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近未来を舞台にした学園ミステリ。近未来で科学が発達した世界ではありますが。現代の延長というイメージがあって、さほどSFっぽくもないかも。こんな世界は、案外すぐに到来するのかもしれません。
そんな中で起こる事件。犯人が誰か、というよりも問題になるのはその動機。……うん、そうだね。普通の頭脳レベル(笑)の私には、たしかに思いつきもしないことでした。伏線はしっかりとあったのに。悔しい。
高度な技術の発展は問題も多そうだけれど、必要とする人の役に立てばいいよなあ。こんな技術が本当に実用化したら、救われる人は多いはず。
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設定といい、謎解きの方向性といい、石持さんらしい作品です。機械大好きな私は楽しく読ませていただきました。
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最近の石持作品では一番好き!ロボットを持ってきたので、不可思議な殺人事件が設定されたし、いつも問題になる動機面も◯◯◯ならしょうがないよなと、妙に納得してしまった。前半は、ジュブナイルSFとしても十分面白い。
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近未来の高校にロボットが編入してくる。殺人事件が起きるが…この作者らしい♪
2013.3.21
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なんじゃ...こりゃw?
近未来の高校を舞台に、ある日二足歩行の
人間型ロボットが転校してくる。
その遠隔操作で動くロボットの周りに、血なまぐさい
連続殺人が校内で起ってしまう。
そのロボットの世話係として任命された学級委員長
「宮野」とその友人はその事件について、彼等なりの
推理、論理展開を拡げ、その影響によってIMMID-28と
いうロボットとその操縦者である「一ノ瀬梨香」という
少女とクラス内との距離が壊れていく...。
近未来で学校に来た少女ロボット、更にそれを
バックアップする優秀なクラスメイト、そして
冷静かつ気配りの出来る主人公....この素材を
持ってしてもやはり「石持作品」に仕上げてしまった...。
ミステリにするにしても他のストーリー展開や
プロットあったような気がするんですが、やはり
こうなってしまうんですねw。
他の作品以上に衝撃的な犯人の動機によって
起される殺人事件...。石持クオリティ健在。
そのクセ、全体的にはなんか...甘酸っぱい
青春恋愛小説のキュンとするいいラストで
締めるなんて...。怪作ですw。
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図書館で借りる。他の作品も読んだが一番分かりやすかった。ただ殺人にまで発展させることがあったかと考える。最初の一撃は咄嗟だっただろうけど、ロボットを守るためにしてはやりすぎだったと思う。ラストは爽やかだったけど、現実として考えると後味悪いなぁと思ってしまった。
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高校に転校生がきてそれがロボットでなんか殺人とかも起きておおさわぎする話。
ちょっと切ないけど、ラストがいい。でも殺人の動機が強引すぎる気がしなくもない。
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近未来社会の高校が舞台。
遠隔操作によるロボットが転校生としてやってから殺人事件が発生。
設定は面白いが、動機というか殺人までの経過が、そんな理由で殺すのかなと思うようなレベル。
(図書館)
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石持浅海の新作。ミステリっちゃミステリだけど、たいしたことない。するする読めるけど、すぐ忘れそうだな。しかしこんな理由で友達を殺すかね。この人の犯罪の動機はいつも納得いかないんだよな。その割に読んでるけど。ロボットが出てきて、それ自体はこういう未来もありなのかな、と思う。しかし、フィクションとはいえ、アシモフ・アプリケーションが想定されるとは、やっぱりアシモフは偉大だなぁ。
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進学校の選抜クラスに転入生としてやってきた「ロボット」。
これは病気のため学校に来られない一ノ瀬梨香という少女を、遠隔操作で動くロボットを通じて登校させる実験だという。僕たちは戸惑いつつも“彼女”の存在を受け入れ、実験は順調なすべりだしを見せたが、小さな疑念がクラスに不協和音をもたらし、悲劇は起こった。
設定がなかなかに面白いですね。高校に遠隔操作でのロボットがやってきてみんなと学校生活がおくれるのか?という。というかそれだけで一つの「青春もの」として成り立つくらいの魅力的なお話だと思いました。
でもそこで起きてしまう「殺人」。まあそういう小説なんで仕方ないですが、別にそんな展開じゃなくても・・・真相も「うん。。まあ。。。」くらいにしか思わなかったし。それまでの魅力あふれる設定からするとちょっと凡庸に思えてしまった。もっと軽めの謎で「青春ミステリ」くらいの立ち位置でもよかったんじゃないだろうか?
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石持さんらしい作品、良くも悪くも。
うーん、物足りなかったな。
人物感情があまり出てこないんだよね。
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さいたま工科大学附属高校の選抜クラスに転校生がやってきた。
名前は一ノ瀬梨香、ただし見た目は完全に二足歩行のロボット。
病気のために学校に来られない彼女を、遠隔操作で動くロボットを通じて登校させる実験だという。
戸惑いながらも"彼女"を受け入れた選抜クラスのメンバー。しかし、ある日の放課後、"彼女"の背中は真っ赤な血に染まっていた。
新年1冊目は石持浅海さんの学園ミステリ。
SFチックな設定を持ち込んで、学園に持ち込まれた異質な"ロボット"とその向こうに居るはずの"彼女"を軸に殺人事件を描くストーリー。
石持さんの作品で、「犯人の動機」を問うのは野暮な気がするのですが、
"さいたま工科大学附属高校という、偏差値の高い高校。その中でも、さらに成績優秀者が集まる選抜クラス。そんなところで実験をやったのが、間違いだった。普通の高校の、普通のクラスでやっていれば、こんな事件は起きなかった。だって、普通のクラスなら、間違いようがないから、思い込みもないから"
って言葉で一気に冷めてしまいました。
いやいや、いくら何でも「理系エリート」に幻想持ちすぎやないですか?
もちろん、こんなツッコミは空振りになるんですが、ロボットを持ち込んでミステリを書くのに、理系エリートだからこそ起こる犯罪なんて描き方はどうなんだろう、と思ってしまいました。
「そんなやつおらんやろ」とこだま・ひびきじゃありませんが、ついついツッコミを入れそうになった時点で、物語の世界が薄っぺらく、"彼女"の正体を描いたエンディングも空々しく感じてしまいました。
うーん、殺人事件とロボットSFが噛み合っていない気がするなぁ。
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ロボットが転校生(遠隔転校生)
ミステリとしては、動機や行動がちょっと。。。
でも、ロボット転校生に対するシチュエーションと
有り得そうな周囲の反応が愉しい。
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石持作品では、ほんと良くある “ヒエラルキー高め”な優秀な人物群の中で起こる、SF小説。
石持作品の中ではライトな語り口で、全般に満ちる説教臭さ(←良い意味で)が薄く読みやすい印象だ。
終わりも珍しく(?)上昇するイメージだし。
ともあれ、共学高だったらこんな感じだったのかなー
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転校生は遠隔操作のロボットだった、学園内で起きた殺人事件とロボットの関係は?
という石持らしい不可思議状況設定ミステリ。
とりあえず言えることは、そんな理由で、人を、殺すな…