投稿元:
レビューを見る
犯人の動機がやや弱く、伏線もあからさま。学園ミステリとしての雰囲気は良かったので、「日常の謎」レベルの短編集に留めておいた方が良かったかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
No.864
ロボットをリモートコントロールして学校生活を送るのは面白い。
殺人事件が起こる動機が理解できなかった。
投稿元:
レビューを見る
なんと言っても「リアルチョロQ」が…どうやって動かすんだ?やっぱり一度後ろに引っ張ってからスタート?
投稿元:
レビューを見る
身代わりロボの正体については、「身代わり」だけに、正体の候補が限定的になるので気にならなかった。正体も予想の範囲内だったし。
ミスリードして逸らして欲しかった。
現実に起きている殺人事件の動機に比べれば、動機としてマシだと思える。
ラストのヒロインの行動は予想できなかったが、なるほどそれもアリかと。
投稿元:
レビューを見る
フーダニットで、考えながら読んでいたが、犯人の動機に全く共感できない。ちょっと無茶な展開。特に2人目は、アリバイなんかから、警察が捕まえるでしょう!
投稿元:
レビューを見る
遠隔操作で動くロボット、という設定が光る学園ミステリ。ディスカッションを重ねて真相に迫っていくスタイルは動きは無いものの非常にロジカルで面白い。やや感情的な部分が足を引っ張るが、高校生という心情を含めれば納得はする。情感が説明的で青春要素がやや薄く、SFも設定の域は出ていないが、コンパクトに纏められた良作。少し動機の面が物足りなかったが、探偵役をボカしつつ、論理的に解決を導き出したのは良かった。ラストの読後感もいい。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの石持浅海作品。
主人公 宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校選抜クラスにロボット「IMMID-28」が転校生としてやってきた。そのロボットは病気のため学校に来ることが出来ない一ノ瀬梨香が遠隔操作して操作している。病気のために学校に来られない生徒をロボットを通じて登校させる、という実験である。一ノ瀬梨香が操作するIMMID-28は選抜クラスに溶け込んできていると、学級委員を務める宮野隆也は考えていたが、一ノ瀬梨香が定期テストで驚異的な高得点を取ったことから、少しずつ違和感が感じられるようになり、ある日、殺人事件が起きる…
石持作品は動機の部分で現実離れしている小説がいくつかあるが、この作品もそんな感じ。そんなことで人を殺す?と思うけれど、まあ、突拍子もないことを考える人は現実に存在するから、現実離れしている、と考えてしまうのは私の浅薄な考えかもしれない。
殺人の動機自体は納得はいかないけれど、石持作品の人物描写は好きだ。主人公の宮野と幼なじみのヨハン・スベンソンとの関係も好ましい。宮野君がまっすぐで公正であろうという気持ちが出ているのが本当に良い。多分、このような飄々とした男子高校生、なかなかいないだろうけれど。
終章の数年後と思われる描写もよい。終わり方が綺麗だ。
キャラクターが魅力的だっただけに、もっと重厚な物語展開でもよかったのに、と思った。
投稿元:
レビューを見る
近未来の工学系高校。遠隔操作のロボットを通して、転校生として入ってきた女の子。彼女の回りで事件が起こる。
そんな理由で殺すの?と思うけれど、そこは石持作品なので仕方ないか。
真相解明の場面もなんとなく淡々としていて、犯人を追いつめる感じはあまりしない。
それも含め、なんとなく全体的に起伏が少ないような印象がするのは、なんでだろう。ロボット転校生という非日常や、事件まで起こるのに。
そんな感じで、個人的には少し読みごたえが足りないように思えた。
希望の感じられるエンディングはよかった。