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賭短距離走?を中心としたちょっと変わった話。
舞台が吉原と比較的狭い範囲なので、ちょっと工夫しないとマンネリ化しますからね。
もちろん、工夫のタイミングとしてはちょっと遅かった気はしますが。(^^;
足抜けエピソードという、ま、ありがちサイドのエピソードもありますが、もう少し少なめで良かったかな。
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足の早さを競う謎の武士、足抜きをした武士と同じと思ったら全く違った。謎の武士の謎の行動。結局は戦いの場面が無く、ガックリ!
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吉原裏同心シリーズの第17弾。ここ最近は、読後感がスッキリしないものが多かったが、今回は、本来の吉原裏同心らしい話の展開と活躍。
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吉原裏同心(十七)です
佐伯先生の作品がもつエンタティメント性と
スピード感・意外な事件という三拍子揃う作品は
少ないなぁ
面白いです!
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吉原裏同心17十周年記念~日本橋に早脚の若い浪人が立って対戦者を求めている。目を付けた読売屋が追い掛けると石州浪人・河原屋元八郎と判ったが,読売屋は吉原での競走を考えている。身元を確かめるために石州の江戸屋敷に出向くが,そのような家臣はいないと不審な点は拭えない。身代わりの左吉を訪ねると小伝馬町の揚げ屋に入っていた角間鶴千代だと云う。一方で三浦屋の振り袖新造・花邨が身体を毀して療養中であるが,醤油を飲んだ噂もある。一人の若侍が登楼した後の事らしく,故郷の出羽の出身で関わりがあるらしい。角間の素性を訪ねる内に,小梅村の寮が襲われ若い衆が二人殺され,計画的足抜だと判った時には,行方が知れない。花邨を気に入っていた砂利場の親方が梅屋敷に家を求めていたことを知って,訪ね歩くと,まさしく花邨と勘定方の地位を利用して百両を横領した宗形の姿があった。立合を求める宗形の突きをかわして幹次郎の横霞が胴を払った。身代わり業の隠居を高田馬場に訪問すると,そこには馬と競走する鶴千代の姿があり,不審な点はないと判断して五夜連続の競走を認めるが,五夜目は競走相手を決めないで欲しいと鶴千代が注文をつけてきた。四夜連続で勝利を収めた5日目現れた相手はうら若き女子であり,接戦の末に二人は抱き合って再会を喜ぶのであった~暗い話題と明るい話題,暗い話題が早々に解決して,全体の印象が明るくなった。神隠しにあった妹を捜す旅とはねえ・・・もっと前に見つかっても不思議じゃないし,娘の走り屋なら,もっと前に評判になっていただろうに・・・勝敗と賞金はどうしたんだ?
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L 吉原裏同心17
数巻前から薄墨が出張ってきてたのが急に影が薄くなりしめしめ。逆に汀女の良妻ぶりがアピールされてて、読者の声でも採用したのか?(笑)それでも薄墨がしゃしゃり出るのは仕方ないのかねぇ…汀女押しなのでつまらないぞ。
話は、緊張感のない内容。
裏同心ってばこんな話だったっけ?
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内容(「BOOK」データベースより)
金子をかけて早脚自慢に走り合いを挑む若侍が日本橋に現われ、江戸が沸いた。「御免色里」の吉原が騒動に巻き込まれ、裏同心・神守幹次郎は、若侍の正体を暴くため探索に動く。一方、吉原の大籬で人気の振袖新造に異変が生じ、やがて惨劇が訪れる。そして、幹次郎にも罠が―。か弱き女と正義、そして人の心を幹次郎の豪剣が守る。人気爆発のシリーズ、17弾。
9月22日~25日
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足抜け新造とかけっこ浪人の話。
足抜け新造は、在所にいた頃から吉原に売られてもなお足抜けの計画を温め続けていたというある意味あっぱれ。
せっかく三浦屋のような大籬に入れたというのにもったいない気も。
逆に萩野はいい身受け先が見つかって、早々に吉原を出ることに。
薄墨太夫は身受けも断り、幹次郎を思うあまり吉原に骨をうずめる覚悟、らしいのですが、いっそ吉原を出たほうがよかろうに。
かけっこ浪人は、かけっこに勝ったら一両やり、負けたら二分もらうという取り決めで始めた商売。
どうやら何か裏があるようでも、その足の速さに足自慢の男たちが軒並み撃沈。
そこに目を付けた読売と吉原の春の企画でそのかけっこを吉原前の道で五夜にわたって行うことに。
こちらは最後はすっきりとしてよかったです。
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シリーズ17巻目。
毎回、新しい事件の謎解きや江戸情緒が面白いです。
心に残るセリフ(10年前まで大工の棟梁だった、小三郎親方の、朝風呂での言葉P-130)があったので、引用に記載。
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七助親分もさることながら、その娘の粋な姿も良いな。佐伯作品の江戸っ子の描き方が大好きだ。韋駄天勝負、読売、猪牙舟…。江戸の風情を感じられる巻だったな。
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17巻も全巻に続いて比較的に安心して読み進むことができる巻だった。謎の走り屋が金銭をとしての競い走り、その裏に何があるかの展開が主のストーリーだ。
ただ、花邨の足抜け騒ぎの最後で、居合の間合いの描写も忘れていない。
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本作の一番の読みどころは、幹次郎と村崎同心の絡みです。村崎同心は登場した頃はカネに汚く威張り散らす嫌な奴という印象しかなく、ゆくゆく吉原に災いをもたらす存在になる予感があったのですが、今では分かりやすくて実はそこそこ気の良い愛嬌がある人に思えてきた。またそれを上手く転がす幹次郎も、最初の頃の堅物感が解れてきて、すっかり心の機微が分かる男になってきた印象です。
今回は刃傷沙汰が殆ど無い平和な展開で癒されました。