紙の本
冴えたやり方?
2016/07/15 07:36
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投稿者:みどりのお魚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
(ネタバレ注意)
読みづらくて何度も挫折したSF小説をようやく読破。
「マジかよ・・・こんな物悲しい結末かよ・・・」
というのが第一話の感想。
表題の「たったひとつの冴えたやり方」だが、
主人公が極限の状況下で打開策を見つけ出す・・・的などんでん返しを
期待して読んでいたので肩透かしを食らった。
自分はやっぱりハッピーエンド主義者なんだなあ。
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「これを読んで泣かなかったら人間じゃない」と誰かが言ったとか言わなかったとか。SFはSFなんだけどそれ以上にとても優しい話。難しい事なんて考えず、兎に角コーティとシロベーンという二人の女の子(だよな)の事を想ってしまう第一部。お陰様で第二部と第三部の印象が薄いです(笑)
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中篇が3つおさめられている。
ティプトリーといえばやはり、表題作の「たったひとつの冴えたやりかた」。他の2つの中篇はどんな話だったか忘れてしまったが、これだけは大のお気に入り。
「これだけがたった一つの冴えたやり方」というコーティーの台詞に泣けてきます。
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「これだけがたったひとつの冴えたやりかた。」表題作は相当泣けます。なのになんて爽やかなんだろう。でも三本目の話も、SFにありがちなシチュエーションの落とし穴を見事に突いている上に、しっかりしたドラマに仕立て上げている辺り結構凄い。
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タイトル買いしたもの(小学生の時に)このタイトルの小説も読んでいた自分の歳と摺り合わせて読んでました。
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表題作含む3本の中編、宇宙の話。後半2本はそれほどでもないですが、表題作である一つ目の話はとにかく感動もの(☆5つ評価はその一編だけに捧げます)。泣きます。宇宙人の概念が覆りました。
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タイトルがあまりにも有名なSF小説。ラノベ風に表紙+挿絵が少女漫画なのですが内容が意外なほどスパイシーで読み応えありました。同時代の3篇の連作からなるSFモノで2篇は異星人とのファースト・コンタクトをテーマにしています。
表題作にもなっている「たったひとつの〜」は異星人のあり方がユニーク。主人公も16の女の子でポップな文体で話が進んでいくのでハッピーエンドを期待して読んでたら最後でうっかり泣きました。
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人間と、その他さまざまなエイリアンの所属する銀河連邦のシリーズ化されなかったシリーズ。これが遺作だそうで、残念!
後の世の異星人が、とある銀河辺境の「リフト」と呼ばれる通常通信の全く通じない地帯周辺で起こった事件について、「歴史と人間種族の行動心理の研究」をテーマに学ぶという仕立ての短編集。彼らと共に「リフト」周辺で起こった3つの事件について、人間特有の心の動きとか行動、他種族とのかかわり方を学ぼう。
やはり大方の評価通り、1つめの事件「たった一つの冴えたやりかた」が一番印象深い。
男性名でデビューし、ずっと世間には男性だと思われていた作者ですが、この短編から受ける印象は女性作家でしょ、やっぱ。コーティのかわいらしさ、それでいてすごい肝の据わったかっこよさは男性作家の考える一般的モテ可愛い女子とはまるで違うヒロインであるね。
最後の解説にもありますが、作者ティプトリーの人生自体がもうハードボイルドか何でもありのハーレクイン小説みたい。
幼年期:アフリカ探検一家(大金持)
青年期:画家・美術評論→陸軍
壮年期:CIA→大学講師
老年期:SF作家
最後は心臓病の悪化にともない、アルツハイマーの夫を射殺し覚悟の自殺。
何だこの人・・・誰か伝記を書いてくれ。
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定番SFにチャレンジ企画だが、きっかけは長門有希だったり。でもあのリストに挑戦するのはこれで終わりだと思う。ってか、SF的描写は意味わからん。頭使わずに一応字を全部追うだけになっている。やっぱりSF苦手なのかなあ。なのに、表題作の展開にはやられる。ティプトリーに遺作らしく、他のと少し作風が違うらしい。一番名前をよく聞く気がすると思うけどよく分からない。
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3つのスペースファンタジー短編。
異性人が様々な形で人間に介入する様が面白い。
宇宙は広大で、何が起こるかわからないという考えで読めば、今後ありうる話かも、という考えも出来ないこともない。
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ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
3篇収録。原作者の名前はペンネーム。作者は女性。当時これも大きな話題であったが、彼女の死期はもっとショッキングだったな〜。寝たきりの最愛の夫を射殺、同じベッドの上で自らの頭を撃ち抜いた、、、二人の間には、かねてから自殺の取り決めがあったとか、、、くわしくは訳者あとがきを参照してください。
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「これを読んでハンカチが必要にならなかったら人間じゃない」という書評で有名だが、この文句を引用しての感想であれば、3種類しかない。
?やっぱりボクも人間でした。
?どうやらボクは人間じゃないらしい。
オレは?だなぁ。オレ、どう考えても人間だし。なんだこの書評。
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これで泣かずば人にあらず。で有名なジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの遺作であり代表作。しかしSFというのは難解だなあ。専門用語その他、ある程度勉強してからでないと作品をほぼ完全に理解するのは難しそう。私はといえば勿論理解出来ないまま読了したわけで、つまり私がこの作品を読んでも泣けなかったのは単なる私の理解不足なのであって、間違っても私が人間じゃないからではないわけで。うおおう。
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元となったのは「The Starry Rift」が1986年、その訳がハヤカワより1987年と結構前の話なので、古さは隠せません。
「たたひとつの冴えたやりかた」「グッドナイト、スイートナイト」「衝突」の3部構成。
衝突に出てきた宇宙人のデザインはなんとかならないものか、リスをでかくして一つ目にしただけ。
挿絵を見て萎えました。ただ表題作はいい。コーティー・キャスはいい子だ。
たたひとつの冴えたやりかた>グッドナイト、スイートナイト>衝突
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表題作の感想。
終盤で主人公コーティーの生と死の葛藤が描かれていないことに疑問を持ちました。 第二話では愛と自由、どちらを選ぶか主人公の葛藤が良かったです。 ただある程度の想像力を要求されるので、全体的に退屈な感じもしました。