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表紙の安心した表情で眠る旭を見た時、何故かフランダースの犬を思い出してしまいました。
安らかで敬虔な雰囲気の絵に心奪われました。
プリンやエリザベスと一緒に身体を預けた旭の心は渋澤で一杯なのでしょうね。
発売延期で季節は夏を通り越し冬真近になってしまいました。
延期が多くなった昨今、続き物には大変待ち遠しく辛い事なので
何とか発売日に発売されますようお願いしたいです。
旭の気持ちがぐっと渋澤へ向かいますが、渋澤家に集う人々が余りにも魅力的なので、正直色恋が無くても大好きなお話です♡
特に辛い体験から話せなくなっていたミツルが感極まると言葉を話せたり(今回、何回も頑張って話してくれました!)行動も外に向かえるようになったり笑ったり泣いたりと表情が出て来て感激でした。
もうミツルが笑ってくれるだけで良いと思ってしまいます。
皆で薫の故郷の千葉の温泉へ行くのですがそこでミツルが宇喜田さんの「冥土の土産に」という一言を勘違いして、宇喜田が死ぬの?と泣きながら詰め寄るシーンに。。。涙しました。
ミツルが笑えてよかった、本当に良かった。
母親は誰に殺されたのか?
何故渋澤は誰も恋人にはしないのか?
大きな疑問が二つ残ったままです。
シリーズなので解決はずっと先で良いので長く長く続けて頂きたい。
特に奈良先生の挿絵が素晴らしいです。
一流は風景一つとっても凄いですね。
段々と昔の画風と違って来て、以前と違う絵に暫く慣れませんでしたが今回の絵には力強さが見られました。
芽吹いた様なそんな感じがしました。
今の先生の絵も好きです。
ミツルが涙を一杯に溜めて泣いている顔や、転んでしかめっ面も凄くよかった。
恋愛よりも人間模様が面白い、貴重な作品です☆
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可愛らしいし楽しいけれど、英田さんの他の著書にあるような緊張感だとかドキドキがなくて物足りない気がする。ほんわかした気分になれるのはいいのかなぁ?
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ひとつ言っときたいのは、34歳は オ ジ サ ン じ ゃ な い よ - ! !
渋澤先生の過去も気になるけど、もー永一さんが好きすぎてたまにいてもたってもいられなくなった(笑)今回は挿絵でも結構登場しててうれしかった~あと、奈良先生はチビッコの絵も描けるのか…と感心。永一さん(攻)エピも是非お願いしたいなーダメかなーアンケ葉書出さないとダメかなーー
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まだちっとも渋澤さんの過去が見えてきませんでした。
想像がつきませんね。
そんな私の関心、と言えば。
ミツルと宇喜田さんです!
6才と72才がお気に入りです。
あとは・・・旭の描く絵を見てみたいです。
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シリーズ第2作。渋澤家の面々が個性的でちょっと変わってるけど、みんな心は温か。読んでいて癒されます。
それに今回は、年末シーズン到来ということでイベントもいっぱい。クリスマスも忘年会旅行も手抜きなしです。全員揃ってにぎやかに過ごしている様子を楽しめました。ほのぼのシーンよかったです。
やさしい人々の中で、辛い思いをしてきた旭とミツルの笑顔がだんだん増えていくのが嬉しかったですね。もっともっと甘やかされればいいと思いました。
渋澤って本当に不思議な、というかミステリアスな男です。ベストセラー作家で、大きな屋敷に執事や料理人や身内から他人まで同居させて、恋人を作らない主義で、ゲイ。冷たいように見えて子供や動物にはやさしいんですよね。
そんな渋澤のことを好きになった旭ですが、生真面目で意地っ張りな性格が邪魔をしてなかなか上手くいきません。でも、心の中では渋澤に対して盛大にツッコミを入れているのが笑えます。コメディ?と思ってしまうほど。
ミステリー&スピリチュアルなストーリーです。
今回は年末イベントの温泉旅行と絡めて描かれています。薫の女遍歴など過去のこともわかります。
