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荒井良二さんの新刊。
なんていいんだぼくのせかい。こどもがうまれて、こどもが笑って、おいしいもの食べて、笑って、笑って、泣いて。なんていいんだぼくのせかい。
荒井さんの作品は黄色を多用していて、明るく幸福感のあふれる絵だから、こどもが泣いたときの青々しい絵が一面に広がった時、読んでいるわたしもさめざめとした気分になった。相変わらず深い、良作
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帯に書いてある『300年後の子どもたちへ』に興味を持って読んだ。
人は生まれて生きているこの世界の、本当はすごくいいことだって感じていたことを、なぜ忘れてしまうんだろう。
それを初めて知った時の気持ちを、なぜボクは今忘れてしまっているんだろう。
それを思い出させてくれる(実際には覚えていて思い出しているわけじゃないんだけど)ような導入部に、
ボクとボクを育ててくれた人のいろいろな想いが重なった。
とある家に生まれた“家の子ども”の成長に合わせて
この世界が暗喩の形で物語られる。
いろんな物が発明されている今は確かに便利な世界。
でもそれは多分、本当の意味で人が生きるということに対しては文明過多であって、
その文明がもたらしてくれる便利さと引き換えに大切な何かを失ってしまっていることもきっとあるんだ。
使い古されて色あせてしまった表現だけれど、そんなことをあらためて考えさせられる。
すべてが終わり、そこからすべてが創造されるとき、
失ってしまった物や忘れ去られた大切な何かをきっと人は思い出すんだろう。
そうしなければ思い出せないところまできてしまっているんだ。
ねぇ300年後の子どもたち、教えてよ。今の世界はどう映っているのかな?
ボクたちはどうしたら良かったんだろう。
なんて。
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重い、でも荒井良二の世界はいいね。
世界平和とか個人の幸せとか、ありがちな内容なので物足りない感じを受けたのは、自分自身の感受性の問題だな…
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大人向け。
こどもたちが、「なんていいんだ ぼくのせかい」って、日々の何気ない幸せを感じて生きている。
嬉しいこと、楽しいこと、美味しいこと、素敵なことが沢山ある。
でもある日、そんな彼らが涙を流す。
戦争、飢餓、貧困、世の中の色々な暗く大きなことが、そのページに語られなくとも詰まっている気がする。インパクトがある。
そしてまた、「なんていいんだ ぼくのせかい」って思えるようになる、その世界の繰り返しが、途方もなく壮大で圧倒的で、気持ちを揺さぶられずにはいられない。
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「なんていいんだ」と口に出して言える世界の素晴らしさと美しさが凝縮されていると思う。
美しさと楽しさはもちろんだが、この世に溢れる悲しさや苦しみも含めて人生を賛歌するというのはありきたりなテーマかもしれないがそれでも胸を打つ。
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内容紹介
荒井良二が地球のすべての子どもと大人に贈る!
小さな家に生まれた子どもが言う。「なんて いいんだ ぼくのせかい」。毎日楽しく幸せに成長した子どもが、突然、泣く。そしてまた新たに…。「再生」の物語は、100年後の世界でも読み継がれる絵本!
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うーーーん
なんていいんだぼくのせかい!
でも泣いてるシーンがある
巨大な靴がふみつぶす!
何をあらわしてるのかなー
暴力とかかな
戦争かしら
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ちいさないえに こどもがうまれて わらって ないて わらって うまれて
それから それから
ぼくのせかいがつづけば、いいな。
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荒井良二さん、ぜったい共感できないタイプの作家だろうと絵柄から思い込んでいて、でもふと読んでみたらもうとてもかなしくなってしまったので、記念に買いました‥!読んでみてよかった、なんていいんだぼくのせかい
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声をだして、ゆっくり絵をみる本です。
なんていいんだ ぼくのせかい
ってページを繰るごとに、声にだして読むといいです。
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「なんていいんだぼくのせかい」ってきもちをいつも持っていられますように。落ち込んでいる今だからこそ、胸に響きました。
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強く生きる人間の姿を描いた絵本です。
震災のどん底から這い上がって生きている人たちとダブります。
すごい絵本です。
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仕事中手に取り、何気なくページをめくる。思いがけない世界が広がる。あぁ、子どもってそうだよ、外へ外へ向かっていくよなぁ、あぁ、ふーちゃんはそんな子だったなぁと2度と彼女が味わえないことだと思ったら涙がこぼれた。仕事中なのに。でも気がついた、これは自分だ。「再生」のストーリーなんだ。
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かわいらしい絵本。「なんていいんだぼくのせかい」と泣いたあとに言えることが素晴らしい。そんな世界であってほしい。
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純粋な子供の世界。絵も発想も、何の縛りもないようなかわいさ。
自分の世界がいいと思える子供が全てではないというのを知っているからこそ、これも一つの才能で個性だ。