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元米国国務長官のリーダー論。覚悟、俯瞰的かつ先を読んだ判断、部下への尊敬と思いやり、引き際など、軍という極限状態での判断を強いられる中で鍛え上げられたリーダー像を実践し続けた。。最も優れているのは、ひたすら学び続け、努力してきたこと。
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アメリカで黒人初の陸軍大将、国務長官まで勤めたコリン・パウエルの、雑談を交えたリーダーシップ論。堅苦しくなく、いろんなエピソードを取り混ぜて語られているのですんなりと読めた。
パウエル将軍が出世できたのは、彼自身の真面目さ、勤勉さによるところであるのは間違いないが、前提として、必要な教育と達成基準を明確にされていたからだという。そして、このような教育のチャンスは、誰にでも公平に与えられなければならないと。
また、イラクの大量破壊兵器についての演説にも触れており、『あれは最悪の失敗だった』と認めている。発表から演説まで時間がなかったとはいえ、不完全な『証拠』を信用してしまったこと、間違いを見抜けなかったことを後悔しているが、失敗からは学ぶことが大事だとし、情報の真偽にはこれまで以上に注意を払うようになったとのこと。
個人的に、この時代(ブッシュ政権)の米国政府は好きになれないが、パウエル将軍のリーダーシップは説得力があるし、好感が持てた。
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アメリカ陸軍の話なので100%参考にすることはできないが、ロールモデルのひとつとして読む分には価値十分。
国務長官までいった人だけに話もウイットに富んでいます。
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組織の中のリーダーとは、どう振る舞うかという本。あっという間に読み終えました。名前は、知らなくても写真を見れば筆者がわかるはずです。
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人格と意見を混同しない。さもないと、意見が却下されたとき自分も地に落ちてしまう。
功績は皆で分けあい、非難は一人で背負う。そして、おかしくなった理由を探し、そっと直す。
自分の行為の原因を自分以外に求めた時、それは理由ではなく言い訳になる。
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かのコリン・パウエルさんの自伝。2000円そこらでパウエルさんの人生を垣間見ることができる、このコスパの素晴らしさは読書冥利に尽きると思いました。
It worked for me. (私はこれでうまくいった) 人柄が集約されています、この一言に。
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リーダーは判断の際、状況や敵、手元の武器に障害、強みに弱み、脅威、リスクなどをすべて把握し、複数の選択肢を設定し、集めた情報をもとに選択肢を比較検討する。
リーダーの仕事は、チャンスを探し出す、リスクを把握する、必要な資源を獲得する、他の組織との繋がりを持つことなどがある。
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後半はまあいいんですが、軍人の心得とか、軍曹が大事とか、訓練とか、そういうのはやっぱり痺れますね。戦略とか戦術とかってのは軍事用語だから、ビジネス書とかだとやっぱ薄っぺらい。将軍が言うと重みがあります。
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一つ一つの言葉が、重いです。
なぜ、その言葉重いのか。
その言葉、その哲学に至った経緯も書かれていて、
臨場感が伝わってきます。いつしか、僕自身がその本の中で
パウエル氏と体験を疑似体験してしまうような錯覚に陥ります。
その疑似体験を通して、パウエル氏がその体験から学んだ至言を残しています。
ただ美辞麗句を並べたものでなく、パウエル氏の言葉そこにあります。
コーラ工場の清掃係から最終的には米軍のトップに上り詰めた人の言葉です。
コリン・パウエルのルール(自戒13か条)
1.何事も思っているほどは悪くない。朝になれば状況は良くなっている。
2.まず怒れ、そしてその怒りを乗り越えよ。
3.自分の地位とエゴを同化させてはならない。でないと、
立場が悪くなったとき、自分も一緒に落ちていく。
4.やればできる。
5.選択には細心の注意を払え。それが現実になるかもしれない。
6.良い決断をしたら、それをくじくような事実にも挫折してはならない。
7.誰かのかわりに選択することはできない。誰かに自分の選択をさせるべきではない。
8.小さいことを検証(チェック=点検)せよ。
9.成果(手柄)を独り占めするな。
10.常に冷静に、かつ親切であれ。
11.ビジョン(将来の見通し。未来像)をもち、自分に対してより多くを求めよ。
12.恐怖心にかられて悲観論者のいうことに耳を傾けるな。
