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朝日新聞土曜版の1コーナー「悩みのるつぼ」に寄せられた読者からの相談への回答の作成プロセスを解説した本であり、著者の思考プロセスや手法を余すところなく述べられている。著者の回答は視点の置き方が独特であり、自身の勉強になることが多かったのであるが、「なるほど、そういうことか」と納得させられる。だからといって、自分がすぐできるようになるかどうかは別。それ相応の訓練は必要なように思う。
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岡田斗司夫さんは、私の人生に非常に縁遠いヒトだと思っていたけれど、この本を読んで、一気にファンになってしまった。
人生相談、私も大好きなのだけれど、こんなにたくさんの考えを経て、かくも面白く、唸らせる回答を導き出していたとは!私もオタキングに相談したい!!!
でもなにを?
こんなに真剣に答えているのに、中途半端な相談では、いかんともし難いですな。。。
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すばらしい。悩みをツールを使って分析して行動指針を作り、そのうえで共感をして一段レベルをあげて全人類のための対話を開始するのが人生相談です。だって。
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いくつになっても子供の悩みが多いですね。以降は本からの引用です。//気持ちを巡る、分析。温度が上がっている表現。本当に言いたいことは何か、仕分け。行動可能な範囲内に絞って考える。共感、味方。幸福に生きるのに必要なのは、真実ではなく信じたいウソ。他人が怖い…一番楽な戦略…演技性。自分の心の深部や論理の手繰り寄せでずっと遠いところまで…。不幸の中で…乗り越えるのが最も楽しそうなもの。僕達が買ってるもの…商品じゃなくて夢。バカさの源…生きてることによる迷いや夢。ストレートに考え抜くよりも、たとえば話…客観的になれる。三価値。プロとは、納得できなくとも締め切りを、約束を守ること。期限の中でベストをつくす。問題があっても消費者としてなら生きていける。思想、戦略、手段。教育とは…子供と一緒に発見する。夢なんか応援しちゃいけない…応援すべきは目標…やりたいことを我慢して日々積み上げて到達を目指すこと。
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-2013/06/03
人生相談は、以下の3点から興味をそそられる。①所詮他人事で人の不幸は蜜の味。②3分で人の悩みを理解し5分で解決策を知る。たった8分で理知的になった感じがする。③傍目八目で悩みの坩堝を覗くこと。
この人生相談集は②に欠けるため読み続けることが出来ない。
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どうしてしばらく積んどいちゃったのかわからないぐらい面白かった。そう、私を含め多くの素人は「本当に聞きたいこと」「本当に困っていること」をなかなか言わない。本人も無意識のうちに、色んな背びれ尾びれがついてくる。単なる人生相談本ではなく、人生相談を題材にした思考法の本です。自分の方がもっとひどいと不幸自慢をするのでもなく、あんたは考えが甘いと説教するのでもなく、相談者を少しでも苦しみから解放するのがコーナーの本来の目的。最後に愛をふりかける、確かにそれがプロの仕事だと思う。
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いやー、作者の考え方には流石!の一言。
個人的にも、周りからよく相談をされることが多く、内容によっては上手くアドバイスできたか、相手の負担になるような助言になっていないか、考え直すと、あぁ言えば良かったかな?
などと思う事が多々ある中、この思考の巡らせ方は非常に勉強になった。
そして、私も岡田さんに悩み相談したくなった。
きっとズバッと、気持ちよい回答を頂けるんだろうな。
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朝日新聞の読者からの悩み相談に答える著者の、回答にたどりつつまでの思考経路を紹介。
相談者の気持ちにより沿いつつ、論理的な思考、愛とユーモアに富んだ回答。
悩み相談は「相談→回答」ではなく「相談から始まる対話」である。だから2人で回答を見つける。なるほどね~。
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これは、めちゃくちゃおもしろかった。
新聞に投稿された悩みに対して著者の岡田さんが答えていったものをまとめた本。
しかし、ここまで突きつめた内容やとは思わなかったです。
とにかく、岡田さんの頭のよさに、ただただ脱帽です。自身の思考回路をここまで客観的に分析できて、すごいなあと思います。
ひとの悩みの聞き方、悩みに対して答えていくなかで、なにが大事なのか、とても参考になりました。
分析、仕分け、潜行、アナロジー、メーター、ピラミッド、四分類、三価値、思考フレームの拡大、共感と立場、フォーカス。
かなり理にかなっていると思いました。実践して使えるようになれば、かなり強いんちゃうかなあ。
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極めて仏教的な本だと感じた。その苦しみ、辛さに対して理性的に回答していく。でも愛がないわけではないところが仏教的と感じた。次回作にも期待しています。
相手と同じ温度の風呂にはいるということ。これが解答の基本だという。
悩みとは複数の問題で頭の中が散らかった状態のことを言います。と著者は書いている。それを整理する。
整理するために今必要ないものは捨てる。
深い悩みへの対処法は『解決可能な問題しか考えない』です。
悩みを分類する方法
1.今すぐ「私が」手を打たなければならない問題
2.年内に「私か誰か」が手を打たなければならない問題
3.「人類が」いずれ解決せねばならない問題
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僕は人生相談とか大嫌いなのですが、ギャグとして扱うならいいかな、と考えています。
この本は、タイトルからも、そんなふうにギャグ扱いなのだろう、と思いきや、回答のやり方を真面目に(でもウケも狙いながら)解説する本、でした。
スタート地点を間違えましたが、あったこともない相手のことをどう解釈してどう答えるかというテクニックは、それはそれで面白いもので。テクニックといえば聞こえはいいけど、妄想寸前という気もします。相談相手もそれを知ってて相談するのだろうから、みな幸せなのかな。
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面白かった……悩み相談の返し方の切り口が鮮やか。
文章から、相談者の本当に相談したい事を読み取るためには、相談された側に高い読解力が必要で、更に多角的視野と広い知識が要求される事がわかった。
これが国語のテストに転用されたら面白そうです。
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書名に惹かれて購入しました。新聞の人生相談コーナーの回答者である著者が、どのように思考して相談者に回答しているのか、その思考過程(思考ツール)が学べます。「ここまで考えて回答されているのか」とその思考の深さに正直驚きました。読み物としても面白く、ビジネスにも役に立つ一石二鳥の良書です♪
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p.212
共感がない限り、あなたから出てきた言葉は、安全圏からの助言にすぎません。冷房の効いた部屋、暖房の効いた部屋から、上から目線で言ってるだけになってしまいます。
そんな言葉は、絶対に相手には届かない。
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かなり長らく買い物かごに入れていたのですが、買わずにいましたが、なんとアクシデンタリー他の商品と共に注文したしまいました。
私はてっきり、新聞紙上で行われた相談と回答を纏めたものかと思い込んでいたので、読み始めて、これがその悩み相談でどういったプロセスで回答を導き出したかという分析がなされている本と知りました。
回答の分析は、実は見ない方が良かったかなと言うのが私の素直な感想。
というのは、相談者の相談内容、相談者の気持ちを岡田氏が如何理解、分析したかが書かれていて、それに基づいて回答を如何ひねり出したかと言うことを知ってしまいます。
回答だけ読んでいれば、そういう考えも有るのね。。。と留まるのですが、過程を見ると如何考えても相談者の気持ちを正しく解していないなぁと感じてしまう場合があるのです。
そう考えたからそう帰結したのか。。。ちゃうやんっ。と突っ込みたくなると読んでいてどうも具合悪い。。。
でも、相談者と回答者の関係と言うのが分かって良かったです。
いわずもがなですが、相談内容は、正しく理解してもらうことが、大前提ですね。