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カタカナが得意でない私ですが、一気に読めて面白かったです。 ただ、財産にまつわる遺言で委任された弁護士については、若干解せない部分がありました。
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発見された死体。ワークの父エズラ。エズラ、ワーク、ジーンの関係。ジーンを守るために自らが逮捕されるワーク。ワークをはめようとする犯人の罠。
市川図書館
2009年10月4日読了
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親子、夫婦、兄弟のわだかまりが、これでもかってくらいギュウギュウに詰まったお話。最後に明かされる真実は、ハリウッド的というか、米国映画的にキレイにまとまっております。お勧め。
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『川は静かに流れ』が秀逸だったジョン・ハートのデビュー作。普段行かない町の本屋で発見してやっと読むことができました。貧困層からのし上がり弁護士として地位と財産を築いた父親は異常な支配欲で家族を自分の意のままに操ってきていたが、妻の死んだその日に失踪。一年半が経過したある日弁護士事務所を継いだ息子ワークは父の死体が発見されたと告げられ、ある理由から妹が犯人ではないかと危惧して、、、。とても面白かったのですが、期待があまりに大きすぎたのとあと設定がつらかったので★は4つ。
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最新刊『ラスト・チャイルド』で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞、英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞を受賞し、破竹の勢いのジョン・ハートのデビュー作。
う~ん、どうも、乗り切れない。
とても丁寧に描き込まれているとはいえ、自己嫌悪まみれの優柔不断な主人公には共感できず。
近所を徘徊している謎の老人、隣人の老医師、そして私立探偵のハンクとの関わりが出てくる後半からは、彼らの魅力に引かれて読み進められたという感じ。
ラストは新人らしい清涼感があるのだけれど。
登場人物が少ないとはいえ、主人公に、あるいは主人公が好意を抱いているか反感を抱いているか、の二通りの人間しか描かれないというのはどうなんでしょう。
The KIing of Lies by John Hart
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どうやらこの作家、めそめそ・グズグズが得意?
後半部でやっと疾走し始め大団円へというパターンですわね。
ちょっとね・・・好きくないかも。^^;
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「川は静かに流れ」「ラスト・チャイルド」が好評なジョン・ハートのデビュー作。
主人公は弁護士ジャクソン・ワーク・ピケンズ。
父親エズラは高名な弁護士でやり手だったが、成り上がりで品がなく、家では暴君。強烈な人間だった。
家で家族が口論中に、母親が転落死して1年。
父エズラは母の葬儀の後に行方不明になっていたが、とうとう遺体が発見される。
母の死に責任を感じての失踪という可能性もあったのだが、射殺されていたのだ。
知人に頼み込んで発見現場に入れて貰うワーク。
父と仲が悪かった妹のジーンがやったのではと悩む。
女性を蔑視する父親が原因で心を病んでいたジーンは、病院で知り合った女性アレックスと暮らしている。
母の死後は、兄に対しても心を閉ざしていた。
ワークは最愛の妹ジーンを守ろうと奔走するが、その行動で警察の反感を買う。
ワークの妻のバーバラは良家の出で美人だが、仲は冷え切っていた。
いぜんの恋人ヴァネッサは農場主。思い悩んで訪問し、17ヶ月ぶりの逢瀬を持つが、口論になってしまう。
その結果、自分自身を見つめ直すことにもなるのだが‥
さらに遺言で、莫大な遺産はほとんどワークが継ぐとわかり、今度はワーク自身に疑いが‥?!
予想を超えた莫大な遺産、そして遺言の奇矯さにも亡き父親の強烈さが出ています。
中盤のかなりの暗さが~ダイナミックに解決へ向かいます。
著者は1965年生まれ。様々な職を経験した後に2006年、作家デビュー。新人としては異例なセールスを記録。
弁護士だったがあまり性格に合わずに転職というあたりは、作者自身の経歴の反映も。
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途中から奥さんだろなーって分かっちゃった。
なんだかラストチャイルドと同じ町??って思うくらい環境が似てる。
内容は面白いけど、再読はないかな。
あと文庫なのに厚過ぎ。せめて上下巻に。
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すっかりファンになってしまいましたジョン・ハート!!
どうしてミステリとして完璧なのに小説としても完璧なのか…こういうのを読むと絶対小説家になれないなぁととほほになってしまいます。
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行方不明だった父親が射殺体で見つかった。
妹の犯行ではと疑念を抱く弁護士の兄は、彼女を守るために窮地に陥っていく。
2作目の「川は静かに流れ」がとても面白かったので1作目も読んでみたのだけれど、こちらもよかった。
ミステリ色は薄いけれど、謎解きは話の中心軸になっているだけで、家族を中心とした人間関係に重きを置いて描かれている。
高名で腕利きな弁護士で、独善的で暴力的な父親の支配から抜け出そうともがく主人公があまりにも痛くて、また妹を守ろうとする姿が必死すぎて、家族の形についてあれこれ考えさせられてしまった。
主人公が父親のことを名前で呼ぶあたりも、含むものがあって重い。
話の持って行き方が巧いので、唸りながら読んでしまった。
ついでに原題も邦題も、カバーイラストもよくできていると思う。
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北上次郎氏お勧め本。絶対的権力者の父親の死によって、抑圧されていた自分を取り戻していく長男と妹。父親殺しの犯人として追い詰められていく長男。話の展開が見えずに、結構最後までドキドキした。読んでてストレス満載。長男がはっきりしない奴なんだ。だけどこの人の気持ちが私には良くわかるなあ。こういうはっきりしない性格は好きなんだ。この辺の好みでこの本の評価は分かれると思う。
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一応読めたんですがなんとなく人物造詣が嫌でした。
とにかく父親悪いやつ!あいつ最悪!
でもおれ良い奴!あいつとは違ってホント家族を愛してるし、人間として価値があるし!
みたいなことを主張している……主人公……みたいな気がして。
ジョン・ハートについては「ラスト・チャイルド」まで読んで評価しよう……そうしよう。早合点はいかん。
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二作目を先に読んだので、未読だった一作目も読んでみました。舞台はノース・カロライナ州ソールズベリー市。弁護士のジャクソン・ワークマン・ピケンズの父、エズラは、二年近く前に失踪していた。その父が他殺体で発見される。ワークマン、通称ワークには犯人に心当たりがあった。何が何でも犯人を警察につきとめさせるわけにはいかない。ワークは孤軍奮闘するが、やがて父親の遺言状の内容が明らかになり・・・。この作品も、それぞれの家族が抱える闇が描かれます。読後感は良好でした。
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分厚さから敬遠してしまったけれど、久々に読み応えがある一冊だった。こりゃ「ラスト・チャイルド」も買わねばならぬ。
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初ジョン・ハート。
いわゆる謎解きミステリ的要素は少なかったから、普通の“読み物”として満喫。尺もちょうど良くて、綺麗にまとまっていたから、読後感も良かった。翻訳ぽさもほとんど感じず、違和感・抵抗も少なかったし。
面白かったです。