「●ディアム」とか「●ースト」とか、FOXのあんな感じ。幽霊というよりは、さまよえる魂ですね。渋澤とミツルには特殊能力があるようです。
後味がいいオカルト。
しかし、山のように仕掛けられた伏線がきれいに回収されていて、さすがだと思わせる反面、特殊能力とか、旭たちの母親の死とか、まだ謎がかなり残っていますね。
ミツルがだんだん元気になって言葉も増えていく様子には、ほっとします。ミツルいい子でかわいい。サンタさんへのお願いには思わず涙ぐんでしまった。「冥土の土産」にももらい泣き!子供なりの思いやりや気遣いが胸に迫りました。イラストのミツルもかわいいです。
クリスマスシーンの扉絵もステキ。奈良センセの表紙飾っときたいくらいいいです。癒される。
エロ的には、進展こそあったものの色気がまったく見えてこないのがすごくセンセらしいなと思っちゃいました。でも、旭が真面目に必死なのが初々しくてクスッと笑わせます。
これから、辛い苦しい恋がどう展開されていくのか、期待が膨らみました。次回も楽しみです。
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なんともゆっくり進行中の恋愛に焦れったくもあり微笑ましくもあり。意地っ張りな性格の恋愛未経験な男の子が、好きになった人に恥ずかしい自分を曝け出していく様子が可愛いくてきゅんきゅんします。空回りして墓穴を掘ったりジダバタする様子がユーモラスで吹き出してしまう場面も。
渋澤先生は相変わらずミステリアスで喰えない男ですが、旭ならずとも惹かれてしまう大人の魅力に溢れています。終盤やっと少し進展しましたが未だ恋愛未満。旭には辛い試練が待っているようです。まだまだ明らかにされてない謎が多いので、これからそれらがどう解き明かされて絡みあっていくか気になります。
ミツルの可愛さを始めサブキャラがとても魅力的なのでスピンオフも楽しそう。今回過去を吹っ切った薫の新しい恋愛とか読んでみたいなぁ♪( ´▽`)
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母の不幸の死をきっかけに、幼い弟とふたりきりで苦難を強いられていたところを売れっ子作家の渋沢に見いだされた駆け出しイラストレーターの旭。
前作に引き続き、渋沢家の愉快な人々との生活がほほえましい。
やさしくて気まぐれで風のように捉えどころのない渋沢に、旭は次第に恋心を募らせていく。
謎めいた渋沢の過去。絶対に恋愛はしないと頑なに決めている渋沢にどうにか近づきたくて、旭は体だけでもいいからと『セフレ宣言』をする。旭が純粋に真っ直ぐに向けてくる気持ちが眩しくて、そんな旭を傷つけまいと渋沢は距離を置こうとするが、旭の捨て身の誘惑に揺らいでセフレとして受け入れてしまう。
一方で、渋沢の悪友にして同居人の薫も旭への好意を隠さない。旭の渋沢を想う気持ちを受け止めながらも自分の好意も隠さない薫は、時にちゃっかり旭に甘えたり、時に旭の気持ちに寄り添って包みこんでくれる。そんな薫のやさしさに、旭は気持ちを揺らす。
精神的にも経済的にも圧倒的優位に立つ大人がウブな子を涼しい顔で翻弄するパターンは大好きなのだけど、渋沢が何を考えてるかわからな過ぎるのと、このふたりの関係ていちいち直裁的でいまいち情緒がなくて私的にはあまり萌えん…的な。
今回のお話は薫にフォーカスされていて、幽霊とか幽霊とか幽霊とか…超常現象を絡めて薫の過去が語られるのだけど、旭の母の死の謎も渋沢の過去も一切明かされず…です。
個人的には渋沢よりも当て馬たる薫の揺さぶりに結構キュンときた。
この話て一体どこに向かっているんだろう…と思いながら読了。シリーズはまだまだ続きます。
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シリーズ2巻目。
今回に引用本は太宰治の『人間失格』でした。
ちょっと読みたくなっちゃった。
旭は渋澤への恋心を自覚して戸惑うが持ち前の感覚でそれを認める。薫にも口説かれていてとても心地いいのだけれど、渋澤に対する気持ちとは違う。
そんな中、薫の過去が少し明らかに。
そして渋澤の方は旭と
身を合わせてくれなくなり、ついに聞いてしまう。