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2012/10/5 Amazonより届く。
2022/4/7〜4/10
なんとほぼ1年ぶりの今野作品(積読本がたくさんあるのに・・)は、潜入捜査シリーズ。このシリーズは佐伯の格闘シーンにあるが、今回は原発に絡むヤクザとの抗争。最後の対決には痺れた。
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潜入捜査といいながら、すぐに正体を現してしまうストーリーには、ちょっと?の感がある。
しかし、反原発で参院選に立候補したことのある作者らしい、原発をテーマにした作品で、原発について考える一助をなるのではないか。
ここでの、作者の立場は、原発絶対反対ではなく、その周りに巣くう闇を告発する作品となっている。
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潜入捜査シリーズ5作目。
今回は原発問題。20年前に書かれたものなのに、今現在、至極タイムリーな内容と言える。解説で書かれている通り、福島原発のことがなければ、たとえ原発問題を認識していたとしても、電気が必要なんだから反原発は難しい、推進も仕方ない、という考えを当然とし、問題をスルーしていたかもしれない。しかし、哀しいかな、今だからこそ、今作品に描かれている問題が決して大袈裟でなく、現実のものだと納得して読める。汚い世界ではあるが、私たちは目を背けることなく、注視していかなければならない。
今作は原発推進に対する問題提起とともに、佐伯のアクションも満載でバランスも良く、面白かった。潜入捜査と銘打っておきながら、すぐにバレちゃうところはアレだけど、、、、。次作の最終巻も期待。
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はじめての潜入捜査シリーズ
原発ものだが、テーマとしては格闘系。なかなか描写が細く、気合が入る。元マル暴デカが主人公。強過ぎるのが玉に瑕だが、読んでいて楽しいからいいか。
シリーズはこれが五作目らしいから、他にも読んで見ることにしよう。
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今野敏による潜入捜査シリーズ第5弾。
今度の環境犯罪は原発がらみ。原発作業員の問題や周辺環境の話を織り交ぜながらそこにヤクザが絡むことで起こるトラブルに佐伯が関わっていく。
そもそも原発の安全性は様々なところで取りざたされているが、炉内での清掃作業や修理などを請け負う作業員は危険を伴うためになり手が少なく、そういうところにヤクザが絡んで儲けようとする、という前提で物語が進んでいく。実際のところはわからないが、そういう側面もあるのだろうなと思いながら読んだ。
物語としてはありきたりではあるが、利害が対立し、ヤクザが絡むと暴力沙汰が起こり、権力者側が反対派を抑え込む。それに対して佐伯たちがヤクザを排除し、正常な対立関係を築けるようにはかっていく、という流れだが、結局は佐伯対ヤクザの幹部または雇われ殺し屋の戦いが重きを置かれ、問題解決はやや二の次感が否めないのはこれまでのシリーズ同様。
今回の相手は中国武術の使い手で、服役していたが釈放されて名古屋のヤクザに雇われている男。佐伯がやられるかもしれないというスリリングな展開に、手に汗握る。
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テーマは原発。そこはいい。そうか、実際の世の中もきっとそういうことで推進派がいるんだなと思わされた。
ただ、最後の方の勝負、あんなに手強かったはずの相手がこんなにあっさり負けるもの?!その後どうなったの?がモヤモヤした。
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潜入捜査シリーズ第5弾。いやあ〜これは潜入捜査なのか(^-^)すぐにバレちゃうし(^。^)20年以上前の作品なのに古さを感じさせないのは原発の問題が何も変わっていないという事なのか?完結まであと1冊。内村所長の目論見はハッキリするのか楽しみです。
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戦う相手がだんだん強くなってきてる。
佐伯さんが心配になっちゃいました。
いっぺんには、変わらない 少しずつかわればいいんですよ✨ 内村さん いい!
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原発をめぐる潜入捜査。市民による反対運動がちょっと的外れなものになっている点、本作を読むと確かにそうかもと気づかされます。
また本作では、おそらくシリーズ最強であろうと思われる刺客・素手斬りの張の登場でグッと引き締まった感があります。ラストの対決、残りページ数が少なく、ひょっとして次巻へつづく展開? とも思いましたが無事に決着、相討ち・紙一重の差といったところでした。強者同士だからこその一瞬の戦いであり、ダラダラとつづくものではないのです。
そして何といってもラストの佐伯と白石とのやりとりがとっても意味深で、あらぬ想像(妄想)を抱いてしまったのは私だけでしょうか…。
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潜入捜査シリーズ第五作。
今までの敵が中間業者でその後ろに控えているのが国家ということでどう対処するのかが読みどころ。
今までなら単純に脅かされている側に付けば良かったが、彼ら活動家反対派の問題も取り上げているのが原発問題の困難さを表している。
小さな地域が金によって分断対立する様は相手の思うつぼなのにそれに見事にはまっていくのが複雑。
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日本はこんなにも腐敗してるのか。そういえば…と腑に落ちる事がいっぱい。一政党がずっと続いていたら、こうなるのも仕方ないのかと思う。
原発でこの本に書かれている様な事が、ずっと前から続いていたのなら3.11でやっと原発の暗いところが表に出てきたという事なのか。
佐伯涼のスカッとするカッコよさと反する様に、この国の政治のドス黒さに気分が悪くなった。