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2012/10/16 Amazonより届く。
2017/5/18〜5/23
刀城言耶シリーズ第2弾。孤島で行われる「鳥人の儀」で密室と化した祈祷所から巫女が姿を消してしまう。同様の事件が18年前先代巫女の身にも起こっていた。はたして言耶は2つの謎を解けるのか?
キチンと複線が張られていたが、これはなかなか気付かんよなあ。なかなか、凄いトリック?であった。
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講談社文庫から出るのは9作目ですが、刀城言耶シリーズとしては、『厭魅の如き憑くもの』に続く、2作目の長編になります。
出来れば、書かれた順番に読みたかった、という気も少ししますが、シリーズものとは言っても、各小説がそれぞれ独立した事件で、他の話とはあまり関係がないので、これを後から読んでも、全然問題ありませんでした。
18年前、とある小さな島にある、密室状態の拝殿から、儀式の最中に巫女が消失し、更に6人もの人間が一晩のうちに島から消えた、という、未解決事件が、事の発端です。
そして現在(作中での)、その儀式が復活すると聞き、刀城言耶がその島に赴くのですが、再び、拝殿から巫女が消失してしまいます。
今回、科学では説明のつかない事象が残っている・・・!という事はなく、そういう意味での恐怖はありませんでしが、消失の真相が、あー・・・という感じでした。
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いつもどおり、作中の時代が昭和の戦後少し経ってからなので、おどろおどろしくていい。
ただ、島の地形や建物等の描写理解しきれず、もっと挿絵があればありがたかった。
トリックは驚くようなものではなかったし、主人公の性格の設定も不要だと思うが、作中の雰囲気はよい。
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刀城言耶シリーズは文庫で読んでいるので今回は4作目。
相変わらずの独特な雰囲気は素晴らしかったのですが、他作品と比べるとパワーダウン。
ホラーよりもミステリ寄りだからなのもあるのでしょうが、トリック、動機、どれをとってもちょっと中途半端に感じてしまいました。
キャラや役割の割に正声の影が薄かったのも一因かなぁ。
いつもの様に最後のどんでん返しが無かったのもちょっと物足りなく…。
「あれっ、終わってしまった…」という感じでした。
でもこのシリーズは大好きです。
密室は現在積読中なので来年の5月の文庫新刊が出るまでのんびり読もうと思います。
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短編集を先に読んで、割と気に入ったので今作を買ったが…あまり好きになれなかった。
私の場合、トリックがどんなだとか犯罪の理由がなんだとかより、文章の雰囲気と登場人物の面白さの方で気に入る気に入らないが決まってしまうのだけれど、今作はどれを取っても魅力を感じなかった。
昔、清涼院流水のコズミック読んだ時のような気分になってしまったのも好きになれない原因かも。
もう一作別の読んでみようかな、という気持ちにはならなかった。
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他の作品と違い、そこまでぞぞぞっとする要素は少なかったかも。
謎も全て解明もとい、推理されて、な、何だったんだあれは!?という
ぞわっとする後味もなく。妙にスッキリ。
推理に徹底した感じがあってちょっと拍子抜けやも。
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うーん、今回はちょっと残念だったかも。
おどろおどろしい雰囲気があまり感じられず、舞台も小じんまりといった感じ。特に、お得意の謎解きの疾走感がなかったのが何より残念。
このシリーズは大好きなので、次に期待します。
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今回はミステリ寄り(前作が怪奇寄りでイマイチ受けなかったので、2作目はわざとミステリ色を強めにして執筆したと、講演会でおっしゃってました)。密室からの人の消失についてのパターン分け検討の部分などとても好き。
ちょっと島の構造が判りにくくて理解しづらいところもありましたが、こういう伝承とのミックスっぷりが醸し出す雰囲気は大好物なので楽しく読めました。
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2012/12/16読了。舞台設定を説明する冒頭と、トリックの核心部分だけ面白かった。事件部分と推理を展開する部分の盛り上がりのなさ、文章の微妙さが今までのシリーズの中でも特に際立ってた。第一作目が一番良かった。もうこのシリーズ買うのやめようか・・・解決もなんか雑だったしなぁ。
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刀城言耶シリーズ1作目の「厭魅の如き憑くもの」に引き続いて読んだ今作 前作に比べ謎解きパートが多いものの、怪異鳥女の誕生の可能性を否定できぬまま孤島で登場人物が一人、また一人と消えていってしまうストーリーにはゾッとするような薄ら寒い恐怖を感じた ミステリーとホラーの上手な融合、民俗学のテイスト、物語の時代背景は昭和前中期と、このシリーズには私の好きな小説の要素が満載で是非次回作、次次回作と読み進めていきたいと思う
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死体消失、密室、自然空間という三津田ワールドの3種の神器的なものがふんだんに盛り込まれている。そのトリックとか、裏側にあるこわさとかには脱帽。
でもすっきりしないなあ。。。あのまじものとか首無を読んだときのようなぞっとする感じが、なんとも、ない。
幽女に期待だなー。
でも、冒険小説的な部分もあって、内容としては充実な気がする。
なんだろう。どんでん返しが続いて、やっと結論に落ち着いたのかとほっとしたところに待ち構えているどんでん返しに、落ちていく感じが欠落しているんだろうと思う。
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謎の人間消失!
刀城言耶の行くところに怪奇事件が待っている。
今回も現在の事件そして過去の事件の謎に挑む。
今までのよりチョイと強引な幕引きだったかな…
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説明が多いのはいつもながら、話がなかなか進まなくて途中までまどろっこしかった。
得体の知れないものが出そうな雰囲気は充分。相変わらず不安を煽る臨場感にゾクゾクする。
崇高な世界の理解は難しかったが、この真相の思いつきには驚嘆させられた。
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刀城言耶民俗ミステリ第二弾・・・でしたっけ?間になんか挟まってたっけな?
今回は、なんというかちょっと趣が異なる感じをうけましたね。最後の謎解きに至るまで次々に消えていく人々。つまり「遺体」というものは全然発見されることなく、そもそも「殺人」が起きているのかどうかすらわからないってのがちょっと面白かった。なんか変なところに感心しちゃいましたけどw
このシリーズはホラーとして読むかミステリとして読むかでだいぶ評価が異なる作品だとは思う。特に今回は実質的な殺人がちっともでてこないのでホラー好きの人にはかなり不満が残る・・・のかもしれない。ミステリとしてはどうかと言われると・・まあ大がかりなトリックだとかあっと驚くような真相というほどでもないし。。。ポジティブにいうと、どっちもそれなりに楽しめる、という感じで。
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刀城言耶シリーズ。文庫化されたのは最近だが、執筆自体は「まじもの~」に続く長編2作目。
今作はシリーズの他作品とちょっと趣が異なる感じ。ホラー的なものは薄く、推理展開もより合理的。の割りに、真相は合理的という言葉からはかけ離れたもので、意外だった。最初に展開の分類をされていたけれど、確かに言い得てるかも。私的にはこういう展開もアリだなと思った。