投稿元:
レビューを見る
この著者の作品は二冊目だったけど、これも良かった!!この作品も個人的にかなり好き。
短編集からなる、長編小説で一話一話の終わり方がすごく好き。読み進めたくなる。タイトル通りな前向きな作品。
投稿元:
レビューを見る
まぁ、面白かったかなぁ。最初の方はちょっとミステリーっぽくて、しっかりしていて格好良かったけど、中盤以降は思い悩んで、青い熱血教師ものみたいだった。
でも懸命に自分にできることを模索して行動して行く様は見守ってあげたくなります。
舞ちゃんが良かったな。特にラストが(^^)
投稿元:
レビューを見る
小学校のアルバイト音楽教師の連作短編。家庭内暴力だったり、いぢめだったり。
んーなんというか、普通。
投稿元:
レビューを見る
改題したタイトルの方がいい。
瑠璃の雫(改題前「12月のクリスマスカード」)はもう一つだったが、これは好き。
投稿元:
レビューを見る
アルバイト教師、森島巧。
臨時で音楽を教えることになった森島が、学校関係者の中で起こる事件を解決していく。
放火。
カメ盗難事件。
歌が下手になった生徒。
元妻をストーカーする先生。
私立中に受かった生徒。
そして、最後は森島自身。
色々な生徒との人間関係や、先生との確執や些細な気持ちの変化、この小説一冊に詰め込まれた感情一つ一つが素晴らしかった。
いやぁー、森島先生、素敵でした!
投稿元:
レビューを見る
前半で繰り返される謎解きの急な展開の仕方は、作者の過去作品のまんまであり、またかという印象で始まる。
ストーリー展開は特にひねりがあるわけでもなく、盛り上がるわけでもなく、無難な終わり方をする。
だが、面白い。人の描き方が秀逸。心の描写を変にドラマチックにしないところが逆にリアリティがあり、のめり込んでしまった。
投稿元:
レビューを見る
帯がそうとう煽っているが、北上次郎さんはたいていこういうふうに書くのだ。
興味は引かれるけど逆にハードルが上がってしまって損なんじゃないかといらぬ心配をしてしまう。
でもしか、ほどの意思もなく非常勤の音楽教師になった主人公。
非常勤ということで、東野圭吾の「おれは非情勤」を思い出した。
あれよりはもう少しハートウォーミングではある。
なんだかんだ言いながらも、熱血なところのある主人公の行動がいい。
ミステリ仕立てにするためだとは思うが、いろんな事象が簡単に片付けられてしまいすぎるきらいがあって、「現実はそんなに甘くないよ」とちょっと思ってしまう。
本筋とは関係ないが、やはり音楽などの芸術分野で食っていくのは並大抵のことではないんだなと思った。小さい頃からの訓練があっても、最終的にはほんのひとにぎりの人間しかその世界で成功できない。
主人公のようなタイプは案外先生向きなのかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
前に読んだ「瑠璃の雫」もそうだったが、伊岡作品は、優しくて、暖かい。
まるで、春風のように心地よい。
印象は薄いが、心を灯してくれる一冊でした。
投稿元:
レビューを見る
正直、意外でした。
全体を通して面白い。これといってこの話が良かった、って訳ではなく、この作品全体が妙に清々しく、引き込む力があった。
とりあえず読み終えて思うのが、女性の強さ。(笑)
出てくる女性の登場人物が皆強い…いや、大人びている。…いや、描写がとてもませているのかな?意外と最後は森島を手玉にとっている風の安西先生、小学生とは思えない舞ちゃんと雛子ちゃん、鉄仮面の白瀬先生、人妻オーラで迫る雛子ちゃんの母。(笑)
レビューを書いてて思うのが、小学校や中学校を舞台にした小説って苦手なはずなのに、終わり方も特にサプライズもないのに、妙に受け入れられて面白かった。
ジャケ買いで、この伊岡瞬という作者の作品は初めてだったけど、別の作品も是非読んでみたいです。
投稿元:
レビューを見る
同じ職をやっている身として「ん?」ってとこもあったけど、面白かった。正規目指したいと改めて思わせてくれる小説かな!
明日の雨は明日にならなければ降らない。
の意味がまだわからない…
投稿元:
レビューを見る
小学校の音楽の臨時講師 森島 23歳。柔軟な考えで小学生に対応していく。大人な教師には考え付かない事をするので若干煙たがられるけれど小学生がこの先生を好きになるのがよくわかる。
うるさい母親、虐待する親、いじめられる子、教師の対応のまずさに心身症のようになってしまった子、今どきの小学生も大変だ。
そんな彼らに自然体で素直に接する森島先生を私も好きになってしまいました。
投稿元:
レビューを見る
思ったより面白かった。6つの短編だが時系列的に連続していて、ほぼ1年間のストーリーになっている。最初のほうは謎解きテイストが強い話だったけど、だんだんと他の教師との関係性や森島自身の進路の悩み、小学生の生徒たちの行動などの理論的に解明できない不可解さに焦点が移っていく。
アルバイト教師がここまで権限あるのかよくわからないけど、社会人になりたての時期の青春物語ということかな?
それにしても、小学校にドゥカティって反則だよなぁ。男子も女子も気になっちゃうだろうに
投稿元:
レビューを見る
何となく小学校の臨時講師になった森島が、学校で起こる問題を解決していく連作形式の小説。
読みやすいし入り込めて面白い。
確かに若くてフランクで、子どもに人気があるだろうなという印象。
途中で児童に総スカンくらうのも、まぁありがちな感じの展開。
だけど、ラストの校長の「きらわれようと憎まれようと、教師には守る義務がある」という一言が何とも印象的で。
ただの一講師が幾らなんでも顔突っ込み過ぎだろうことがたくさんあって、ふと現実に戻されると何だかなぁと思ったりする。
校長の冷静なその一言とか、中途採用された新人の教師に全く相手にされないところとかが、ありがちな展開の中でぐっとくるものがあるなぁ。
投稿元:
レビューを見る
小学校の臨時教師の森島巧が学校内で起こるモンスターペアレントやいじめ問題に向かい合う話。
全て森島巧の視点で書かれる。
最終的にはうまくまとまり読後感が良い。
投稿元:
レビューを見る
モンスターペアレント、児童虐待、いじめ、学級崩壊……若き臨時音楽講師が全身で問題に体当たりしていく姿を心から応援したくなります。
職員室での先生たちの会話に飛び出してくる本音には、保護者の立場から見ても思わず頷いてしまいました。うちの子の学校の先生も、少なからずこんな事を考えてるんだろうなぁと。
重すぎず軽すぎず、という印象。
ラストは無理に恋愛オチをつけなくても良かったと思います。