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[漫画] メンヘラちゃん(上)(下):Pixiv発の傑作web漫画
http://orecen.com/manga/menhera-chan/
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下巻は物語をハッピーエンドに収束させるようなほのぼのとした感じで、もう少しいろいろ膨らませることができそうな気もするが、登場人物が中学生であることを考えるとその必要はあまりないのかもしれない。
大塚英志がたしか「ホットロード」のラストをたしか「学校の外は真っ白で、それは可能性としての輝ける未来」というふうに評していたけど、この作品の終わり方もおなじだ。まだそれが始まっていないから、可能性を信じて思いきり投げ出すことができる。
だから、これは15歳だから描ける話である。仮に実年齢で歳を取っていても、「中の人」が15歳でないと描けないだろう。
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わたしが登校拒否をしていた頃、たまにプリントを届けに来てくれたり話をしに来てくれた友人のことを思い出しました。
かたちは違っていても、だれでもそばにけんこうくんや病弱ちゃんがいるはず。
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上巻に続いて、メンヘラちゃんとけんこうくんと病弱ちゃんの日常生活を4コマで描いている。最終的にはけんこうくんとメンヘラちゃんが付き合うのだが、それも初々しい(笑)
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メンヘラちゃんがけんこうくんのおかげでどんどん明るくなってくるが、その分けんこうくんがどんどん暗くなってくる。
けんこうくんは今まで明るくて癒しの空気を出してメンヘラを支えてきたから、けんこうくんがテンションダウンするとメンヘラも辛くなるよね。
けんこうくんの辛い顔はすごく心にくるな。
佐藤くんと病弱ちゃんももっと掘り下げてほしかったな。
けんこうくんも、病弱ちゃんも、メンヘラちゃんと同じくどこか心に弱いところはあるんだよね。
好きな人と楽しい時間を過ごして成長していく、良い物語でした。ほんわか。
いやー、でも上下だけじゃなくてもっと読みたかったなあ・・・。
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「今日こそ笑顔で話したい」 ネガティブに前向きな女の子メンヘラちゃん。体は弱いが妄想は暴走する腐女子・病弱ちゃん。心身ともにふつうな男の子・けんこうくん。そんな中学生3人の、ほのぼのブラックな日常。現役女子高生作家による、切なくも愛おしい等身大の物語。
親戚に「学校は楽しいかい?」と訊かれるとつらくなったり、階段が怖かったり、高校生になる新しい環境で友人とあまり会えなくなることに不安になったり、友達に負担をかけないように距離をとって無理をしたり、引き込もっているのは心身共に悪いと分かっていても「同級生との遭遇が怖い」「人と話すのが緊張して過呼吸になる」などの理由でしり込みしたり、家のチャイムが鳴っても「知らない人だったら怖い」と出れなかったり、学校に行くのが楽しくなかったから学校に行きたくないのに「学校に行け」と言われるのが辛い、などメンヘラちゃんの悩みや葛藤を通して病んでいる人の気持ちや悩みが分かりやすく描いた描写、メンヘラちゃんが学校に行けなくて寂しくても楽に生きられるように支えようとする病弱ちゃんとけんこうくんの友情、メンヘラちゃんが元気になってきて自分が必要とされないんじゃないかと病弱ちゃんとけんこうくんが寂しくなる複雑な気持ち、けんこうくんとメンヘラちゃんの不器用な恋、メンヘラちゃんと同じく病んだりしている人には共感出来る漫画として、けんこうくんと同じく健常者には心病んで悩む人の気持ちを理解する手掛かりになる傑作ヒューマンコメディ漫画です。
「あの時の私がいて今の私がいる。だから私は私と向き合い生きていきます」