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神の住まう山々と森に囲まれた村に住む人たちの話。
神様の存在を感じつつ、暮らす人は幸せだと思う。
本当の幸せというのは、本当に素朴でささやかなものなのではないかと
思わされる。
この前人と話した時に、「スマホがあれば友達なんかいらない」とを聞いて、
いろいろと感じさせられたばかりであるが、小さな機械があるせいで、
人は何もしない時間を失ったと思う。それと共に、何もしないことでいろんなことを
得られる経験をも失ったのだと思う。
もちろん、全ての人がそうであるとは限らないが。
何もないから、いろんなことを感じることができる。
そんな得難いものを今一度思い出させてくれる本。
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この村の人たちは不思議をやみくもに怖がるんじゃなくて、畏れ敬い踏み込み過ぎない。
不思議がそのまんま日常で、そういうあり方って素敵だなと思った。
桜大とケンヤのその後が気になる。
(13.02.26)
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今の日本では失われつつある原風景を描いたような作品。
昔の日本人はきっとこんな風に自然の恵みに感謝し、そこかしこに宿る神様を信じて生きていたんだろうと思う。
中学生の娘はあまり気にいらなかったようで、小さな子供か、ある程度の大人になってからじゃないと理解できない作品でしょう。
そういえば40歳を過ぎたあたりから、若い頃にはあまり興味がなかった日本文化の良さを感じるようになったもんなあ。
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とりあえず安心して読める香月日輪節全開。最近のは、説経節がゴリゴリ全面に出すぎてて読むのにちょっと辛い感じがするんだけど。おなじみ全能魔道士長い黒髪粋な青年キャラクターを交えた「わかってるひとたち」VS「わかってないひとたち」の勧善懲悪的構図。不思議への畏敬やらきれいにまとまったまっすぐな少年の成長物語。
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あまり説教臭くなく、自然の大切さをといてくれる一冊。
怖いものについてもちゃんと書いてあるところが好感もてる。柏手を打つとか、そういった対処法がいい!
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フォローさせていただいている方におススメいただいた一冊。
身近に「不思議」が存在している黒沼村で暮らす、桜大(おうた)と弟の桃吾(とうご)の毎日のお話。
描写が古き良き日本の農村なので、舞台は「となりのトトロ」や「虹色ホタル」をイメージしながら読んだ。
お話は「蟲師」日常版という感じ。
神様や妖精を信じる心が、素直に自然に湧く村の在り方がステキです。
あまり信仰心のないわたしでも、神社仏閣などの聖域では清らかな空気を感じ、畏れ敬う心が自然に起こり、頭を下げ手を合わせる。
大きな木や小さな花の中にも、同じものを感じるときもある。
理屈ではないのだなぁ、とつくづく思う。
そんな気持ちは忘れちゃダメだけれど、本当は誰もみな心の奥底には手放さずに持っているんじゃないかな、とも思う。普段は忘れていても、その場になったら自然に湧き上がってくる、そういうものではないのかなーって。
香月さんからすれば、こんな考え方は甘いのでしょうか……。
桜大たちの日常を四季を通して描く「四季うつり」と、黒沼村にいつのまにか住みつき、馴染んでいるセンセイとの交流を描く「センセイ」の2章で構成される本作。
センセイがこれまたステキなおとなです。
先に読んだ「下町不思議町物語」の師匠同様、こどもから見てもおとなから見ても、理想の「こどもの理解者」。
途中でセンセイを訪ねてくる「ソラヤ」は他の作品とリンクしているキャラなのかな。
香月日輪作品はこれからぼちぼち読むつもりなので、どこに出てくるのか楽しみ。
その前に桜大の小さい頃のお話が収録されている「黒沼」を読まなくちゃ!
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移りゆく季節とともに変わっていく森
川遊び、へびいちご、秋祭り、雷鳴
そこで桜大たちは、不思議なものと共に育っている。
切り取られたひとつひとつのシーンが瑞々しくて、
不思議なものたちも、どこかあたたかくてちょっと怖い。
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ホラーと言うには可愛い話。
田舎に住む桜大が体験する黒沼村の不思議たち。
四季うつりは正直淡々と小さな不思議を体験する話で盛り上がりに欠けたが、センセイは面白かった。
最後のケンヤの話はほっくりした!
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香月日輪が贈る1冊完結の小説です。
舞台は、緑したたる山々と森に優しく抱かれるようにしてある黒沼村。
村の傍にある森はその奥に「禁忌の場所」を抱えていたが、村人は森を愛し、そこにおわす神様を信じて暮らしていた。
街に比べたらなにもない田舎ですがここには日本の原風景を見ることができます。
近代の日本人が忘れてしまった自然への感謝・神様への畏怖、そんな人間なら誰でも身に持っている心の在り方を考えさせてくれる1冊です。
作中での一人の少年の成長に合わせて読み手も成長させてくれる良い読み物だと個人的には思いました。
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表紙を描かれているイラストレーターさんのさやかさんが好きなので購入。
香月日輪初めて読んだ~ちょっと怖いのな。でも児童書ぽくて読みやすかった。サラーッと読めた。ちょっと怖かったけど。
全体的に可愛かったです。
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田舎の暮らし。目に見えない不思議。それを当たり前のこととして生きる人々。少し前には普通だったかもしれない日本。神罰がもっとあからさまに下るといい、って、面白い考え!尊ぶことを身を持って知る。
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引き続き、香月日輪さん読み倒し週間。
自然と不思議と共存している子どもたちの物語。今回も子供の成長を優しく見守る大人達と悩みつつも素直に優しく育っていく子供達。
でも、今までの作品の中では数十年前の日本では本当にこんな日常があったんじゃないかな。(いや、あってほしいな)と思う物語でした。
夏祭りのシーンは自分の子供の頃の思い出とかぶりました。
大げさな怪異ではなく『不思議』というのが好き。
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色々なものを信じていた子供の頃の気持ちを思い出す。ほっこりとした懐かしい感じの満足感が得られるお話です。
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開発から取り残された黒沼村。豊かな自然の中で育ち、時には人ではないものの存在も肌で感じながら、畏怖と感謝の念を抱いてきた桜大たち。
神罰、妖…日本昔話のような怪異に遇っても村を愛する気持ちは変わらない。どこかにこんな場所があっても良いよね。
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子供の頃味わった懐かしい事・不思議が起こる里でのお話にほっこりさせられる物語です(๑′ᴗ‵๑)神様や目に見えない者たちが存在するんだと感じさせる出来事や子供たちの無邪気な行動が気持ちをあったかくしてくれる★
個人的にはセンセイとソラヤのお話がまた読めるといいなー!(●´艸`)命を落としかけた青年とそれを助けた不思議な青年の話!!