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チョムスキーのウォール街占拠等の運動に対する思い入れや共感等の溢れた評論や対談で、公民権運動から続く抵抗運動の歴史の中での今回のウォール街占拠を評価しています。
日本での官邸前集会や通産省前テント村等にも繋がる運動論の様な物が見えて来そうです。
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2012年、占拠は国民の会話を変えた。
アメリカは先進国の中で唯一、地球環境を守るための建設的な取り組みをしていない国家。
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読み途中だけれども、チョムスキーは言語化するまでの過程も含めて言語化と呼んでいる。
ように感じた。これ原文で読んでみたいなぁ。
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N.チョムスキー『アメリカを占拠せよ!』ちくま新書、読了。84歳になるチョムスキーの最新の講演録。1%の富裕層を守り、大企業に有利な政策を推し進める現代政治。筆者は、無名の庶民が手探りで連帯した60年代の公民権運動を手掛かりに、普通の市民が政治を動かすように励ます。迫力ある一冊。
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ノーム・チョムスキーは「『占拠せよ』運動は、過去30年間続いてきた階級間の対立に対し、初めて一般大衆が起こした大規模な反対運動だ」と述べた。
2011年9月17日、ニューヨーク市で始まった自発的な運動は、たちまち世界へ拡大したのである。
そして、この本は、チョムスキーの「ハワード・ジン追悼記念講演」を収録したものに始まり、インタビューに答えたものが書かれているものである。
いま、アメリカで起こっている「占拠せよ」運動の意味、未来が語られている。
日本の国会議事堂前の市民の静かな運動と通ずるものがある。
資本主義市民社会が進化した段階で、市民が静かに着実に動くことの重要性が示唆されている。
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「オキュパイ運動」に関するチョムスキーの演説、インタビュー、質疑応答等を収録。アメリカ社会における「99%対1%」を問題として顕在化した運動の役割や今後の課題などを明らかにする。繰り返しも多く、若干薄い印象。日本の運動を考えていく上で、一読の価値はある。
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リベラルな意見の数々には「?」と思わざるを得ない点も多かったが、日本においてもこの「オキュパイ」運動の根幹と考え方を熟慮する必要があるようにも思った。
プルトノミーとプレカリアートの論(p.41)においては、「漂白される社会」にもあったように、世の中の周縁についての論が展開されている。
日本においても、グレーであった周縁の部分が表面かされるにつれて、1%:99%の状態に近い物が構成されるように思う。
そのような背景の中で、「コミュニティを作る」ことにより、訴えかける内容をより支援者(または生活者)に近づける必要があると言う点は納得する。
コミュニティが形成されれば、少しずつ人は口を開き、そしてそのコミュニティをベースにして枝を伸ばし始める。
決して社会運動に限らず、この論は的を射る論である。
その一方で、TwitterやFacebookにただ「乗っかっている」だけでは、このようなコミュニティ形成に参加する事すら出来ないということも意味している。
ということは、やはり外から学ぶ事を意識し、そしてそのためにもソーシャルメディアを利用し、参加する意識を持つことが必要となる。
まだまだ日本で「アラブの春」や「オキュパイ運動」のようなムーブメントが起こらないのは、自己顕示=社会にに押し付けられた疎外感、評価経済社会の意識が拭えないからであろうか。
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チョムスキーのインタビュー集です。
オキュパイ(占拠)運動の現状とその可能性について,熱く語っています。
「自分たちにもできることはあるのだ」という勇気を与えてくれます。
巻末につけられた「オキュパイ運動のサポートのために」は,もしも不法逮捕されたときの処方箋が書かれていて,なかなか本気の本です。
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アメリカを占拠せよ! (ちくま新書)
(和書)2013年02月01日 14:53
ノーム チョムスキー 筑摩書房 2012年10月9日
アルンダティ・ロイさんの本で紹介されていて、初めてノーム・チョムスキーさんを読んでみることにしました。自分がぶつかっていた壁がここに見事に現されている。こういった連帯がどのように可能なのかというより可能なことなのだという証明がなされている。
僕はこういったアナーキストの連帯を模索していたが、人間というものに対する危険性も痛感していた。そこをどう乗り越えればいいか知ることができる。実際それをしている人がいるということは僕にとって大いに励みになる。
他の著書も読んでみたい。