー結果通り。
特徴的なのは、カワイイ女の子を社員にして、年金の担当者に接待するという話や、現地法人の首切りの話。
日本を含む外資系金融の現地法人と、投資銀行・ヘッジファンドというもの自体の話が、渾然としていて、どこが区切りなのか分からない。
なので、仕組みとしての、投資銀行・ヘッジファンドが終わるのと、キャバクラ接待営業が終わるのとが、同じ感じに読めてしまう。
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藤沢数希氏の存在はウェブ上でしか確認できないし、プロフィールについても謎なところが多い。それゆえに色々と疑いつつ読んでしまうが、独特な視座や毒舌ぶりはやはり面白い。
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世間からの嫌われ者である『金融業界関係者』が、ここまで嫌われる所以が、全て包み隠さず本音とユーモアたっぷりに語られた一冊。
2008年のバブル崩壊までのいきさつや、ユーロ危機、その後の業界再編などについてはもちろん、外資系投資銀行と、それを取り巻く人々の知られざる実態などを、生々しい数字を用いて丁寧に(毒々しく)解説している。
今後の国際金融は、いかにあるべきなのかを考えさせられる。