13.常に楽観的であれば、力は何倍にもなる。
その他にも、パウエル氏の哲学が
物事をなすのは組織ではない。物事をなすのは計画や制度ではない。物事をなせるのは、人だけだ。組織や計画、制度は、人を助けるか邪魔するか、である
どれほど優れた考えでも、それが優れているというだけで成功することはない。優れた考えには、そのために戦う闘士がいなければならない。その考えを信じる、実現を目指して努力する、実現を目指して戦う、支持者や闘士を増やす、実現するまで邁進する-そういう人が必要なのだ。
人生とは、挑戦し、乗り越えた困難を意味する。
出会った人々とどのように触れ合ったのかだ。
人生はすべて人なのだいまの私があるのは、人生で出会った多くの人々のおかげなのだ。
どこで人生を始めたかではなく、どこで終わるのかが重要だ。
だから、自分を信じて努力しろ、懸命に勉強し、自分で自分のロールモデルになれ。なんでもやればできると信じろ。常にベストを尽くせ。誰も見ていなくても自分は見ている。自分をがっかりさせるな未来が過去と同じでなければならないことなどない。
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アメリカの統合参謀本部議長や国務長官等を歴任した軍人。
リーダーとして部下に求めること、そしてそのためにリーダーとしてどのように接しているかが書いてあった。
その中で驚いたのが、土日や夜は家族と過ごす時間として割り切っていること。彼ほどの重要人物なら、ひっきりなしに重要案件が飛び込んでくるだろうが、それをこなしつつ「仕事バカ」にならないように気をつけている。
それには13のルールがあり紹介されている。
1.何事も思うほどには悪くない。翌朝には改善しているはずだ。
2.まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ。
3.自分の人格と意見を混同してはならない。さもないと意見が却下されたとき自分も地に落ちる。
4.やればできる。
5.選択には細心の注意を払え。思わぬ結果になることもあるので注意すべし。
6.優れた決断と問題で曇らせてはならない。
7.他人の道を選ぶことはできない。他人に自分の道を選ばせてもいけない。
8.小さなことをチェックすべし。
9.功績は分け合おう
10.冷静であれ。親切であれ。
11.ビジョンを持て。一歩先を要求せよ。
12.恐怖にかられるな。悲観論に耳を傾けるな。
13.楽観的であり続ければ力は倍増する。
その他備忘録
第一報チェックリスト
・常識的に変だと感じないか?深呼吸をしてり目をこすったりしてみよう。
・進行中の他のことと矛盾していないか?その出来事に特別な状況や前後関係はないか?
・チェックにどれだけの時間が使えるか?
・どうすれば確認できるか?スタッフにやらせろ。電話をかけろ。
・第一報か正しく、確認で対応を遅らせた場合のリスクやコスト、失われるチャンスは?
・第一報が間違っており、慌てて対応してしまった場合のリスクやコスト、失われるチャンスは?
・何がかかっているのか?
・時間切れだ!動き始めろ!探し続けろ!
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「ペプシ工場の清掃夫から国務長官にまで上り詰めた米国史上屈指のリーダーが、組織内で昇進するための正攻法、人の心をつかむルールを余すところなく語る。」の宣伝が気になり、読んで見た。
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物事がうまくいかなかったとき、されはリーダーの責任であって部下の責任ではない なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ まず、怒れ。その上で怒りを乗り越えろ 他人の道を選ぶことはできない。他人に自分の道を選ばせてもいけない 冷静であれ、親切であれ 楽観的でありつづければ力が倍増する 未来に何を残せるか
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タイトルの割には、自己啓発のテーマがそんなに強いわけでもない
原題通りに、こんなことが役立ったよくらいの軽い口調で語られていく
世界で最も有名な元軍人の処世術として読めば、肩透かしを食うでしょうが、人となりやその生き方は同じ一人の人間として、役立てることができると思います
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「報酬は受け取るのではなく、勝ち取れ。常にベストを尽くせ。誰もみていなくても、自分は必ず見ている。自分をがっかりさせるな」ってすごくないですか?
たてちん
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一つ一つ言葉は日本のビジネスパーソンの書く類書などより遙かに重い、このどこまで上り詰めてもブルーカラーの臭いが漂う指揮官はアメリカという国の小機の一面を表すのだろう。だが、当然ながら、この指揮官の言葉の重みは多くの部下を死なせ、そしてその何百倍もの外国人を殺したということに尽きるのだ。その責任から言葉は発せられる。